【完璧主義・克服法】毎日ちゃんとやらなきゃ!と頑張っているあなたへ

 

あなたは、物事を「完璧にやり遂げる」人ですか?

「何ごとも完璧を目指すべきなので、いつも意識している」
「何ごとも完璧にこなしたいと思って、頑張っている」

という人もいれば

「そもそも、完璧にできることなんてないと思う」
「完璧さは二の次、もっと大事なことを優先する」

という人もいるでしょう。

捉え方は人それぞれですが、仕事や家庭でこんな状況はありませんか?

なんだかいつも、気持ちが張り詰めていて辛い。
頑張りが成果や評価につながっていない気がする。
いつも自信がなくて、新しい挑戦なんて到底、無理。

思い当たることがあったら、心の奥底で完璧へのこだわりが陣取っているかもしれません。

周りの人から「完璧主義」と言われたことはありませんか?

今回は、完璧主義の特徴と、完璧主義になる原因を解説します。

本文ではチェックリストも挙げました。

「完璧主義」と聞いて、私は違う……と思う人も、ぜひ一度、チェックしてください。

もちろん、完璧主義が悪い!ではないので、メリットとデメリットを確認しましょう。

もしかしたら、あなたの悩みは「完璧主義」から脱出することで解決できるものかもしれません。

お悩みのケース別に克服法をご紹介しますので、気になる項目があれば参考にしてください。

あなたの悩みから解放されるヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。

目次

毎日「ちゃんとやらなきゃ!」「全然できていない!」が口癖になっていませんか?

毎日の仕事や家庭生活の中で、「ちゃんとやらなきゃ!」が口癖になっていませんか?

確かに、責任感があること、懸命に取り組むことは素晴らしいことです。

しかし、そんな風に頑張っている人に多いのが「全然できていない!」という口癖。

素晴らしい姿勢も拭い去ってしまうような、残念な言葉ではないでしょうか。

こんな傾向が、毎日、もしくは頻繁にある人は自分の「完璧主義」の視点と心理を変えて、少し楽になりませんか?

そのために、まず「完璧主義」の特徴と自分の心理傾向を確認していきましょう。

「完璧主義」とは? 

完璧主義の人にはどんな特徴があるのでしょうか。

自分が完璧主義かどうか、気になる人も多いと思います。

完璧主義の10個の特徴を挙げていますので、いくつあてはまるかをチェックしてみてください。

「完璧主義」の傾向は、子供の頃の環境からも大きな影響を受けているようです。

完璧主義であることのメリットやデメリットも併せて詳しく解説します。

【診断】あなたの完璧主義の特徴をチェックしてみよう 

完璧主義の人によく見られる10個の傾向です。

  • 人から嫌われたくない
  • 妥協は嫌い(または、してはいけないと思う)
  • 失敗が怖い(または、良くないことだと思う)
  • 自分が大好き(=自分が喜ぶことをしたい)
  • 責任感が強いと思う(または、周りの人によく言われる)
  • 自信がない(= 何をしても自分はダメだなーと思う)
  • 満足感や充実感がない(または、忍耐強いと思う)
  • 失敗からの立ち直りが遅い
  • いつも自分の欠点や短所を直すことを心がけている
  • 仕事の完了が遅い(または、遅いと言われる)

もちろん、あてはまるからといって、完璧主義とは言い切れません。

しかし、完璧主義の傾向が強い人の特徴と言われています。

完璧を求める行動が、これら心理を生み出していることもありますし、そういう心理が完璧を求める行動となって表れることもあるでしょう。

心当たりのある項目が、いくつありましたか?

なぜ、完璧主義の傾向が強いのか? あなたの子供時代から振り返ろう

完璧主義の傾向が強い人は、子供の頃の環境が影響しているのかもしれません。

子供の頃の話だから……と軽視できないものなのです。

親や先生、友達や兄弟との関係がどのようなものだったか振り返ってみてください。

「そうそう!」「言われてみればそうかも……」と思い当たる経験がありませんか?

頑張ったことを見てもらえない環境 

失敗したとき、うまくいかないときにも認めてもらえていましたか?

「良い成績を出した」から、「賞をもらった」から、「試合で勝てた」など褒められるのが、いつも何かの結果や成果が良かったとき「だけ」ということはなかったでしょうか?

80点が取れたのに、近所の〇〇くんより低い点数という指摘で終わったり準優勝したのに、決勝で負けたことを反省させられたり。

それまでの勉強や練習の頑張りは、まったく評価されなかった思い出はありませんか?

子供は親の評価目線をそのまま受け取るので「頑張ったのに、なぜ叱られるんだろう?」と具体的な感情には気付きにくいものです。

だからこそ、修正されないまま積み重なって、刷り込まれるのです。

「完璧な結果を出さなきゃ、意味がない」んだと。

この状況を仕事やプライベートにあてはめてみてください。

評価されるのは、完璧にこなしたとき、さらには求められる以上の成果を出せたときとなりますよね。

きっと、その評価や称賛を求めて完璧を追求するようになるのでしょう。

褒められる経験が少ない環境 

子どもは、褒められることで自分に自信をつけることができます。

大人からの「すごいね」「うまいね」「頑張ったね」という称賛には、子どもにとって自分の言動や行いが良いことであり自分は「できるんだ」ということを確信させる力があります。

親や先生など大人から褒めてもらうことの少なかった人は、自信が培われていません。

そのため、自信のある人に比べて挑戦する機会が少なかった可能性があります。

そのまま大人になっているなら、自信がない、失敗が怖い、承認渇望からの褒められたいという心理が、人より強く働いたとしても不思議ではないでしょう。

周りの心理や状況を気にする環境 

親の心理や状況を伺って「いい子」でいるために頑張る子供がいます。

良い成績や結果を出せば、親が喜ぶのは自然なことです。

子供の立場で考えても苦しそう・大変そう・イライラしている親より、喜んでいる親を見るほうがいいに決まっています。

しかし、親のネガティブな心理や状況が過剰になると子供も反応を大きくします。

子供自身が、自分でポジティブな状況に転換することを探すようになるのです。

もっとおりこうに、もっと上手にやれば…と子供自身が自分に課すようになるでしょう。

それにより、うまくいった経験が多いほど成功体験として繰り返されるでしょう。

また、もし、どれだけやってもなかなか反転しない体験を繰り返していたら、どんな心理が刷り込まれているでしょうか。

どちらにしても、幼少期の親の在り方の影響力はとても大きいのです。

「完璧主義」のメリットは?

決して「完璧主義」絶対に悪い!わけではありません。

とくに仕事において「完璧な」パフォーマンスが遂行できる人材は貴重です。
ここで、完璧主義のメリットを見ていきましょう。

細かい作業も苦にならない 

何ごとも、完璧に仕上げる為に細かい部分に気を配る必要があります。

細かく作成するなら、チェックや事項も修正部分が細かくなるでしょう。

大きな要素の中の細部を見抜くことの難易度は高く、この能力には個人差があります。

完璧主義の人は、細部を見抜き、細部を扱う能力を経験の中で磨いているのです。

人より長けた能力は苦にならないことが多く、さまざまな仕事の中で発揮できるでしょう。

最後までやり遂げる 

ものごとを最後までやり遂げることは、完璧を達成するための最低ラインです。

完璧主義の人には、最後までやり遂げたあとのブラッシュアップも待っています。

とにかく最後までやり遂げなければ100%ありえないこともわかっています。

完璧主義の人にとって、さまざまなことを最後までやり遂げることは当たり前のことなのです。

ただし、仕事のやり方次第では、この「こだわり」がデメリットに転ずることもあります。

質の高いアウトプットが出せる

完璧主義の人たちは、細かい部分にも目が行き届き、完璧に仕上げるための手間暇を惜しみません。

自分なりのチェックと修正・ブラッシュアップのやり方を身につけているようです。

その労力によって、ミスや抜けのない質の高いアウトプットを出すことができます。

周りから信頼される 

きっちり、完璧に最後までやり遂げてくれる。

ミスもなく、質の高いアウトプットを出せる。

上司や同僚からは頼りにされる存在であり取引先や顧客からの信頼も厚くなるでしょう。

そうなれば、抜擢や活躍の機会も増えるのではないでしょうか?

「完璧主義」のデメリットは?

では、次に完璧主義のデメリットをご紹介します。

仕事や人間関係、プライベートに悪影響の出る要素が意外に多いことに着目してください。

仕事の完了が遅い 

仕事は限られた時間の中で完了しなければなりません。

働ける時間も無限ではありませんし、一つ一つの業務には常に誰かとの約束の期限があるはずです。

完璧主義の人は、ミスをすべて潰し、さらに内容を良くすることをいつも考えます。

完璧に辿りつくには、それなりの時間を要します。

完璧主義の人は、仕事の仕上がりになかなか納得できないのも特徴。

したがって、仕事の完了が遅い傾向があります。

失敗からの立ち直りが遅い 

完璧主義の人は、そうでない人に比べると失敗の経験値が低いです。

完璧さを確保できそうなことしかやらない傾向もあるので、失敗が少ない傾向にあります。

誰にとっても、失敗は気持ちの良いものではありません。

しかし、どの程度の心理的ダメージを受けるかは、どれくらい失敗をしてきたかによります。

失敗の多い人は、自分なりの形で立ち直り方を身につけているので立ち直りも早いです。

一方、完璧主義の人は立ち直りに時間がかかる傾向があります。

常に緊張とプレッシャーと隣合わせ

すべての仕事を完璧にしようとすれば、ずーっと緊張とプレッシャーがつきまといます。

完璧に仕上げることに対して、周りからの期待を背負うというよりも自分自身が自分にミスなく、高い質で最後まで仕上げることを課すからです。

常に時間と労力をフルに使っていくため、ONとOFFの切り替えが難しくなることもあります。

帰宅後も休みの日も、仕事のことが頭から離れないという人も多いようです。

この状態が断続的になると、うつ病などになる確率も高まります。

本来の目的を見失いやすい 

周りの評価が気になる人には、絶対に知ってほしいデメリットがあります。

完璧さを求めて細部を意識するあまり、目の前の仕事のそもそもの目的を見失うことが多いということです。

完璧に仕上げたつもりが、まったく価値のないアウトプットを出す可能性もあるということです。

充実感や満足感を得る機会が少ない

残念ながら、完璧な仕事というのは、簡単なことではないですし、極論を言うと不可能です。

「完璧」を達成できる確率は、限りなくゼロに近いでしょう。

それでも、あえて完璧さを追求すれば、達成感や充実感を得る機会が少なくなります。

「完璧」でなければ「失敗」と捉えてしまうため、自分で自分を追い込んでしまうとも多いようです。

自己否定の傾向が強くなる 

ものごとに完璧さを求めると、どうしても自分へのダメ出しが増えます。

ここが間違っている、これではダメだ、この方法では不十分…。

目指すところが「完璧」のとき、できた部分や新しい方法の発見や工夫した点が上手くいった、などの褒める部分が目に入らないのです。

何が起こるかというと

「ダメなところばっかりじゃん!」
「なんで最初に気付けなかったんだろう」

という自己否定から始まります。
その蓄積が「自分はできない人間」となりやすいのです。

チャンスを逃しやすい 

完璧主義の人は失敗を怖がる傾向があり、できること以外にチャレンジすることが少ないです。

そのような行動に偏りすぎると「できる可能性のある」ことさえ寄せ付けなくなります。

知らないうちに、チャンスを逃すことも多いはずです。

周りにも完璧さを求めてしまう 

完璧主義の人は、周りの人たちにも完璧さを求めてしまうことがよくあります。

すべての人が同じ感覚や基準で仕事をしていると思うのは大きな間違いです。

自分の思う通りに仕事が進まないことに対するストレスは増大していきます。
結果、人間関係が崩れてしまう可能性も否定できません。

他のことが疎かになる 

完璧主義の人は、一つの仕事にものすごく集中する傾向があります。

完璧に仕上げるために必要なことかもしれません。

しかし、仕事は一つだけではありません。

誰もが複数のマルチタスクを、時間をやりくりしながら進めているのです。

完璧に仕上げようとすると時間はかかるもの。

一つのことに没頭しすぎて、他のことへの意識が薄れ十分な時間が確保できなかったり、遅れたりすることが多い傾向があります。

お悩みケース別「完璧主義」の克服法

ここでは、完璧主義(かもしれない)人によくあるお悩み別に克服法をご紹介しましょう。

以下に挙げた項目の多くが「心の転換」を必要とします。

ですが、「こう思いましょう」という、単なる精神論ではありません。

あなたの完璧主義が「刷り込まれた思い込み」によって作り上げられたものである可能性が高ければ、あなた自身で自分の思い込みに気付き、思い込みの「枠」を外すことから始めれば、克服できるのです。

承認されたい、称賛されたい、評価されたい、人間関係がうまくいきたい…

あなたが求めるこれらの欲求は、実は、完璧主義で「ない」ほうが満たされる可能性が高いです。

完璧から離れることが、あなたの抱えている悩みの解決策かもしれません。

それをここで知って頂き、少しでもあなたの背中を押すものとして感じて頂けたら嬉しいです。

仕事が終わらず、残業ばかり。心にも時間にも余裕がない…

心と時間に余裕がないから、時間内に仕事を終えることができず残業になります。

心と時間の余裕を作り出すには、完了の期限を設定し、時間を強く意識して仕事を進めることがポイントです。

業務の一つ一つを設定時間以内に完了させるようにするのです。

「まだまだ」「もっともっと」「本当にこれでいいの・・?」と思うかもしれませんが一旦、切り上げることや途中で切り上げることに慣れましょう。

時間を使ってより良くするのではなく、その時間内でより良く仕上げる方策を考えましょう。

その方策の中に、仕事の一部を「他の誰かに任せる」という選択肢も入れてみてください。

自分が苦手なことは、自分より早くうまくできる人に振ります。

あなたも自分の得意なことで他の誰かの仕事の一部に協力すればいいのです。

得意なことを活かせる機会も増えるので、充実感も手に入るはずです。

この流れを築いていけば、自分一人でやったときより、多角的な視野が入るのでずっと質の高いものに仕上げられでしょう。

やることがたくさんあっても、次々に業務が舞い込んでも「優先順位」を見極めて進めます。

自分ペースで無作為に取り掛かることのないように気をつけてください。

焦って、巻いて進める業務を減らし、できるだけ作業時間を確保するための方策です。

必要なときに、質の保たれたアウトプットができれば周りとの連携もスムーズになります。

周りからの評価や信頼度も今よりさらに、きっと上がっていくはずです。

ノーミスじゃないと許せない!

完璧主義の人は、ノーミスを目指します。

しかし、これまでの自分と周りの人の仕事を振り返ってみてください。

ノーミスが達せられた頻度は、どれくらいあったでしょうか?

逆に、ノーミスでないことに、どのくらいの頻度で落ち込みやイライラを経験してきましたか?

気付いてほしいのは、ノーミスでなくても仕事が進められてきたという事実です。

仕事は、どこかにミスが隠れていたとしても、進めていけるものなのです。

もちろん、ミスが頻発することはいいことではありません。

しかし、何より重要なことは仕事を期限内に完了させることなのです。
時間厳守です。

あなたのアウトプットがなければ進められない仕事があります。

ノーミスであることより、大枠の内容を求めているもいます。

0か100かではなく、50や70の時点で立ち止まってもいいのです。

ミスは誰にとっても常に想定内であり、最終締め切りの完了時までに修正できるものです。

周りは、あなたがノーミスの仕事をするかどうかには興味を持っていません。

周りは、自分の仕事にできるだけ早く着手するためのアウトプットを求めています。

これが本当の組織への貢献であり、評価に値する要素なのです。

仕事に取り組むときは中身の完璧さより、その仕事の目的に目を向けましょう。

目的に沿っていたら、速やかに次のステップの人に回すようにしてみてください。

きっと喜ばれるはずですし、あなたの仕事はいい方向に変化するはずです。

新しいことに挑戦したくても ”ちゃんと” 準備できてないと不安で始められない…

準備をすることが大事だと教わることも多いのではないでしょうか。

でも、それが全てではないことを、または、あまり役立たないことを、もしくは、走り始めてから準備したことの塗り替えが多いということを、準備を徹底してきたあなたなら感じたことも、あるのではないでしょうか?

仕事を取り巻く環境や状況は、刻一刻と変化します。
どんなに緻密な準備をしても、水の泡になることのほうが多いかもしれません。

準備はあくまでも、あなたの頭の中で思い描いている「妄想」や想像であり、
現実がどうかは、実際に体験してみないとわかりません。

ですから、必要最低限の要素が揃ったら「考えずに行動する」ことにシフトしましょう。

不安なら、なおさら、そうしたほうが得策です。
なぜなら、行動しながら起こることに合わせて調整していけばいいからです。

そのほうが、よっぽど理想のアウトプットに早く近づくことができます。

うまくいく人たちは皆やっています。

過去次元の準備ではなく「今、この瞬間とその先」を見つめた最低限の準備だけでいい、いうことを知っているからです。

失敗するのが怖くて動き出せない

今のあなたにとって、失敗は、怖くて避けたいものかもしれません。

しかし、失敗が増えるほどに成長できるとしたら一歩、踏み出してみたくなりませんか?

失敗の恐怖をなくし、動き出せるようになるための方法は一つです。

失敗してください。

1つや2つではなく、たくさん失敗したほうが効果は高いでしょう。

だんだん、免疫がついてきて、立ち直りまでの期間もグンと短くなります。

おまけに、失敗に多くの学びがあることも体感できます。

その学びは、失敗があったからこそ得られるもの。

それを知ったとき、あなたにとって失敗は怖いものではなくなっているでしょう。

きちんと振り返ることができれば、思考もスキルも今よりもっと幅が広がります。

失敗は、認められたいあなたにとって、大きな武器の源になるかもしれません。

デキる人たちは、たくさんの失敗から多くのことを学び、糧にして、デキる人になっています。

その事実を、まずは、あなたが認めてください。

そして、積極的に教えを乞うてみましょう。

その人たちが、自分の能力だけで、多大な功績を成し遂げてきたわけではないことも分かるはずです。

視界は大きく広くなり、心は楽になり、スムーズに進むことが増えるでしょう。

毎日頑張りすぎて、とにかく疲れるし、辛い・・・

真面目に頑張ることは大事です。

しかし、ヘトヘ…なったとき、あなたのパフォーマンスが落ちるのも事実です。

パフォーマンスが落ちているときというのは、なかなか進まなくて、時間が押す。

ミスが出やすく、質も良くない。

頭の回転も悪くなり、ひらめきもなく、気持ちも上がらない。

完璧を追求するには力の足りない、ないないづくしの状態です。

やり直しやミスの修正などの追加作業も発生しやすいでしょう。

一つの仕事に時間がかかる分、他の仕事にあてる時間が削られるはずです。

今度は、疲れているのに短時間で完了しなければならない状況が待っています。

無理をして頑張ってしまえば、この負のスパイラルが起こるのは必然です。

何が必要かといえば「休息・休養」です。

あなたは、仕事の質を上げるため(完璧に仕上げるため)に休まず頑張るかもしれません。

しかし、私たちは、機械やコンピューターではなく人間です。

コンピューターを相棒にして働いていると忘れがちですが、自分がどう頑張ろうとしても、長時間働けばエネルギーが枯渇する生き物なのです。

時間を区切って、エネルギーを復活させるためのオフの時間を必ず確保しましょう。

一日の中でもこまめに休憩し、一週間の中にも必ず休む日を入れる。

そうすれば、オンのときに高いパフォーマンスを保ちやすくなり短い時間で質の高いアウトプットが出せます。

オフの時間に仕事から離れることが、心にも、時間にも余裕をもたらすのです。
休むことに、決して罪悪感を感じないように!

オフを思いっきり楽しんで、オンで評価や充実感につなげていきましょう。

「手抜き」に慣れよう!完璧を目指すことをやめる

完璧主義の人は「手抜き」に抵抗を感じるのではないでしょうか。

しかし、ある程度のところで「よし」として、仕事の進行をスムーズにすることが重要です。

完璧主義の人にとって、この「ある程度」が許せないかもしれませんが、やはり「手抜き」は必要です。

たとえば、100%ではなく、いつもの80%を目指してみてください。

例えば

  • 優先順位の一番低い20%は、今日のToDoから外してみる。
  • 仕事のうち20%を他の人にお願いしてみる。
  • 作業目標値を20%下げてみる。
  • 残業づくしの仕事時間の20%は切り捨てる。
  • チェックを延々と繰り返しているなら、3回と決める。

そうやって、あなたにとっての「手抜き」を実践したときに、どうなるか一度試してみることをおすすめします。

「意外に大丈夫だった!」という体験をしてください。

それが体験できたら、もう無理なく完璧主義とお別れできるはずです。

自分自身にも、周囲の人にも良い影響を与えているということにも気付けるでしょう。

まとめ

完璧主義は決して悪いことではありませんが、ご紹介したデメリットには注意が必要です。

自分自身がストレスを感じやすくなり、仕事や人間関係に悪影響を及ぼすこともありますが、完璧主義の傾向があっても、大丈夫!

デメリットで自分に当てはまる箇所に心当たりがあれば一度、振り返ってみてはどうでしょうか?

デメリットを少し減らし、存分にメリットを活かせばいいのです。

もし、自分の完璧主義のデメリットを直したい・変えたいようでしたら、まずは、日々の生活の中で、小さな「手抜き」を始めてみてはどうでしょうか?

また、起業など、新しい何かに挑戦する時は、完璧な準備より「継続」に重きを置きましょう。

完璧さを意識して足踏みするより、踏み出してからうまくいかなくても続けるほうが成功に近づけます。

最初から完璧でなくてもいいということです。

「走りながらやってみる」
「うまくいかない時は、その時に最善を考えよう」
「まぁ、今はいっか」

のスタンスが大事です。

みなさんが、初めの一歩を踏み出す一助になれば幸いです。

 

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