女性がひとり起業で成功する方法!自宅でできるおすすめの職種も解説

 

働き方の多様化や急速なオンライン化が進む社会の中で、仕事に対するわたしたちの価値観は大きく変わりつつあります。

  • もっと収入を増やしたい
  • やりたいことを仕事にしたい
  • 育児しながら自宅で働きたい
  • 自由なライフスタイルを実現したい
  • 自分の可能性を試したい

このような理由で、自宅で小さなビジネスを始めたいと考える女性が増えてきています。

SNSなどでも、少し前まで普通の主婦や会社員だった女性起業家の投稿があふれていますし、あなたも、そのような投稿を見て「私にもできる?」「羨ましいな」と感じたことがあるかもしれませんね。

誰でも簡単に成功できるほどビジネスの世界は甘くない、ということは、なんとなく想像できても「女性のひとり起業って実際はどうなんだろう?」と疑問に思っている方が多いのではないでしょうか?

この記事では、独立後の13年間で多くの女性起業家をサポートしてきた私田中直子の経験をもとに、女性がひとりで起業するメリットやデメリット、成功しやすいパターン、おすすめの職種についてお伝えします。

女性ひとり起業のメリット

女性がひとりでビジネスを始める理由の多くは、一言でいえば「自由とやりがい」を手に入れたいというものです。

「自由とやりがい」といっても、イメージするものは人それぞれですね。

あなたはどんなイメージを持つでしょうか?
女性のひとり起業のメリットを以下の通り、具体的にそれぞれ見ていきましょう。

  • 組織の人間関係に煩わされない
  • 自分のペースで取り組める
  • 自宅でできる
  • 好きな人だけをお客様にできる
  • お客様に直接喜んでもらえる

組織の人間関係に煩わされない

組織で働く人にとって、円滑な人間関係を築くことは、ある意味一番やっかいで難しい仕事と言えるのではないでしょうか。

セクハラ、パワハラ、同僚からのマウンティングや嫉妬、派閥争い……どこの職場でも、人間関係の悩みは尽きません。

そういった悩みは、自分か相手が異動または退職でもしない限り、なかなかなくなりませんよね。

ですが、ひとり起業なら組織のような煩わしい人間関係はありません。

ビジネスは人相手ですから、全く人と関わらないということはありえませんが、はじめから人との関わりが極力少ないビジネスを選ぶこともできますし、苦手な方を相手にするくらいなら、その仕事は断ればいいという自由さもあります。

苦手な人と毎日顔を合わせたり、気が進まない飲み会に仕方なく参加したりする必要がないことは、ひとり起業の大きなメリットと言えるでしょう。

自分のペースで取り組める

また、最近は長く会社に勤めても給与があまり上がらないため、収入アップのために副業したいという女性もいらっしゃいますね。

ひとり起業のメリットとして「自分のペースで仕事に取り組める」ということがあげられます。
自分で仕事の時間とプライベートの時間をコントロールすることができるからです。

隙間時間や仕事が終わってからの時間を使って、何かできる仕事がないかと考えたとき、例えばビラ配りやオンラインでできるコールセンターのアルバイトなど、比較的自由な時間にできる仕事もあるでしょう。

しかし、自分が働きたいタイミングでいつでも仕事があるわけではないため、結局探すだけで終わっている方が多いのではないでしょうか。

そのような仕事と比べ、ひとり起業はいつでも自分のペースで取り組めるというメリットがあります

例えば、コーチングやカウンセラーの仕事であれば自宅にいながらリモートでの業務が可能なので仕事の時間を自分で調整することができます。

個々のライフスタイルに合わせて柔軟に働けるというのは、女性にとって非常に魅力的ではないでしょうか。

自宅でできる

自宅でも働けるという理由で、ひとり起業を検討する女性も多く存在します。

結婚や育児、介護はもちろんですが、望まない異動や転勤を命じられて退職を考えたり、自分の体調が不安定で会社勤めが難しくなったりと、人生にはたびたび働き方を考え直す機会が訪れますよね。

そんなとき、ひとり起業という選択肢があれば場所に縛られず家に居ながらにして働くことができます。

最近は自宅でインターネットを使ってできる、様々な女性向けアルバイトがありますが「誰でも好きな時間に高収入」などと謳われているものは、内容を見てみると怪しいものが多いですし出来高制でもの作りや検品などをする内職は、賃金が驚くほど低いのが難点です。

子供がいても、体調が不安定でも、どんな田舎でも海外でも、自宅で働けるひとり起業は女性にとって、最高の働き方と言えるのではないでしょうか。

好きな人だけをお客様にできる

たとえ接客業でなくとも、会社や組織に勤めていれば、どんなお客さんが来ても笑顔で対応しなければなりません。

あなたも、クレーマーや相性が合わないお客さんへの対応に、ストレスを感じたことがありませんか?

ひとりでビジネスをする場合、やり方にもよりますが来てほしいお客様だけに買ってもらうことができます。

もちろん、集客の段階ではいろいろな人がいますが、販売ページに「この商品は〇〇な人にはおすすめできません」と明確に記載したり、情報発信の文章を来てほしくない人に嫌われるような書き方にしておけば、好きなお客様だけに集まってもらうことができるのです。

ひとり起業は全てが自分次第なので、万が一価値観が合わない人に「買いたい」と言われたとしても、何かしら理由を作って売らないようにすればよいだけです。

お客様に直接喜んでもらえる

ひとり起業では、商品やサービスを自分が直接お客様に提供するため、反応を見ることができるというのもメリットの一つです。

どんな仕事も誰かの役に立っているという点では同じですが、自分のスキルや経験が目の前のお客様の役に立ち、喜んでいただけたら、大きなやりがいを感じますし、モチベーションも上がりますよね。

2019年に内閣府が行った世論調査では、働く目的は何かという質問に対して一番多い理由は、男女ともに「お金を得るため(男性57.6%、女性55.3%)」ですが、2番目に多い理由は、男性が「社会の一員として、務めを果たすため(16.2%)」であるのに対し、女性は「生きがいをみつけるため(18.8%)」となっています。

国民生活による世論調査(内閣府)
https://survey.gov-online.go.jp/r01/r01-life/zh/z24-1.html 

働く目的は、やはりお金を稼ぐためではありますが、男性に比べると女性はやりがいを求める人も多いのです。

お客様に直接喜んでもらえる仕事はたくさんありますが、ひとり起業はお客様に対応するのも自分、お客様の反応を見ながら商品やサービスを改善するのも自分なので、やりがいを重視する人にとっては向いている仕事と言えます。

女性ひとり起業のデメリット

女性がひとりで起業するメリットについてご紹介してきましたが、もちろん、いいことばかりではありません。

この章でご紹介する3つのデメリットは、実際にひとり起業をした女性のほとんどが避けては通れない壁です。

  • 仕事とプライベートの区別がつきにくい
  • 収入を安定させるのに時間がかかる
  • 本業以外の業務もやらないといけない

具体的にそれぞれを見ていきましょう。

仕事とプライベートの区別がつきにくい

外に働きに出ていればその時間に集中できますが、自宅で仕事をしていると散らかった部屋が気になったり、電話や来客で予想外に時間を費やしてしまったりすることは日常茶飯事。

サボっていても誰も注意してくれないので、やる気が出ないときはユーチューブをダラダラ見てしまうといった状況にもなりがちです。

また、いつでもどこでも仕事ができるため、はたから見れば優雅な旅行を楽しんでいるようでも、本人は情報発信や問い合わせへの対応で忙しく、そわそわしながら過ごしているなんてことも…。

お客様目線で動くことは大切ですが、仕事とプライベートの境界線が引けないと疲れてしまいます。

基本的には自分で一日の勤務時間や休日を決め、その予定に沿って働くようにするとよいでしょう。

収入を安定させるのに時間がかかる

時給や月給の仕事であれば、能力が高かろうと低かろうと、やる気があろうとなかろうと、出勤して仕事をしていれば決められた額はもらえます。

ですが、起業すると、当たり前ですがどんなに頑張っても売れなければ収入はゼロ。

良い商品やサービスであっても、お客様に認知され信頼関係を築くには、ある程度時間がかかります。

特に起業初期の頃は、ビジネスの経験や実績が少なく、多くの方が集客やセールスに苦戦します。

また、女性はビジネスだけでなく、育児や家事をしっかりしながら家で働きたいという人も多いため、収入につながるまでの時間が長くなりがちです。

できるだけ早くビジネスを軌道に乗せるためには、無料情報や本だけではなく、信頼できる成功者から直接学ぶことが大切ですし、収入が安定するまでの間に安心して生活できるよう貯蓄しておくことも必要です。

本業以外の業務もやらないといけない

会社なら、営業、経理、人事、商品企画などやることが分担されていますが、ひとり起業は文字通りひとりでビジネスをするということです。

例えばあなたがカウンセラーで起業するならば、カウンセリング以外にもマーケティングやセールス、決済システムの導入、事務、税金の支払いまで、マルチタスクをこなさなければなりません。

苦手な作業は誰にでもありますが、やらないわけにはいきませんし、実際に全ての業務をこなすのは大変です。

業務に優先順位をつけ、計画的に行っていくことが必要になります。

ただ、ビジネスが拡大していくと、全ての業務をひとりで行うのは無理になってきますので、自分でなくてもできることは少しずつ委任していくとよいでしょう。

女性ひとり起業の成功パターン

せっかく起業するなら、やはりできるだけ失敗を避けたいというのが人情ですよね。
ひとりで起業を成功させている女性は、どんなことをしているのでしょうか?

この章では、よくある3つの成功パターンをご紹介します。

  • それまでの人生経験をすべて活かす
  • 自分の強みを活かせる分野を見つける
  • 「お金を払うほど悩んでいる人」をターゲットにする

それまでの人生経験をすべて活かす

うまくいっている人は、過去の人生の失敗や克服体験などをすべてビジネスに活用しています。
たとえば、あなたがコーチングを受けるとしたら、どちらのコーチを選ぶでしょうか。

・仕事も家庭も順風満帆で、多くの女性が憧れる人生を送る
 自己実現コーチAさん

・仕事も育児も失敗だらけだったが、コーチングで人生を劇的に変えた
 自己実現コーチBさん

どちらも同レベルのスキルだったとしたら、Bコーチから受けたいと思いませんか?

人は、スキルだけでなく人生経験や人柄を見て比べ、誰から買うかを選択しています。

人間味あふれる人生経験を持ち、人の苦しみや悩みに共感して寄り添える人は、同じコーチングであっても付加価値が高いため、多くの人から求められるでしょう。

どんな人にも魅力的な人生経験はあるものですが、多くの人は伝え切ることができていません。
成功している人は伝え方が非常にうまく、すべての経験を価値にしています。

自分の強みを活かせる分野を見つける

多くの人は、自分の強みが何で、どんな仕事が向いているのか、はっきりとは自覚していないものです。

当たり前にできていることは、人から誉められたり目に見える形で評価されないと、意識する機会がありませんよね。

極端な例で言えば、日本人が日本語を話せることは当たり前ですが、海外で日本語を教わりたい人が集まっている場所に行けば、日本語は強みになります。

自分にとって当たり前のことでも、それが強みになるとわかっていれば、求められる分野で活かすことができるのです。

特別な資格やスキルがなくても、育児アドバイザーや料理研究家、恋愛コンサルタントなど、女性の特性を活かした経験を強みにしてビジネスを成功させている方も、たくさん存在しますね。

あなたも、当たり前にやっていることの中にビジネスに活かせる強みがないか、ぜひ探してみてください。

「お金を払うほど悩んでいる人」をターゲットにする

深刻な悩みであればあるほど、お金を払ってでも解決したいもの。

つまり、ビジネスは多くの人が深く悩むことを扱うと、成功しやすいと言えます。

どんなにやりたいことでも、ニーズがなければビジネスは成り立ちませんし、どのような悩みを扱うかで、価格の相場は大きく変わります。

ひとり起業は、低価格の商品を販売すると集客が大変になってしまうためい悩みを解決する商品をいかに高額で販売できるかが、成功の鍵になります。

女性ひとり起業におすすめな職種

女性の一人起業の成功パターンをご紹介しましたが、実際にはどのような職種が成功しやすいのでしょうか?

女性が始めやすくリスクの少ない人気の職種を挙げてみました。それぞれ見ていきましょう。

  • コーチやカウンセラー
  • セラピストやエステティシャン
  • ライター

コーチやカウンセラー

目標達成や深刻な悩みを解決するためのサポートをするコーチやカウンセラーは資格がなくても開業でき、特別な場所も設備もいらず、利益率が非常に高い仕事です。

起業のリスクが低いうえ、自分の人生経験を強みにでき、人の深い悩みを扱う仕事なので、これまで章でお伝えした「女性のひとり起業の成功パターン」を取り入れたビジネスでもありますね。

ですが、誰でも参入できるため競合が多く、収益につなげるのは簡単ではありません。

以下の記事では、コーチやカウンセラーとして起業し成功するために必要なことを、詳しくご紹介しています。

コーチ、カウンセラーでの起業に興味のある方は、ぜひ読んでみて下さい。

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セラピストやエステティシャン

セラピストやエステティシャンは、専門的な知識や技術を用いてお客様の内面・外面の悩みを解決する仕事です。

お客様は男性より女性が多く、女性の気持ちや身体を理解して親身になることは必須ですので、女性の特性を活かせる職種です。

自宅の一室や出張でやれば店舗もいらないため、リスクが少ないですし、民間資格で始められるものが多く、職種によっては資格が必須でないものもあります。

ただし、高い専門性が必要とされるジャンルですので、豊富な知識や経験、高い技術の証明として、やはり資格はあった方が有利でしょう。

ライター

在宅で全てが完結するライターの仕事は、育児や介護、家事をしっかりやりながら、会社に頼らず稼ぎたいという女性にぴったりの仕事です。

決まったテーマで記事を書き、締め切りまでに納品するという仕事が多く、働く時間は自分で決められるため、日中にできなくても隙間時間や夜に働ける自由さも魅力です。

クラウドソーシングなどで探せば仕事はたくさんありますが、報酬の単価が低いものが多いので、実績を積みながら専門性を高め、報酬単価を上げていくとよいでしょう。

まとめ:ひとり起業は女性におすすめの働き方

女性のひとり起業について、ご紹介しましたがいかがでしたか?

ビジネスを軌道に乗せるのは簡単なことではありませんが、ライフスタイルに合わせて自分らしく働きたい女性にとって、ひとり起業は自由度が高く、やりがいも大きいおすすめの働き方です。

あなたの経験や強みを活かして、ぜひあなたらしいビジネスを見つけてください。

 

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