メンター制度で成功しない人とは?伸びない人の特徴5選

 

ビジネス書を読んでいると、
一度はメンターという言葉を目にしたことがあるのではないでしょうか?

業務の流れを教えるだけではなく、
仕事の悩みやプライベートの悩みまで幅広くサポートしながら
育てていくメンター制度は、
伸び悩むビジネスマンにとって心強い味方になります。

特に、実際に成功をつかんでいる人がメンターとなれば、
あなた自身が成功をつかむのもそう遠くはないでしょう。
ですが、その一方で、
どんなに優秀なメンターについてもなかなか成功に辿り着けない人もいます。

この差はどこから生まれてくるのでしょうか?

ここでは、メンターに学んでも成功しない人とは
どのような人なのかをご紹介
します。

メンターとは?

まず、メンターとは何かご説明しましょう。

メンターとは「信頼でき、公私ともに安心して相談ができる人」のことを指します。

現代の企業に置き換えると、指導・サポートする先輩社員のような存在のことです。
通常、メンターには直接の上司に当たる人とは別に年齢が近い社員が選ばれることが多いようです。

そして、サポートされる社員は「メンティー」と呼ばれます。
これが「メンター制度」です。

これまでの仕事人生の中で、悩んだり、落ち込んだりせず
順調に成長を遂げてきた人は非常に稀でしょう。

誰もが一度は、仕事が嫌になったり、挫折を味わったりしながら
仕事を続けているものです。

もちろん、そのような経験を経て精神的に強くなったり、
人の痛みが分かったりするものですから
それ自体は重要な経験です。

ですが、落ち込む期間が長すぎたりそこから学ぶことが
少なかったりすると、
成長スピードが鈍ってしまいますよね?

そこで登場するのがメンターの存在です。

メンターは、過去の失敗経験からどうすれば失敗を避けられるかを
理解しており、
かつ、落ち込んだ時の立ち直り方も理解しています。

ですから、事前に失敗を避けることもできますし、
精神的な支えにもなってくれるのです。

ですが、どんなに優れたメンターでもメンターの一人の力で、
教えている人に
成功をつかみ取らせることはできません。

確かに、非常に強い力を持つ人であれば、
接していることでモチベーションを高め
そして、意欲を上げることもできるでしょう。

ですが、その時間分だけ既に成長意欲を持った人と比べて
時間がかかってしまうため
成功しずらくなってしまうのです。

その意味で、メンターがいると成功しやすくなるのは間違いありませんが、
メンターだけでは成功できないということなのです。

メンターから学んでも成功しない人の5つの特徴

それでは具体的に、メンターがいても成功しない人とは
どのような人なのでしょうか?
ここでは、5つの項目に分けてご紹介していきましょう。

実際に行動しない

まずは、アドバイスを受けても行動しない人です。

メンターと話をしていると、希望や目標が生まれて
その瞬間はモチベーションが上がるでしょう。
ですが、そのモチベーションが長続きせずに行動に移さず、
結果的にいつまでたっても成功しない人は非常に多いものです。

メンターができるのはアドバイスをするところまでです。
実際に行動して成功をつかみ取るのは自分自身ですから
本気になって行動することが必要です。

「できている」の定義が異なる

いろいろな人と接していると、

「自分はこれだけやっている」
「自分はこんなに頑張っている」

と話す人がいます。

もちろん、それまでに培ってきた経験や実力を超えて努力することは、
とても素晴らしいことです。
ですが、努力がそのまま成果に結びつくとは限らないというのが
仕事の難しいところです。

例えば、100kmを走り切れば到達できるゴールがあった時、
それまでは50kmしか走れなかった人が
60km走れるようになれば、それは素晴らしいことです。

ですが、それでもゴールには辿り着きませんよね?

そして、成功者にとって「できている」の基準は
100kmを走り切ることだったりします。
そこに、成功者と成功しない人とのギャップが生まれているのです。

もちろん、いきなり走り切ることは難しいでしょう。

ですが、メンターが言う

「できている」の基準はどこにあるのか、
「考えている」とはどこまで深く考えることなのか、

そこまで深く聞き、そして実践できるかどうかが、
成功をつかみ取れるかどうかのカギになります。

自分の状況を日々伝えていない

メンターはできるだけあなたの悩み事を解決し、そして、
的確なアドバイスをしようと考えています。

ですが、日頃から自分がどのような行動をしているのか、
何を考えているのかを共有しておかないと

いざという時に適切なアドバイスが受けられなくなってしまいます。

ですから、適切にアドバイスを受けるためには
メンターとの信頼関係が築かれていることが大切です。

仕事で「報連相」が大切だと言われますが、
それは上司が部下の行動を把握すると共に、
今後どのようなタイミングでつまずきそうか、
どのような時にアドバイスが必要になりそうかを把握するためでもあります。

それが無い状況でいきなり相談すると対応が後手に回ってしまい、
必要のない失敗を重ねてしまうことになるでしょう。

また、失敗した時には自分でも
うまくなかったと感じることを隠してしまいがちですから、
本当に変えなければいけないことを理解しないまま、
次の案件に移ってまた失敗を繰り返すということをしてしまいがちです。

自分にとって都合のいい内容だけを受け取っている

メンターは、様々なアドバイスをくれます。
その中には、すぐに行動できることもあれば、
実践するのが大変なこともあるでしょう。

そして成功のカギを握るのは
実践するのが大変なことにある場合が多い
のです。
自分にとって耳に痛くなくすぐにできることは、
既に壁として乗り越えているものです。

ですが、壁を乗り越えても、なお成果が出ていないという場合には、
他に乗り越えなければいけないことがあるはずです。

そして、自分にとって耳に痛いことや実践するのに覚悟が必要な行動は、
まだ自分自身が乗り越えていない壁であることが多く、
だからこそあまり聞きたくない内容なのです。

また、意識的に聞かないふりをしていることもあるでしょう。
人ですから、得意なことや苦手なことがあるのは当然でしょう。

それは周りの人も当然持っています。
だからこそ、
それを乗り越えた人だけが成功をつかみ取ることができるのです。

成功しない人とはそれを理解せず、
自分がやりたいことだけに取り組んで嫌なことからは逃げる人が多いものです。

できない理由をメンターの責任にしている

最後に紹介するのは、成功しない原因を他人のせいにしている人です。

成長スピードが速い人は、どん欲に成果を追い求め、
そのために自分の至らないところを認識して
改善していこうと心がけています。

だからこそ、どのような環境に置かれてもよい所や
吸収できることを探し、自分の糧としている人が多いものです。

それに対して成功しない人は、成果が出なかったら環境が悪いから、
スタッフが悪いから、
クライアントが悪いからと原因を周囲に見出す傾向にあります。

それでは自分を省みることがありませんから、
成長スピードに差が生まれるのも当然と言えるでしょう。
その差は1年や2年では見えてこないかもしれませんが
3年、5年と経過するとスキルや収入、役職などで
明確に表れてくるものです。

ですから、メンターのアドバイスに耳を傾けながら成果が出ない時には
自分の何が足らなかったのかを考えることが大切です。

仕事で成功するために必要なたった一つのこと

ここまで、仕事で成功しない人とはどのような人なのかを
ご紹介してまいりました。
最後に、逆にどのような人であれば成功できるのかをご紹介します。

もちろん、ここまでにご紹介したことの逆をやれば、
成功に近づけるでしょう。
ですが、それ以上に大切なことは明確な目標を持つことです。

目標が無ければ、必ずどこかで努力することから逃げ出してしまうものです。

ですが、目標が明確であればあるほど、逃げそうになった心を戻し、
もう一度奮い立たせる支えとなりますし、
どうすれば成功に繋がるのかをより具体的に調べるようになります。

すべての取り組みは、その目標に辿り着くためにあると
言っても過言ではありません。

なぜ成功したいのか、どのような状況になれば成功と言えるのか、
そして、そのためには
どうすればよいのかを一つ一つ明確にしていくとよいでしょう。

もしかするとそれは、会社員では叶わないものかもしれません。
成功しにくい環境や、逆に成功しやすい環境というのはあるものです。

世の中には様々な仕事がありますし、幅広い働き方が生まれ始めています。
ですから、視野を広くもって考えていくとよいでしょう。

まとめ

メンターの存在は、成功を目指す人にとって業務的にも精神的にも
心強い味方となるでしょう。
ですが、その存在を本当に活かせるのは、自分の心構え次第です。

今回ご紹介した内容は、その存在を活かすために
気を付けたい内容でもあります。

成功しない人とは、行動せず、そして逃げ道を作ってしまう人のことを
指します。
時には逃げたくなる時もあるでしょう。

そのような時こそメンターの教えを聞いて、
やるべきことを再度明確にし、自分でも考えながら
取り組んでいくようにしましょう。

そして実際に行動に移しながら成功をつかんでいきましょうね。

  • 自分は空っぽな人間。
  • 趣味もないし、やる気も向上心もない。
  • これと言って得意なこともない。

もしかしてあなたはそんな風に思っていませんか?

人からの評価に振り回されている、やりたいことが分からない
という方は、ぜひ読んでみてください。