【継続は力なり】ビジネスで成功するために欠かせない「継続する力」とは?

 

あなたには、「ずっと続けていること」がありますか?
今までで一番長く続いている(続いた)ことは何でしょう?

無意識に継続していることもあるかもしれませんね。

一方で、何かを始めても、いつも三日坊主…という人もいます。
「やる気」だけでは難しい継続。
何をするにも、それが問題。

「継続は力なり」
結果を出してきた人生の先輩たちによって証明され続けている真実です。
成功(結果)は、継続によって成されています。

今回は、継続できない原因や継続するための思考をご紹介します。
継続のコツを押さえて、あなたらしい「結果」につなげてください!

「継続は力なり」とは?

「継続は力なり」は何事も諦めずに続けることが成功・結果につながるという意味のことわざ。
座右の銘にしている人も多いですよね。

誰の言葉かは諸説あるようですが、仏教(浄土宗)の宗教家、住岡夜晃氏(1895~1949)の「讃嘆の詩」にも記されていたようです。
その中では、「念願は人格を決定す 継続は力なり」と説かれています。

英語にも似たような表現に、以下のようなものがあります。

Persistence pays off. 粘り強さは成果をもたらす
Practice makes perfect 練習が完璧を作る

これらの言葉からは「力(成功や結果、達成)をもたらす継続」の存在が示され、同時に、その必要性が伝わってくる気がします。

「継続する力」で成功した有名な人物とは?

継続する力によって成功を遂げた有名な人たちをご紹介しましょう。

皆さんも、一度は聞いたことのある人たちだと思います。
分野は異なっていても、この方々は自他認める成功を成し遂げています。

結果的に「凄い人」と言われていますが、彼らも私たちと同じ1人の人間。
共通していたのは、熱い「情熱」と途方もない「継続」です。

トーマス・エジソン

スイッチひとつで、好きなだけ部屋を明るくしていられるのはエジソンのおかげかも知れません。
現代人の生活を作り出すさまざまなモノに彼の研究・実験が息づいています。

彼は、発明王と呼ばれます。
巨額の資産を築き、お金持ちにもなりました。

しかし、その一つ一つの発明は、決してポンポンとたやすく湧き出たものではありません。
発明までには、数千~数万回という実験を繰り返した人なのです。
彼はこんな言葉を残しています。

「私は失敗したことはない。
ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけた」

1万通りの失敗をすることがどんなに大変か、想像することすら難しい域です。たとえ失敗だったとしても、「ダブりのない1万通り」の裏側には、繰り返すルーチンが必要だったと考えられます。

イチロー

先ごろ、現役を退いた野球のイチロー選手も類まれなる継続力の持ち主です。

40歳を超えてなお、世界レベルで野球界の記録を更新し続けた選手だということは皆さんもご存知でしょう。
彼は子どもの頃から野球を通じて、継続することの価値とパワーを深く理解していきます。
継続を通してセルフイメージを高め続けてきた人でもあります。

彼が継続してきたことは戦略的で計画的、しかも綿密です。
目標設定、細分化、好パターンを知りルーチン化する。
「習慣」に満ちた生活は有名ですよね。

選手としての技術やセンスは才能ではなく継続によって磨かれたものだったのです。

カーネル・サンダース

KFCの店頭で見るカーネルおじさん。
誰もが知る世界的なフランチャイズチェーンの創始者・カーネル・サンダースです。

彼は、65歳まで幾度ものビジネスの失敗に見舞われています。
残ったものは車と月100ドルほどの年金だけでした。
そんな中でKFCを創業。

ビジネスモデルとオリジナルレシピを紹介するため営業に全米を回ります。
断られた数1,009件。年金はガソリン代に消え、車で寝泊まりすること約3年。

やっとフランチャイズチェーンの第一号を得たのは、70歳目前、1,010件目。
その1,010件目の営業まで、諦めなかったことが、今日のKFCという歴史的な結果につながっています。

チェーン店から支払われるのは「売上一本あたり5セント」の収入。
苦難の生活からお金持ちへとのしあがったのです。

【モチベーション?やる気?】なぜ、継続できないのか?主な4つの原因

継続って難しい…
そのように感じている人は多いでしょう。
ここで、継続できない原因を探ります。

あなたが「続かない人」なら当てはまるものがないかチェックしてみてくださいね。

明確な目標設定ができていない

何かを始める背景には「やろう!」と思う理由がありますよね。
ある程度定まった目的がモチベーションになって、アクションを促すものです。

たとえば、ダイエットを始めるのは、きれいになりたい、モテたい、健康を維持したいなどの明確な理由や目標。

英語学習であれば、海外旅行を楽しみたい、外国人の友人がほしい、仕事で英語を使って挑戦したい、など。

しかし、結局続かない人は具体的な目標まで落とし込めていないことが多いです。

「いつまでに、どれくらいまで、どんな方法で、どうなっていたいか」ということ。

目標の明確さは、継続できるかできないかに大きく影響するのです。

「できない理由」ばかり見つけている

継続できない人は、できない理由を見つけるのが得意です。

忙しい、時間がない、疲れている…できない理由として、何でもあてはめるのです。

雨だから、場所が違う、頼みごとをされた、誘われた、急な用事ができた、見たいテレビがある、眠い…だるい…一日の中で他のことを探せば、いくらでも出てくるでしょう。

結果的に、できない理由を見つけて、それらを理由に「できないことを正当化している習慣がついている」のです。

諦めるのが早い

先に挙げた3名の有名人に共通「しなかった」のが「諦める」ということ。
皆、諦めることなく続けたことで結果にたどり着いています。

「諦めない」の背景には、必ず失敗や不調、苦悩が存在します。
失敗ゼロ、不調ゼロでうまくいくのは偶然、いや奇跡です。

3名に限らず、成功者のほとんどが「諦めなかった経験」を積み重ねています。

継続できない人は、失敗や不調、苦悩に出会ったとき諦めるのがとても早いのです。
「投げ出すこと」が習慣化してしまうのです。

「ダメだ、できない」が続くと「どうせ私にはできない」が定着しています。
「どうせ何をしてもダメだろう」が前提では何をやっても「やっぱりダメか」となり、諦めてしまいます。

無意識に「継続できない自分」を刷り込んでいるようなものなのです。

完璧主義

継続できない人は、最初から完璧にこなすことを自分に要求します。

完璧にできない自分を責め、出来ない自分を罰し、モチベーションを自ら下げたりします。
そもそも、最初から完璧は無理なのです。

とくに、何かをゼロから始めるときというのは今までと大きく環境が変わります。
そこには、心理的抵抗があり負荷がかかるのものです。

一回一回の取り組みのハードルが自分で高くすれば、するほど自分で自分の首を締めて、継続を難しくさせているのです。

継続できる人は、たとえ時間がかかっても継続することで「段々、少しずつ」出来るようになったりうまくなること・改善されていくことを知っています。

ですから、最初からできないことをストレスに感じません。
むしろ「うまくいかなくて当然」なのです。

結果はどうであれ、一回一回の取り組みにトライした自分を常に褒め、どんな状況であれ、いかに楽しむかというポジティブな心境で常に臨むのです。

【脱・三日坊主】「継続する力」を習慣付けるために必要な3つの思考

では、三日坊主を脱却するためのコツをお伝えします。

「努力しよう」とか「自分に負けない」などの根性論ではうまくいかないものです。

具体的に考え方・やり方を変えながら、あなたの継続を実現していきましょう。

ビジョンを明確にする

何かを「やる!」と決めたときに明確なビジョンを描きましょう。
ビジョンとは、継続の先に待っているあなたの理想像です。

「何を・いつまでに・どうなっていくのか(いたいのか)」を決めて行動します。

「半年で5キロのダイエット」が成功した先に、どんなことが起きるのか。
成功した自分の生活は今と違い、どんなものなのか。

・着たいアイテムは?
・出かける場所は?
・一緒に過ごす人は?
・やせた自分は、今の自分と「どう違い」変われるか?

「2年後に起業」するまでに今、これからどう行動するのか。
起業後は、どんな仕事環境が待ち受けて、自分はどうなっていたいか。

・どんなスキルを身に付け、どんなことができるようになってる?
・どんな人と一緒に仕事をしたいか?
・お客様に、どう貢献したいか?
・どんな仕事のシーンが浮かび、その時の自分はどうなっている?

まだ、たどり着いていない地点ですが小さな目標を一つずつクリアしながら目指していく地点です。
頭の中で常にそのビジョンを描き、毎日のモチベーションにしましょう。

続けられる工夫する

単純に「やるぞ!」と行動するよりも続けやすくする工夫をしていきましょう。

同じことを繰り返していると、苦しくなったり、つまらなく感じたりすることがあります。

ここで必要となるのは、我慢や忍耐ではなく「工夫」です。

どうせやるなら、楽しく感じられるほうが良くないですか?

継続するそのこと自体に「快」を感じることは継続のための大切な要素でもあります。

「あとでご褒美」というのも一手ですが、そのものに楽しさを感じられたら最強です。
これを実現できれば、継続はそれほど難しいことではなくなります。

例えば、教室での算数は嫌いでも、アプリの計算ゲームは楽しめる!という子どもは多いですよね。
より楽にクリアしやすい方法から取り入れたり、楽しくできる人と一緒に取り組んだり。

やり方は、決して1つではありません。
是非「あなたなり」の楽しいやり方を探し出してください。

設定目標のハードルを少し下げる

目標を掲げ、ビジョンも描いたら、あとは積み重ねていく。
でも、あえてハードルを低くしておくのが「継続のコツ」です。

あれこれ一気に行わない。
一回のこなす量を大量にしない。
あれもダメ、これもダメと制限を設けすぎない。
きっちりの時間や回数を求めすぎない。

継続に際し、ある程度のやり方やルールは必要です。
しかし、ルールを守れなかったときに、ネガティブな感情が生じ自分を罰しないでください。

緩めに設定して、クリアしやすい目標にして一つずつクリアし続けていくことが大事です。

必死にやみくもに頑張ることを目標にせず、あくまで「毎日継続する」ことに重きをおきましょう。

まとめ

「継続は力なり」を実感できると、とても気持ちがいいものです。

「私にもできる」「私はできた!」と大きな自信が手に入ります。
目標の達成や成功には常に苦しみが伴う、という考えや根性論は捨ててください。

ただ、やるべきことを見極めて、細分化し、淡々と明確なビジョンを胸に抱き続け、一つずつこなしていく、一つずつやった・できた自分を大いに都度、褒めましょう。

そして、せっかく何か始めるのであれば、楽しくやりましょう!
あなたにとって「どうすれば、できるか続けられるか」考える習慣を持ちましょう。

後々、振り返ると一回一回の積み重ねがあなたを確実に変化・成長させ、思い描いた「なりたい自分」に近づいていることでしょう。

あなたは、どんなキャリアを積んで生きたいですか?

キャリアについて考えることは、自分がどんな生き方をしたいか「どんな人間でありたいか」ということ、とイコールです。

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