挫折があるから人は成功する!折れかけた心を奮い立たせる言葉10選
誰もが一度は、仕事がうまくいかずに挫折しそうになった経験があるでしょう。
その時に大切なことは、
少しでも早く折れそうな心を奮い立たせることですよね?
そこで助けになるのが、成功者が語った言葉です。
憔悴した心には、前向きな言葉がこれ以上ない栄養となります。
ここでは、挫折しそうになった時に
何度も読みたい成功者の言葉をご紹介します。
目次
挫折感を覚えた時に素晴らしい言葉に触れた方がいい理由
まずは、なぜ言葉が心の栄養となるのかを考えていきましょう。
人には、様々な考え方や価値観がありますが、
業界や職種を問わず様々な人の話を聞いていると、
共通した考え方や価値観を持っていることが分かります。
そして、その共通した価値観こそが、成果に再現性を生み出す元になります。
ですから、日頃から成功者たちの言葉を読むことで仕事で成果を
生み出しやすくなるのです。
そして、そうした言葉の意味を本当に理解できるのが
挫折しそうになった時です。
何も経験していない状況で言葉に触れたとしても
いざそのような状況になってみないと、
自分事として捉えるのはなかなか難しいものですよね?
特に、挫折しそうな時の前向きに考えられないメンタル状況こそ
成功した人たちの言葉が机上論ではなく、
現実問題としてその言葉の意味を理解できるようになる
最適なタイミングであり、
成功の再現性を理解する最大のチャンスなのです。
仕事の失敗から挫折感を覚えた時に読みたい言葉
挫折しそうな時に読みたい言葉は、状況によって適した言葉が異なります。
まずは、仕事で失敗した直後に読みたい言葉を紹介します。
「失敗したわけではない。それを誤りだと言ってはいけない。
勉強したのだと言いたまえ。
(トーマス・アルバ・エジソン)」
まず初めに紹介するのは、発明王として有名なエジソンが残した言葉です。
素晴らしい成果を生み出していく人は、事実と解釈の違いを
よく理解しています。そして、エジソンは
失敗とはあくまでも解釈であり、
成功するためには勉強という解釈をすべきだと語っています。
失敗と解釈してしまうと、気持ちが落ちて動きが鈍くなってしまいますし、
失敗とは結果ですからそれで終わってしまいます。
ですが、勉強と思えば必ずそこから学びがありますし、
まだまだ道半ばですので、落ち込むこともありません。
また、少し厳しい言い方をしてしまうと
失敗したという捉え方は、思考を停止する考えであり、
勉強したという考えは常に思考を巡らせる考え方でもあります。
つまり、勉強になったという考え方は負荷がかかるのですが、
その方が身に着くことが多くなりますから、
何が勉強になったかを常に考えるように心がけるとよいでしょう。
「失敗の原因を素直に認識し”これは非常にいい体験だった、
教訓になった”というところまで
心を開く人は、後日進歩し、成長する人だと思います。(松下幸之助)」
続いて紹介するのは、日本における経営の神様、松下幸之助氏が
残した言葉です。
これも、エジソンが残した言葉に似ていますね。
仮に一時的にうまくいかなかったと思っても、
そこで人生が終わるわけではありませんし、
まだまだ挽回の余地が残されています。
また、うまくいかない原因を認識できれば二度と同じ結果になることは
無いのですから、消去法的に考えて、
必ず成功の道を見つけ出せるはずです。
大器晩成型の成功タイプもいますから、
失敗したと思ってもまだまだ道半ばと捉えて、
次の成功を信じて成長していくことが大切です。
「私の現在が成功というのなら、私の過去はみんな失敗が土台を
作っていることにある。
仕事は全部失敗の連続である。(本田宗一郎)」
こちらは世界でもTOP10に入る自動車メーカーHONDAを創立した
本田宗一郎氏が残した言葉です。
仕事は全部失敗の連続というのはすごい言葉ですが、
それだけ仕事をする上では失敗したと思うことが多いということです。
ユニクロを創立した柳井正氏も「一勝九敗」という本を出版していますが、
それを見ても仕事は成功よりも
失敗の方が多いのだということが分かります。
ですから、一度や二度失敗したと思ってもよい意味で気にせず
学ぶべきことはしっかり学んで次に活かしていく方が大切なのです。
確かに、失敗したと思うとメンタルを立て直すのは大変なことです。
ですが、そこから何を学べたかに思考の焦点を当てることを心がけ、
素早く切り替えていくことが、
成功者たちに共通する考え方と言えます。
何をしてもうまくいかない時に読みたい言葉
うまくいかない状況が継続して起こると、
少しずつ自信が失われ、暗闇の中をさまよっているような感覚になってしまうことがありますよね?
そのような時には、どうすればトンネルを抜けられるのでしょうか?
ここからは、不安に光明を指す言葉をご紹介します。
「悪い時が過ぎれば、よい時は必ず来る。おしなべて、事を成す人は、
必ず時の来るのを待つ。
あせらずあわてず、静かに時の来るを待つ。時を待つ心は、
春を待つ桜の姿といえよう。
だが何もせずに待つ事は僥倖を待つに等しい。
静かに春を待つ桜は、一瞬の休みもなく力を蓄えて
いる。たくわえられた力がなければ、時が来ても事は成就しないであろう。(松下幸之助)」
まずは松下幸之助氏が残した言葉です。
仕事は、何をやってもうまくいかない時もあれば
逆に何をやってもうまくいく時期があります。
そしてそれは、まるで日本に四季があるように
双方を行ったり来たりするものです。
ですが、何をやってもうまくいかない時に思い悩む日々を続けてしまうと、
いざ、その時が来たとしても
心配な気持ちが先行してチャンスを逸してしまいます。
ですから、うまくいかない時にはじっと耐えながら
知識やスキルを蓄えることに集中し、そして、
チャンスが訪れた時に蓄えた知識やスキルを活かして
つかみ取ることが大切なのです。
例えば、より優秀な先輩がいたり上司からの評価がよくない時には
知識を蓄え、いざ先輩が抜けたり上司から意見を求められた時に、
周囲を納得させられるだけの意見や成果を生み出せれば、
必ずや状況は一変します。
いつまでも状況が変わらないということはありませんから、
状況に合わせて重視することを変えていくことが成功のために大切です。
「成果が出ないときこそ、不安がらずに、恐れずに、迷わずに
一歩一歩進めるかどうかが、
成長の分岐点であると考えています。(羽生善治)」
続いて紹介するのは、中学生で将棋のプロとなり
史上初めて七つあるタイトルを独占した羽生善治氏の言葉です。
将棋に詳しくなくても名前は知っているであろう羽生善治氏ですが、
一時期、所持するタイトルが一つのみという時期を迎えます。
ですが、そこから再度四冠までタイトルを取るという偉業を成し遂げています。
羽生善治氏が残したこの言葉も、
うまくいかない時にどのような心持でいればよいのか、そして、
何をすればよいのかを教えてくれる言葉です。
成果が出ない時は、「また、うまくいかないのではないか」という
不安から行動するのが怖くなりがちです。
ですが、そのような状況でも
自分が取り組むべきことを見失わず、愚直に成長し続けることが大切だと
説いています。
これも松下幸之助氏と同じで、
逆境の時にこそ行動し続けることが、その状況を変えるための
最善の道ということなのでしょう。
「人間の心は放っておくと、九割は否定的に傾いてしまいます。
だから常に肯定的思考を身につけなければなりません。
(ジョセフ・マーフィー)」
ジョセフ・マーフィーは、アメリカで活躍した牧師で
成功するための思想を数多く残した思想家です。
人の脳は、何もしないと否定的に考えてしまう傾向にあります。
これは、生まれもった防衛反応が働いていることから
起こると考えられますが、逆に言えば、
否定的な考えを抑えて前向きにするためには
意図的に前向きな考え方を身に着ける必要があるということでもあります。
うまくいかずに気持ちが落ち込んでも、気に病むことなく
意図的に前向きな言葉や成功者の言葉に触れて、
気持ちを奮い立たせていきましょう。
周囲の優秀さに劣等感を覚えた時に読みたい言葉
挫折は、失敗をした時だけではなく、周囲と比較することでも感じることがあります。
そのような時には、これまでに紹介した言葉では少し合わないかもしれません。
ここからは、周囲に劣等感を覚えた時に読みたい成功者の言葉をご紹介します。
「長い階段を一気に上がろうとすると、途中でへばってしまう。
でも一段ずつ確実に上がっていけば、
時間はかかっても頂上まで上がることができる。(高橋尚子選手)」
まずは、シドニーオリンピックで金メダルに輝いた高橋尚子氏の言葉です。
マラソンは周囲のマラソンランナーとの勝負ではありますが、
それ以上に自分との勝負でもあります。
また、後半に強い人が前半で飛ばしてしまうとタイムが伸びませんし、
逆もまた然りですから、
いかに自分のペースで走れるかが勝負のカギを握ります。
それと同じで、仕事も周囲に負けまいと背伸びをしてしまうと
基礎が身につかず、
長い目で見た時に必ず今以上の挫折を覚えてしまいます。
ですが、自分の現状を理解し、一段一段階段を上っていくように
進めていけば、必ず目標に辿り着けますし、
時には思いがけないほど高いところでたどり着くこともあります。
大切なことは、自分の現状を客観的に捉えること、そして、
計画的に少しずつ成長していくことです。
「まわりの人と比べて自分が劣っていると惨めになったら、
その人と自分の違いではなく共通点を探そう。
意外と共通点はある。
共通点が見つかると、自信がわいてくる。(中谷彰宏)」
中谷彰宏氏は、博報堂で様々なCMのプランナーを担当し
博報堂を退社後にフリーで作家や俳優として
活躍しているビジネスマンです。
人と比較をすると、その人との違いについて目が行きがちですが、
視点を変えて共通点を探すことこそが大切です。
能力が高い人も、実は自分の方が優れている点があったり
同じような考え方、仕事の進め方をしていたりすることがあります。
どんなに凄いと思っても結局は同じ「人」ですから、
努力すれば必ず同じような能力が身に着けられます。
また、共通点を探すことで遠くに思えた背中でも
現実的な距離が見えるようになりますし、
そのために進むべき道もはっきりと分かるものです。
ですから、人と比較して劣等感を覚えた時にも、
どこに差があるのか、そして、何をすれば
その差を埋められるのかを客観的に捉えて目標を設定することが大切です。
「不勉強にしてその質問の答えは分からないが、
その分野でアメリカ最高の人物となら、
5分で連絡が取れる。(ヘンリー・フォード)」
ヘンリー・フォードは、世界で初めて自動車の大量生産に成功した実業家です。
彼は高校を中退したため、高度な学問を修めていませんでした。
この言葉は、ある時、高度な学問を修めた金融マンが
ヘンリー・フォードの元を訪れ、高い教養を求められるような質問をした時に、伝えたそうです。
仕事において一人でできる事には限りがありますから、
個々が異なるスキルを身につけ、一丸となって取り組むことが
仕事で成功するために重要です。
つまり、他人に劣等感を覚えたとしても、
別の所で優れた能力を身に着けられれば、比較をする必要はないのです。
もし自分が進む道で劣等感を覚えた時には、
先に紹介した中谷氏の言葉を思い出すとよいでしょう。
「市選抜にも県選抜にも選ばれなかった人間が、後で、
世界選抜に選ばれたわけです。
(三浦知良)」
最後に紹介するのは、サッカー界のレジェンド、カズこと
三浦知良選手の言葉です。
今や世界で絶賛され、多くのサッカー選手が尊敬する憧れの的に
なっている三浦知良選手ですが、
それまで決してエリート街道を進んできたわけではありません。
それでも今の実績を積み上げられたのは、
腐ることなく練習を重ね、
時にはチャレンジし続けてきた結果と言えるでしょう。
もし今、劣等感を覚えていたとしても、
将来も同じ状況にあるとは限りませんし、
努力をすれば必ず追い抜くこともできます。
ウサギと亀であれば、ゆっくりでも地道に歩み続けた方が勝てるのです。
ですから、自分を信じて歩み続けていきましょう。
まとめ
言葉には強い力があります。
どんなに気持ちが沈んでいたとしても、前向きな言葉に触れ続ければ
必ずや気持ちは奮い立ちます。
そして、その挫折はよい経験となって、
その後の人生においてプラスに作用してくれるはずです。
ですから、まずは成功した人たちの前向きな言葉を読みながら、
気持ちを奮い立たせていきましょう。
そして、挫折の経験を糧にしてきましょうね。
挫折の経験を糧にして
成功体験をによって自信を付ける方法を紹介します。