【リーダー必見!】組織が求めるリーダーの条件

 

自分なりのリーダー像を押し切ってしまうと、
チームのメンバーから信頼を得ることができず、
組織から烙印を押されることにもつながります。

リーダーである以上、組織から求められる存在でなければなりません。
それは決して難しいことではなく、
日頃から意識をしていれば自ずと身になるものばかりです。

ここでは、組織が求めるリーダーの条件について解説していきます。

会社の方針を理解している

リーダーはメンバーを束ねる事も重要ですが、
まずは会社の方針をしっかりと理解して、
下に落としていかなければなりません。

大企業でも中小企業でも企業活動を続けていく中に「戦略」があります。

戦略を理解せずに勝手な行動をしてしまうと
一時はうまくいくかもしれませんが、
継続的な利益を生み出すことはできないのです。

会社が掲げている方針をリーダーがしっかりと理解し、
大まかな戦略を戦術に落としていくテクニックが求められています

例えば、全国に展開しているアパレル企業において、
あなたはある店舗の店長をしているとしましょう。
今期の企業方針が「ファー素材を展開していく」となっていた場合、
お客様にファーが付いている商品を
魅力的に訴えていかなければなりません。

しかし、店長が方針を理解せず、ファー素材を使った商品を
仕入れず、店舗レイアウトも独自に考えたとします。

アパレル企業のホームページにはファーを着飾ったモデルさんが並び
店舗のポスターにもファー素材が前面に押し出されています。
それなのに、店舗にはファー素材を使った商品が無くマネキンも違った
スタイルをしていたらどうでしょう?
お客様は購買意欲が湧いてくるでしょうか?

少し大げさな例かもしれませんが、
会社が強みにしていきたい方針を理解し
エンドユーザーにどのように訴求していくのかを考えるのが
リーダーに必要な条件
となります。

成果を上げる方法を知っている

企業は成果を上げ続けなければなりません。
リーダーが成果を上げる方法を知らなければ、
メンバーも成果を上げることが出来ないものです。

まず、リーダーはチームにとっての成果が
何かを理解するところから始めます。

営業のリーダーであれば、もちろん受注件数が成果につながるでしょう。
製造部隊のリーダーであれば、品質を落とさずに
納期をコミットすることです。

仕事の内容によって成果は違います。
リーダーになって最初にすることは、
自分のチームにとっての成果が何かを知る事です。

成果を上げる方法を知っているリーダーには共通点がいくつかあります。
まずは、スケジュール管理がしっかりしていることです。
何をいつまでにどのように、といった計画が
立てられなければリーダーにはなれません。

次に、仕事に漏れがないことです。
営業ならお客様への連絡、製造なら完璧なテストの実施、など
仕事に漏れが無いようにして精度を高めて
いかなければならないのです。

成果を上げる方法を知っているリーダーは、
小さな努力の積み重ねをしているリーダーです。

揺るがないビジョンを持っている

一度立てたビジョンが場面によって揺らぐようでは
リーダーとは言えません。

世間のニーズを把握し、何が課題となっているのかを理解した上で
チームが進むべき道を示してあげる
のです。
途中に起こる弊害は、リーダーが事前に把握しておくことが大切であり
予想外の事が起きたとしても
ビジョンを簡単に変えてしまってはいけません。

リーダーが揺るがないビジョンを掲げていれば、
メンバーが迷った時にまた初心に戻ることができるのです。
そのためには、ビジョンを立てる前にしっかりとした調査が必要であり
ビジョンが継続できるものでありながら、
メンバーのモチベーションが上がるものであるかを
自分なりに検証をしておかなければならないのです。

決断するスピードが速い

決断スピードが速くなければならない理由

リーダーには、決断するスピードが求められます。

リーダーのところには、日々メンバーから承認しなければならない案件が
挙がってきます。
難易度の高いものから簡単なもの、気軽な相談まで、挙がってくる案件は
様々です。

案件の内容を理解するのに時間がかかる、
またはYES/NOの判断に迷うといった状態では、
リーダーのポジションが案件推進のボトルネックになってしまいます。

リーダーとして決断するスピードが速くなれば、
PDCAサイクルのスピードも速くなります。

例えば、新たにチャレンジする案件の決断に躊躇してしまうと
D(行動)が送れます。
行動が送れるとC(チェック)も遅くなり
A(改善)が出来ないままに終わってしまいます。

リーダーの決断が速ければ、PDCAを何度も回すことができるようになり
仕事が効率化されていくスピードが上がります。

営業職なら提案方法も早くにブラッシュアップされていくことでしょう。

決断スピードを速くするために

リーダーが決断スピードを速くするためには、
覚悟と経験、そして、勉強が必要です。

まず覚悟ですが、リーダーである以上決断には責任が付きまといます。
リーダーが決断した以上、先に進めることになりますから、
躊躇してしまうのも分からなくもありません。

「やる!」と決めるためには、リーダーとしての覚悟が必要になるのです。

次に経験です。
これまでに経験してきた実績が体に染みついているリーダーは、
決断スピードが速くなります。
そのため、若い頃から様々な案件にチャレンジし、
成功も失敗もたくさん経験している人ほど
リーダーとしての素質が高くなるのです。

最後が勉強です。
ニュースを常にチェックし、本を読んだりして知識を蓄えていきます。
仕事の引き出しが増えれば増えるほど、自分に自信が持てるようになり
決断スピードが速くなるのです。

常にリスクを考えている

リーダーたるもの、リスクを把握しておかなければなりません。

リスクマネジメントができないリーダーは、大きな失敗を
引き起こしてしまいます。
案件にリスクを理解せずに前に進めてしまうと、
イレギュラーが起こった時に対応できなくなってしまう
のです。特に若いメンバーは、リスクを恐れずに仕事を進めるものです。

リーダーがリスクマネジメントをしてあげなければ、
大きな失敗につながりかねません。
決断は早く、リスクは的確に、がリーダーに求められている条件なのです。

部下が成長を続ける

部下が成長を続けるためには、
リーダーが成長できる環境を用意してあげなければなりません。

組織が求めるリーダーは、チームのメンバーを成長させることができる
リーダーです。
メンバーを成長させるためには、「指示」だけでは不足しています。

例えば、メンバーから「明日のレジュメをチェックしてください」と
依頼があったとします。
初めて作るレジュメなので、間違いもたくさんあります。

1つ1つ丁寧に赤ペンを入れて返してあげるだけではメンバーが
成長しているとは言えません。
リーダーは、
「何でそのように考えたか?」
「この順番を入れ替えるとどう感じるか?」
など
誤った内容について質問をしてあげるのです。

質問をされたメンバーは、
自分の頭で考えることになりますので成長が早くなるのです。
部下を成長させるためには、指示型ではなく
コーチング型の教育が重要です。

まとめ

組織が求めるリーダーの条件をいくつかご紹介してきました。

リーダーに任命される人は、組織に利益をもたらす人です。
これからリーダーに挑戦する人や、今のリーダーに満足をしていな人は、
1つ1つの条件をチェックしてみるといいでしょう。

 

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