ビジネスモデルとは?初心者にも分かりやすい実例10 & 作り方のまとめ

これからビジネスを始める人にとって、ビジネスモデルを作るということはとても重要です。

本業でビジネスを始める人だけでなく、副業で始める人もビジネスモデルは作った方が良いでしょう。
ビジネスモデルを作ると長期目標や短期的な行動指針が明確となりますので
ビジネスが成功しやすくなります。

この記事では初心者にもわかりやすい実例や作り方を紹介します。

ビジネスモデルとは?

ビジネスモデルとはこれから行おうとするビジネスがどのような内容なのか、あらかじめプランニングすることを指します。

例えば旅行に出かける時には、目的地を決定し、宿泊施設や移動手段、必要な料金、タイムスケジュールなどを決めてから出かけるかと思います。

ビジネスも同様にスタートする前に、どのようなことを目的に、どのような事業をどのようなスケジュールで、誰を対象に行うのかなど、事業構造や収益構造をあらかじめプランニングする必要があります。

ビジネスモデルを立てなければ、旅行計画を立てない気まぐれ旅行と同じように、行き当たりばったりなってしまいます。

旅行であればそれも楽しいかもしれませんが、ビジネスでは大きなリスクが伴いますので、しっかりと作る必要があります。

一方、フレームワークとは?

ビジネスモデルと混同されがちな事柄として「フレームワーク」があります。

ビジネスにおけるフレームワークとは、ビジネスを行うにあたって考えるべきポイントをパターン化し、その構造を誰でもできるようにするのがフレームワークです。

戦略立案や分析、意思決定、問題解決など、ビジネスに必要なことがらを「枠組み化」することだと考えておきましょう。

ビジネスモデルとは「持続的に価値を提供できる仕組み」である!

ビジネスモデルとは「持続的に価値を提供できる仕組み」と考えましょう。

言葉の意味だけでビジネスモデルを捉えると、そのビジネスを行うにあたってのプランニングに過ぎませんが、持続的に価値を提供できなければビジネスはすぐに衰退してしまいます。

ビジネスとは価値に対して対価を支払われるものであるため、収益を得るというのは、ある意味人気投票という側面もあります。自分だけが儲かるビジネスであればユーザー(顧客)は離れますし、ユーザー(顧客)だけが得をするビジネスであれば長続きしません。

また、ビジネスは社会的責任や社会貢献がなければ、淘汰されやすくなります。ビジネスモデルは、ユーザー(顧客)、自分(自社)、社会的責任・貢献(株主・取引先・投資家)の3者にとってwin-win-winであることが理想です。

かつて近江商人が「売り手良し、買い手良し、世間良し」と3方良しを説いたように、現代のビジネスの3方良しが大切であり、理想的です。

ビジネスモデルを考える!作り方で大事な要素5つ

ビジネスモデルを作るにはどのようなことを考えれば良いのでしょうか。

ビジネスモデルがブレていると、今後の事業運営もブレてしまいますので、慎重かつ綿密にプランニングしなければなりません。
また、多品種・少量生産市場の時代である現在、大量生産をベースとしたビジネスモデルは飽和状態が安易に予測されます。

今後は、多品種・少量生産の市場で勝算がとれるビジネスモデルが重要ではないかと考えられます。

そのようなことを踏まえながら、ビジネスモデルの作り方で大事な要素を5つ紹介いたします。

ターゲットユーザーは「誰」か?

ビジネスモデルを作るにあたって、ターゲットユーザーは誰かということから考えましょう。

顧客・ユーザ視点から思考スタートするということは、ユーザーの「欲しい」や潜在的欲求を探ることでもあります。
いわゆる「マーケティング」のことであり、マーケティングは事業の成否を決めると言っても過言ではないほど重要なのです。

簡単に言うと、魚がいない海でどれだけ良い餌をつけても魚は釣れません。
いつどこに、どのような魚がいるのかを調査してから魚を釣る必要があります。

どんな魚を釣りたいのかによって、釣り場や仕掛け、釣るタイミング(時間や季節)は異なりますので、ビジネスモデル作りで「マーケティング」はとても重要です。

「何(どんなサービス・価値)」を提供する?

ターゲットユーザーが誰が決まったら、何(どんなサービス・価値)を提供するのかを決めましょう。

市場ニーズに合わせてサービスや価値を提供しても良いですし、自分の強みや経験から「どんな価値付けができるか」を検討しても良いでしょう。
いずれにせよ世の中のニーズや潜在ニーズに合わせて、あなたが提供できる価値を打ち出しましょう。

ただし、世の中に求められるものであったとしても、競合が多ければ苦戦を強いられる可能性があります。
競合と横並びの商品・サービスを提供しても、顧客はあなたから買うとは限りません。このような場合には競合との差別化が重要となります。

つまり、付加価値は大切なポイントなのです。
あなたにしかできないことや強み、且つ、今までなかった斬新なアイディアやビジネスモデルの提供が求められるでしょう。

でも「強み」なんてない・・という方へ!「ジョハリの窓」とは?

ビジネスモデルを作る時に「自分には強みなんてない」と言う人がいらっしゃいます。
自分の強みが見つけられずに、ビジネスモデル作りが進まないのです。

しかし、誰しも何かしらの強みは持っているはずです。
強みを見つけられない場合には自己分析をしてみましょう。

自己分析を行うには「ジョハリの窓」を使ってみましょう。
「ジョハリの窓」とは心理学のモデルで

「 自分も他人も知っている自分(解放)」
「自分では気付いていないが、他人は知っている自分(盲点)」
「他人は知らないが自分は知っている自分(秘密)」
「自分も他人も知らない自分(未知)」

の4つに区分されています。

自分を客観視しやすくなりますので、是非それぞれの自分を検証してみましょう。
どうしても見えない・分からない項目は、自分の周囲にいる人(家族、友人、会社の同僚、上司、後輩など)にそれとなく聞いてみましょう。
つまり、他者から見た自分は何者に見えるのか。

ビジネスにおいては、サラリーマン、副業、起業など、プライベートでの経験も含めて、あなたの人生のどんな経験でも、何か活かせないかを考えてみると良いと思います。幼少期から振り返り、今までの人生のターニングポイントで経験や体験したことを棚卸しし、整理してみるところから始めてみると良いかもしれません。

どうやって「集客・提供」を行なう?

どうやって集客や提供を行うのかもとても大切です。
ビジネスをしていると特に「集客」は永遠のテーマとなるからです。

多くの経営者や個人事業主が「集客」に苦労している姿は、各所で目の当たりにしますので、この部分はシビアに考えた方が良いでしょう。

ビジネスを始めていきなり集客ができることはごく稀です。
まずは広報活動を行い、信頼を得てから、宣伝し、最後にセールスしお客様が付いて来るというような流れが必要です。
集客はこのようなストーリー作りによって成り立つと知っておきましょう。

提供方法も、有形か無形か、手渡しなのか発送なのか、デポジット制なのか後払いなのかなど、入念に考える必要があります。

このように、経営資源(人材、製品や技術、機器・設備、情報、パートナーシップ、ブランドなど)やプロセス、ルール作りが重要となります。

いくらのお金を稼ぐ?

ビジネスモデルが形だけできたとしても意味がありません。
ビジネスは収益目的である以上、お金を稼げなければ成り立たないからです。

収益モデルとして目標利益の設定を行いましょう。

収益モデルは楽観的に考えると失敗しやすくなります。
見込みの収益が得られなければ資金がショートしてしまうからです。
商品単価や客単価を想定し、なるべくシビアにプランニングしましょう。

夢のようなビジネスモデルを立てたものの、収益を計算すると成り立たないケースもあります。
そのような時はビジネスモデルを見直して、地に足がついたないようにリメイクしましょう。

ビジネスモデルの基本は「シンプル」である!

ここまでビジネスモデルの作り方を紹介してきましたが、これらの内容を見ているとビジネスモデルを作るということは難しいと感じるかもしれません。

しかし、ビジネスホテルの基本は「シンプル」です。

というのも、ビジネスモデルとは「特定の個人」が抱えている課題に対して「誰もまだ提案していない解決策」を合わせたプロダクト作りですので
この基本を抑えていれば、芯の強いビジネスモデルができあがるかと思います。

是非このような観点で、あなた独自のビジネスモデルを作成してください。

ビジネスモデル・マネタイズの実例・成功例10

ビジネスモデルを作る際、成功している実例が参考になります。

ビジネスモデル・マネタイズの実例として10の成功例を紹介します。
ぜひあなたが、これからやろうとしているビジネスと照らし合わせて参考にして下さい。

物販モデル

物販モデルとは、物を作って自分で販売するモデルです。

たとえば、メガネの「JINS」などがその成功事例にあたります。
メガネのJINSは、海外から部材をまとめて仕入れ、低価格で高品質のメガネを販売しました。

これまでメガネを購入する際、店員と入念な会話、検査をして高額なメガネを購入する必要がありましたが、JINSではオシャレなメガネを気軽に購入可能となりました。
仕入れ方法の工夫や、ファッション性にこだわったことで他社との差別化を図り業界に革命を起こしたのです。

卸売り(仲介)モデル

卸売りモデルとは、自分で販売するのではなく小売企業に販売し、パートナーとして売ってもらうビジネスモデルです。

販路を持っている小売店や商社、問屋などに販売してもらうことで大量に売ることが期待できます。

例として商社です。
三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事、丸紅などの5大商社が有名です。
商品・サービスを購入し、必要としている人に売るということで差益を狙うビジネスは、情報収集能力と交渉力がものをいいますので世の中の動きに敏感な人に向いています。

継続課金・サブスクリプション型モデル

継続課金・サブスクリプション型ビジネスとは、継続的に利用したサービスに対して費用を継続的に支払うものです。

例えばインターネット料金や携帯料金、月謝、保険、サーバー代など様々なものがあります。
そのため、成功事例も膨大ですが、あなたが毎月、定期的に支払っているサービスを見るとお分かり頂けるかと思います。

継続課金・サブスクリプション型ビジネスは、継続利用をしたいほど魅力的なサービスや欠かせない、必要とされるサービスであることが大切です。
また、1年契約など長期の契約期間を設定することで安定的に収入を得られます。

替え刃型(消耗品)モデル

替え刃型モデルは消耗品モデルとも呼ばれており、商品そのものよりも消耗品で収益を得るというモデルです。

たとえば、プリンターはプリンター本体よりもプリンターのインクで収益を得る構造となっています。
髭剃りも替え刃の交換によって、一定の安定収入が得られます。

つまり、本体を保有している限り消耗品が売れ続けますので、本体は低価格で販売することもできます。
本体が低価格で売られていることは消費者にとって魅力でリピートにも繋がります。
いかに消費者心理をくすぐり本体を上手に販売するかの工夫が重要となります。

資産のリバイバル型モデル

資産のリバイバル型モデルとは、保有資産によって収益が得られるモデルです。

たとえば、不動産を保有していれば家賃収入が入るように保有資産があなたの代わりになって稼いでくれます。
これは、不動産に限らず、特許や商標、ライセンスなども権利収入を得ることができます。
また、権利の二次利用に対して料金を設定する業者があるなど、持っている資産や権利を改めて見直して、新しい視点で活用するビジネスもあるのです。

例えば、キャンセルして行けなくなったホテルの宿泊予約(宿泊権利)を簡単に売買できる画期的なサービス(Cansell)があります。
今までなら、やむを得えない事情でキャンセル料を支払っていたところ、売る事で支払分を軽減でき、買い手はより安く手に入れることができます。

また、これは売り手・買い手の単なる宿泊権利のマーケットプレイスにとどまらずに、ホテル側の空室率・稼働率の課題解決のビジネスとして更に進化していく可能性を秘めているでしょう。

経験を活かしたビジネスモデル

経験を活かした実例として「日本初・夫婦関係特化のオンライン・コーチングサービス」を紹介させていただきます。
こちらは、代表自身の離婚経験をきっかけに立ち上げたサービスです。

夫婦間のトラブルや夫婦生活に悩んだ場合に相談が可能で、気軽に利用可能です。
夫婦の問題を解決サポートするオンラインサービスは、まだまだメジャーではないため差別化を図りやすい仕組みになっています。

社会貢献モデル

日本の食料廃棄量について、ご存知でしょうか?
政府広報によると、年間で600万トンを超え毎日大型トラック(10トン車)約1,700台分の食品を廃棄しているといわれています。

最後まで食べきることを応援し「フードロス」削減のために、余剰食品をマッチングさせるサービスが「TABETE」です。
まだ問題なく食べられるにもかかわらず、閉店時間や賞味期限、その日の急な悪天候などで客足を持って行かれロスが出てしまう、といったお店の事情で捨てざるを得ない食品を、TABETEユーザーが食べてくれるフードシェアリング型のビジネスモデルです。

他にも、月額定額制を取り入れた「Reduce Go」もあり月2回まで注文ができるシステムになっています。
いずれでもスマホのアプリから現在地周辺の余剰食品が一覧表示され、タップ注文後、指定された時間に取りに行くだけです。

まさに「ユーザーよし」「お店よし」「環境よし」と理想的なビジネスモデルの「三方よし」で社会派ウェブサービスとなっています。

フリーミアムモデル

フリーミアモデルとは無料でサービスを提供し、付加価値に対しては有料とするモデルです。

例えば、クックパッドやアベマTV、YouTube、各種クラウド・ストレージサービス、化粧品販売(無料サンプル)などがあげられます。

無料で提供すると、収益化しにくいと考えられる人がいるかもしれませんが5%の人が付加価値の有料分を利用すれば商売は成り立ちます。
無料サービスを広報・宣伝と考えれば、戦略的に稼ぐこともできるのです。

人間には「返報性」という心理が働くため、無料で提供されると購入という形で返したくなるのです。

また、多くのフリーミアムモデルが何度もサービスと顧客が接触する仕組みとなっていますので「単純接触効果」や「フット・インザ・ドアテクニック」の心理効果で購買に発展しやすいのです。

販売の仕組化がしやすいインターネットとの親和性が高いため、企業から個人まで多くの人が活用しているモデルです。

遊休資産有効活用モデル

遊休資産モデルとは、稼働していない資産を活用するモデルで無駄なコストを資産化するメリットが人気の秘密です。

たとえば、ラスクル株式会社は稼働していない印刷機を利用して、プリントサービスを提供しています。
印刷会社の向上には、稼働していない印刷機が数多くありますので、それらを活用することで、印刷会社もユーザーにもメリットがあるサービスとなります。

日本駐車場開発株式会社が屋内駐車場の空きスペースを活用したり、空室を旅行者に貸し出すクラウドサービス「Airbnb」など、さまざまな遊休資産モデルがあります。

広告収入モデル

広告収入モデルは、コンテンツを出稿して広告料金をもらう仕組みです。

広告料をもらう方法はテレビやラジオ、新聞などの大きなメディアだけに限りません。
例えば、フリーペーパーを発行して広告料金をもらったり、ホームページやブログ、メルマガ、YouTubeなどでコンテンツを配信して広告料金をもらう方法があります。

そのため、大手企業だけでなく中小零細企業や個人まで幅広く参入しているモデルとなっています。
最近ではユーチューバーやインフルエンサー、アフィリエイターが広告収入を得ており、身近となっているモデルです。

まとめ

ビジネスモデルは、ビジネスの設計図です。
設計図が間違っているとその後のビジネスも間違った方向に進んでしまいます。

入念に検証し、しっかりと立案しましょう。
ビジネスモデルを書いていると構想がまとまったり、アイデアが出てくることも多いため悩んでいる場合は、とりあえず、まずはシンプルに作ってみるのも良いでしょう。

そこから精度を上げていけば、より良いビジネスモデルができあがるはずです。この記事を参考に、早速プランニングしてみましょう。

そして、ビジネスで欠かせない力「継続力」について
次の記事でご紹介します。

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