【診断】自分が本当にしたいことを知る 15の方法

- 今の仕事を一生続けるイメージがない。
- でも、他に何がしたいのかわからない。
- やりたいことを見つけて仕事している人を見ると、うらやましいと思う。
そんなお悩みはありませんか?
実は、「やりたいこと」を見つけるにはコツがあるのです。
これまで400名以上の方の「やりたいことを見つけて仕事にしたい」という、ご相談に乗ってきてわかった「やりたいことを見つける方法」をお伝えします。
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目次
毎日の振り返りをする
「何がしたいのかわからない」理由の1つとして「自分をしっかり振り返っていないこと」が考えられます。
私自身にも経験がありますが、私たちは普段、仕事などで人から評価判断される生活を送っているため、つい「人からどう思われるか」を気にしがちです。
そして、人からの評価を気にしているうちに、だんだん自分に意識を向ける機会が少なくなってしまいます。
ですので、まずは「自分に意識を向ける」時間を取ってみることをお勧めします。
毎日、一日の終わりに、今日を振り返り、日記をつけてみましょう。
単に「こういうことがあった」という事実だけでなく、その出来事に対して「あなたがどう感じたのか?」まで思い出して書きましょう。
「もっとこうしなければいけない」などの「~べき」は横に置き、ただ「自分がどう感じたのか?」だけを書いてみてください。
喜怒哀楽を観察する
日記を書く習慣が付いたら、あなたの「感情」をよく観察してみます。
「感情」は、「やりたいこと」とつながっているからです。
やりたいことを見つけるには、あなたの「価値観」を知ることが大事です。
価値観とは、あなたが「これが大事」と思っていること。
「こだわり」とも近いです。
価値観に合う行動をしている状態が、すなわち、「やりたいこと」をやっている状態。
そして、あなたの喜怒哀楽の「感情」が価値観と密接な関係があるのです。
価値観に合うことをやっているときは、気持ちも前向きになりますよね。
逆に合わないことを無理やりやっているときは重い気持ちになりませんか?
このように、あなたの「感情」には「やりたいこと」を見つけるヒントが隠されています。
普段、「怒り」「悲しみ」などの「マイナスの感情」をなるべく感じないようにしている方も多いと思います。
でも、そういったマイナスの感情も、「なかったこと」にしてはいけません。
「ああ、自分は悲しんだな」「怒っているんだな」ということを、まず受け止めるようにしましょう。
小さい「好きなこと」を大切にする
「やりたいことを見つける」と言うと「人生の目的」みたいな大それたものでないといけないと思うかも知れません。
でも、そのような大きな目標は、なかなか見つかるものではありません。
(一生見つからない方もいるかも知れません)
また、そういう大きな目標がないと生きていけないわけでもありません。
もし「大きく立派な目標を立てなければ」と思っているとしたら、まずはその思い込みをわきに置きましょう。
そして、小さい「好きなこと」に目を向けましょう。
- お仕事でお客様の笑顔を見るのが好き、
- カフェめぐりが好き、
- 小説を読むのが好き、
そういったレベルで構いません。
そして、そういった「好きなこと」をやっているときの「喜びの気持ち」をじっくり味わってみましょう。
行動してみる
あなたには、何か少しでも興味のあることはありますか?
興味のあることはあっても「でも、それが本当にやりたいことなのかわからない」などと言って行動にうつさない方もいます。
でも、それではずっと「やりたいこと」は見つかりません。
なぜなら、頭の中でどんなに考えても、「やってみないとわからない」から。
行動にうつしてみて初めて「これは好きだな」とか「イマイチだな」とか分かるのです。
私の知人で、「国際協力の仕事に興味がある」という方がいました。
その方は、試しに海外の方に日本語を教えるボランティアに参加してみました。
「仕事にするのはちょっと違うな」と感じましたが、楽しかったので今もボランティアでときどき参加しているそうです。
もし、その方が「国際協力に興味はあるけど、やりたいことなのか、わからないから」と言って行動しなかったら今でも分からないままですよね。
「興味がある」と感じたことは、どんどん行動して、確かめてみましょう。
「得意なこと」を挙げる
あなたが今まで生きてきた中で、何かしら「得意なこと」があると思います。
たまに「自分には得意なことなんて一切ない」とおっしゃる方がいますがそんなことはありません。
(たぶん、そういう方は、得意なことを「見つけたくない」だけです)
「得意なこと」は「やりたいこと」と必ずしもイコールではありません。
でも、やっていて苦にならないということは、あなたの強みを活かせているということ。
不得意なことを無理やりやるより「やりたい」度合いは強いでしょう。
「自分の得意なことがわからない」という方は何か周りから「すごいね」と言われたことがありませんか?
そういったことを思い出してみましょう。
自分では「できて当たり前」と思っていても、周りから見たら「すごいこと」かも知れません。
時間の制限がなかったらやりたいことを考える
もし、まったく時間の制限がなかったら、どんなことをやってみたいですか?
これまで「やりたいな」と思っていたけど「時間がないから」を理由にあきらめていたことはありませんか?
今の仕事などの現状は関係ありません。
「できる」「できない」は置いておいて、やってみたいことをすべて書き出してみましょう。
いろいろな仕事を知ってみる
あなたが「自分が何がしたいのかわからない」と悩んでしまうのは、あなたの今までの経験の中だけで判断しているからかも知れません。
今の仕事を「やりたい」と思えない、でも、他の仕事をやったことがないから他のことをやるイメージもつかない。
そんな状況ではないでしょうか?
もしそうであれば、もっと視野を広げてみるとよいでしょう。
会社の人や昔からの友人以外の人たちとお付き合いしてみてください。
いろいろな仕事をしている人と知り合って、話を聞いてみましょう。
あなたがまだ知らない世界が見つかるかも知れません。
完璧に納得しようと思わない
あなたをがっかりさせてしまうかも知れませんが
100パーセント「やりたい」と思えることが見つかることはほとんどありません。
どこかに「完璧にやりたいことをやれる世界」があるわけではないのです。
イチロー選手のように、幼いころから1つのことが大好きで、それを仕事にして没頭できる人はごく、わずか。
多くの方は「大好きというわけではないが、ある程度情熱を持てる」ということに頑張って取り組んでいるのです。
お勧めは「6割程度」やりたいと思えたら、まずは試しに取り組んでみることです。
目の前のことを一生懸命やる
もし、目の前の仕事が「絶対にイヤ」とか「このまま続けていたら心身の健康を害する」という状況でなければ、まずは、目の前のことに一生懸命取り組んでみることをお勧めします。
なぜならあなたの「本当にしたいこと」は、何かに一生懸命取り組んだ結果分かるものだから。
目の前にあることが、もしかすると「やりたいこと」かも知れません。
でも、それに頑張って取り組まず、中途半端でいると、それが本当にやりたいことなのかどうか、わからないままです。
一生懸命やってみて、初めて「この仕事は合っている」「合っていない」が判断できます。
やりたいことがない自分を許す
「本当にやりたいこと」に向かって充実感を持って取り組んでいる人を見るとうらやましくなる気持ちは分かります。
でも、「やりたいこと」は本当にないといけないのでしょうか?
やりたいことをやっている人と自分を比べて、自分にダメ出ししていませんか?
本当は、「やりたいこと」があろうがなかろうが、どうでもよいことなのです。
どちらが正しくて、どちらが間違っているということはありません。
まずは、やりたいことがなくても、自分を責めないように。
やりたいことがあろうがなかろうが、あなたの価値は変わりません。
寿命があと5年と宣告されたら何をしますか?
寿命があと5年と宣告されたら…
今、心に認識していることは、どうでもよくなるくらいの大転換が起こるかもしれません。
いつまでも今が続くような感覚でいる時には浮かばないことってたくさんあると思います。
きっと、自分のホントのところが見えてきそうです。
でも、病院のドクターから宣告される現実に遭遇しない限り、そのホントのところに出会える人は少ないかもしれないですね。
あくまで想像の世界という意識が邪魔になる人もいるでしょう。
確かに、寿命があと5年ですと宣告される確率は、不確かなものです。
でも、絶対不変の現実があります。
その5年後ですら、命が今と同じに続いている保証は誰にも与えられていないということです。
どんなに若くて元気でも、その命の終わりが1年後にやってくるかもしれません。
もっと言ってしまうと、明日だってわからないことなのです。
そもそも、何がしたいのかわからないというときは、今と違う1年後や5年後の未来を描くのも難しいってことではないでしょうか。
あなたは「今と違う」未来を望んでいますか?
もしYESなら、正直に心の中を覗いてみましょう。
幼少期を思い出して振り返る
小さい頃というのは、今より経験や知識が少なくて、怖いものが少ないんです。
お金のことも考えてない(考える知識がない)ですし、社会で通っている常識もあまり知らないので自分の許容枠が広い!
世界が狭いので、世間体も気にしません。
その小さな頃の自分が「あなたのしたいこと」を教えてくれることがあります。
とりあえず、私のしたいことって「なに?」という疑問を忘れて振り返ってみましょう。
【質問1】小さいころ、大好きだったことは何でしたか?
ヒーローやヒロイン、キャラクター、お友達、習い事、スポーツの練習。
公園、大きな木、雨の日、運動会、ママの読んでくれる絵本。
それが何?と思われるかもしれません。
答えが出てきたら、どうして、それが好きだったか、まで考えてみましょう。
【質問2】子供時代のあなたはどんな子でしたか?
家族、お友達、先生からどんな子って言われていましたか?
周りの人の言う、あなたについての「○○な子」をどんな気持ちで受け止めていましたか?
そして、忘れてはいけない「自分は自分のことをどんな子だと思っていたか」ということ。
○○ができない、○○をしない、○○の癖があるなど、直しなさいと言われ続けたことを、そのまま自分は○○な子にあてはめている人が多いみたいです。
表裏一体、紙一重ですからマイナス要素が「やりたいこと」を見つける材料になる可能性もなくはないでしょう。
でも、せっかくですから、ポジティブな面も思い出してみましょう。
- どんな場面での自分が一番好きでしたか?
- 嬉しかったことってどんなことだったでしょうか?
- お友達にありがとうって言われたのはどんなことでしたか?
- 戻れるとしたら、何をしていたときの自分に戻りたいですか?
- いつの間にか数時間が経った感覚のあった日、何をしていたのですか?
- それをしている最中に、次はいつかな、次も楽しみって思った経験は
ありますか? - 純粋に夢中になっていたこと、思い出せますか?
本当の自分を認めよう
では、今度は、今の自分に向き合ってみましょう。
あなたは、今の自分のことをどう思っていますか?
自分が何がしたいのかわからないというとき、2つの傾向が見られるようです。
1つは、自分のことが分からない。
その分からない自分を「自分はダメ」と評価してしまったりしているかもしれません。
自分のことを完璧に理解している人はきっといないと思います。
人やモノや自然、自分を取り巻くすべてとの関わりの中で、理解できていくもののようです。
自分のことなのに、なぜ分からないのでしょう。
何が、分からなくしているのでしょう。
意外にも「本当の自分を認めたくない」心が隠れているかもしれません。
これが、2つ目の傾向です。
「ダメな自分」「上手にできない自分」「弱い自分」「パッとしない自分」「嫌な自分」こんな自分は出したくないし、分かっても嬉しいものではありません。
そして、「そんな自分は認めない」が発生します。
認めなくても、その「ダメな自分」「嫌な自分」は自分の一部です。
心は、蓋をしたり、抑制したりすることに奮闘してるんです。
そして、○○がしたい!を感じる心を凍らせてしまうのです。
また、何をやってもダメだろう、上手にできないだろう、につながって実のところ「何もやりたくない」「何かをする勇気がない」となっているとも考えられます。
きっと、自分の中のあれも、これも、それも認めてあげれば溶けていくはずです。
自分を認められたら、究極のリラックスが訪れて思考も柔らかくなっていくでしょう。
やりたいことは見つけるものではなく受け入れるものです。
受け入れられない(やってみない)と、分からないままなのです。
そんな自分もあり!
で、その自分で何をしたいの?って堂々と願望を見つけ出しましょう。
自分とは何者なのか書き出してみる
生まれてから今日までの自分の年表を作ってみましょう。
時間もかかるでしょう。
書き出すと手が痛くなるほど手間もかかります。
頭の中もフル回転で大集中します。
このとてつもない集中が「あなたのしたいこと」の発見を後押ししてくれます。
もうひとつ、書き出すことが昇華につながっていきます。
「わからない自分」について、○年に○をして○になった。
○年に△△があって××と思った。
一個一個、書き出すごとに自分を知り、自分を認めることになるのです。
いいこともちゃんと書き込んでくださいね。
「やったじゃん!自分」もたくさん感じましょう。
自分が分からない時って、感情の振れ幅が狭くなるみたいです。
いいことで心の位置をアゲることで、やりたいことが湧いてくる可能性を高めましょう。
出来事を書いたら、思いつく関連性のあることを何でも書き加えていきます。
関わった人、成功や失敗、そのときのエピソードや感情、その時点での結果、数年後の出来事とのつながり、節目、経験、嬉しかったこと、うまくいったこと。
多くの始まりと終わり、挑戦と結果があったと思いますが、今もその人生プロセスの途中です。
自分の経験は途切れ途切れのように見えても、すべてつながっているのです。
何かに向かっているとしたら、最後はどんなことに行き着きたいですか?
心のやりたいことブロックを外そう
やりたいことをするのは、難易度が高いと思っていると考えることのハードルも上がります。
確かに大スケールのやりたいことをしている人もいます。
でも、日常の些細な時間の中でも、気軽に見つけられることも知っておきましょう。
やりたいことをするのは、贅沢やわがままなことだと思うなら行動に制限が掛かるでしょう。
やってみなければやりたいことかどうかさえわからないのに。
そもそもやりたいことをするのは、悪いことではありません。
やりたいことをするには、常に大きな犠牲が伴うと思っていると、自分の中に抵抗が生まれます。
もちろん、実際にやりたいことが、人生の大きな決断を伴うこともあるでしょう。
でも全てを100かゼロかで片づけてしまう必要はないのです。
やりたいことって、今までの経験とまったく違うことの中に隠れていると思っていると、すでにある「実はコレ!」に気付けず、やりたいこと探しがずっと続いてしまうかもしれません。
こういうのが好き、こういう生活がいい、こんなのが合う。
そんなポジティブな感覚が、やりたいことの根源。
新しいこともすっと受け入れられるようになると思いますよ。
まとめ
いくつか、自分で「やりたいこと」を見つけられる方法をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
私自身も、30代半ばまで「何がしたいのかわからない」と悩んでいました。
やりたいことを見つけて起業している人などと自分を比べ、「だから自分はダメなんだ」と自分を責めていました。
なので、悩む気持ちはとてもよく分かります。
でも、6割程度「やりたい」と思える仕事で起業し一心不乱にやっていたら、いつの間にかその仕事を好きになっていました。
あなたも、悲観する必要はまったくありません。
ぜひ、ここでお伝えしていることをラクな気持ちで取り組んでみてくださいね。
応援しております。
「どうやったらビジネスで成功できるのだろう?」
ビジネスの成功法を実際に取り組むべき内容と心構えに分けて、それぞれご紹介します。
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