AIに奪われる!? 将来なくなる仕事となくならない仕事とは

 

近年、様々な企業がAIの導入を視野に人員の削減や部署異動を行っていますね。

この流れはますます加速し、
遠くない将来に半数近い人が仕事を失うのではないかという説も
生まれています。

そうなると心配なのが、自分の仕事も無くなるのではないか
ということですよね?
そこで、迫るAI時代を前に、将来も無くならないであろう仕事をご紹介します。

改めて知っておきたいAIでできること

まず始めに知っておきたいのが、AIで何ができるのかということです。
AIができることは、将来無くなる可能性が高まりますから、
できるだけ避けた方がよいと言えるでしょう。

身近にあるAIといえば、Siri自動運転機能でしょう。

iPhoneに搭載されているSiriは、相手の発言を理解し、
自分で判断して適切な返答を行っています。
さらに「OK! google」の合言葉で有名になった「google home」は、
人の声を認識して
適切なアクションを取ります。

また、自動運転は周囲の音に加えて映像をも認識し、
それが障害物なのかどうかを判断するシステムによって
成り立っています。

このように言葉や音、そして画像を認識して処理し、
そして、判断する機能が既に可能になっており
実用レベルまで研究が進められているのです。
しかも、新たな情報を得ればその分だけ学習し、さらに、
精度を高められるだけではなく、
れを忘れることが無いのもAIの特徴です。

人の記憶力には限界がありますし
人ひとりの経験では判断を誤ることもあるでしょう。
そうした人が苦手としている分野は、
AIであれば完璧に補完できてしまいます。

ですから、
どう付き合っていくのかを今の内から考えておかなければいけません。

すぐそこまで迫っているシンギュラリティ

シンギュラリティという言葉をご存知でしょうか?

もしくは、2045年問題という言葉であれば聞いたことがあるかもしれませんね。

シンギュラリティを日本語にすると技術特異点といい、
2045年問題とは人工知能の技術が更に進化して
AIの知能が全人類以上の知能を持ち、
そこからはAI自身がより高度な技術を生み出していく未来を予言した
ものです。

そうなった時に、人はシステムを使いこなすことはできるのでしょうか?
そして、われわれの仕事は残されているのでしょうか?

工場作業も、事務作業も、そして事業運営さえもAIがすべてを管理、実践し、
そして人はAIが作った建物に住んでAIが育てた野菜やお肉を食べる、
そんな未来が待っているかもしれません。

その時、われわれの仕事はどこにあるのでしょうか?

AIに取って代わられるであろう代表的な仕事

それでは、今後無くなっていくであろう仕事はどのようなものがあるのでしょうか?

例えば、自動運転の普及によってタクシーやトラックを中心とした運転手
次第に数を減らしていくでしょう。

WEBの世界でも、ライターやマーケティング職も減っていくかもしれません。
薬事法や類似の問題が上がりやすいライターですが、
AIが発展していけばそうした問題をクリアしつつ、
質が高い文章を書けるようになるでしょう。

マーケティングも、今ではマーケティングオートメーションというシステムが普及し始めているように、
システムが自分で判断して、最適な施策を行えるようになるでしょう。

更にシステムを作るプログラマー自体も、より正確に、より素早く
プログラムを作りだせる
AIに取って代わられる可能性は高そうです。

またビジネスという観点から見ると、業務がシステム化されることで、
人材紹介や派遣などの人を仲介するビジネスも少しずつ
立ち行かなくなるかもしれません。

そしては、そうなった時に
会社員としての働き方しかできない人は
少しずつ仕事が奪われていく可能性があるでしょう。

すでに仕事は奪われ始めている

「これから」ではなく、「既に」無くなり始めている仕事もあります。

例えば、銀行の窓口業務は少しずつ減り始め、
人員削減や異動が実際に起こり始めています。
これは、入出金作業や申し込み作業は
全てインターネット上からでもできるようになっているからです。

証券会社も、今はネットで取引が完結するようになっています。
銀行ではなくスーパーのレジも、最近はセルフレジが増えてきていますよね。

また、主にWEB業界を中心に、営業マンも仕事を奪われ始めています。
この場合はインターネットによって奪われている流れですが、
インターネット技術の発達によって、この流れはますます顕著になっていく
でしょうし、倉庫での荷詰めや棚卸も、少しずつ機械化が
進んでいますよね。

このように、いたるところで機械化が進み、
仕事が無くなり始めているのが現状です。
スキルや経験、信頼というのは、一朝一夕で身につくものではありません。

ですから、今の内から対策をとっておかないと、
いざという時に仕事がないという状況になりかねない

ということを覚えておかなければなりません。

AIが増えても絶対になくならない仕事

さて、それではAIが発展しても無くならない仕事とは
どのような仕事があるのでしょうか?

例えばプロスポーツ選手。
確かに、機械やAIが発展していけば、人よりもはるかに高い能力を持つ
人型ロボットを作ることは可能でしょう。

ですが、スポーツは人が行うからこそ感動やドラマが生まれるのであって、
機械ではその感動は生まれません。

また、俳優業も無くなることは無いでしょう。

細かな表情や表現、そして体の動きは、
簡単に生み出せるものではありませんし、どんなに精密に作れたとしても、
人ではないと分かった時点で、どこか心が覚めてしまいやすいものです。
ですから、俳優業も無くなることは無いでしょう。

さて、二つの職業をご紹介しましたが、
これらは誰もが簡単になれる職業ではありませんよね?
生まれつきの才能や厳しい競争に勝たなければならない仕事です。

ですが、その中に共通点も見つけられたのではないでしょうか?
そう、それは「感動を与えること」です。

人にあってAIにないもの、それは心であり感情です。
もちろん、AIが発展していけば個人個人に合わせて寄り添った言動を
とれるようになるかもしれません。

ですが、その質や適性で人を超えることは難しいでしょう。
ですから、人の心を揺さぶるような仕事をしていれば、
仕事が無くなるという事は無いでしょう。

例えばクリエイターやカウンセラー。

デザインというのは、上手い絵が人の心を揺さぶるとは限りませんし、
独創性を持たせるのはAIには難しいことですから、
そこに人が活躍できる場所がありますし、
カウンセラーも人に寄り添うという意味で最適です。

また、先ほど紹介した営業職も、ただ物を売るだけではなく
クライアントの悩みに親身になって
コミュニケーションを測れるのであれば、需要が尽きることは無いでしょう。

このように、
同じ職業でも取り組み方で淘汰される人と生き残る人が分かれるものです。

単純作業で業務をこなすだけであれば、
時代が進むにつれて次第に淘汰されていくでしょう。
ですが、そこに心が入ることで存在価値は大きく変わるのです。

20年後も安定して仕事をするために今から取り組んでおきたいこと

将来を見越して今から取り組んでおきたいことの一つに、
自分一人でも仕事を生み出せるようになっておくことが挙げられます。

会社は雇用を守らなければなりませんが、時にはリストラという選択を
することもありますし、
会社そのものが立ち行かなくなってしまうこともあります。

特にこれからの時代は、外国の労働力がますます入り、
そして企業同士の競争力も激しくなっていくことでしょう。

また、会社の中だけでは得られるスキルや経験も限られるため、
いざという時にアピールできるものが無いという状況にもなりかねません。

そうした状況を回避するためには、
自分で事業や仕事を生み出し、そして自分で稼ぐようになることが必要です。

それはすなわち、これから訪れるであろうAI時代に備えることにも
繋がりますし、
結果的に企業に必要とされる人材にもなるのです。

今は副業もしやすくなっていますし、
実際に副業を始めている人も多いですから、
まずはそこから始めてみるのも良いでしょう。

まとめ

これからの時代を生きる人はAIへの備えをしなければいけませんし、
更には定年退職後も長生きする人が多くなるでしょう。

ですから、
早いうちから自分で食べていく術を身に着けていく必要があります。

AIの時代がきても生き抜くためにはどのようなスキルが必要なのか、
そして、何を経験していけばよいのかを考えて、
日々仕事に取り組んでいきましょう。

今から準備!
リスクを最小限にしながら事業経験ができるプチ起業について解説