「雇われない働き方」とは?メリット・デメリットと働き方の実例紹介
一度は、誰もが「雇われずに自由に生きたいな・・・」と思ったことはないでしょうか?
昨年から続くコロナ渦を機に「リモートワーク」が新しい働き方の一つになりつつある昨今、改めてライフスタイルの見直しが一人一人に求められています。今から4年後の2025年に、日本の社会構造は激変するといわれています。
それは「超高齢化社会」に突入し、現役世代が「年金」「介護」問題に直面することを意味し「介護」による離職や仕事との両立が難しくなると予測されています。さらに、少子高齢化による人手不足など企業は様々な面で打撃を受ける可能性が高く危惧されています。(厚生労働省のデータ「2025年に向けた介護人材にかかる需給推計(確定値)について」「今後の高齢者人口の見通し」を参照)
現在、日本では大多数を占める働き方として「会社員」が挙げられますが、一社での安泰した働き方や安定した収入源の確保はますます難しくなるでしょう。
今一度、働き方の「見直し」をしてみてはいかかでしょうか?
この記事では「雇われない働き方」も一つの生き方として、メリット・デメリットをご紹介します。
また、実際にどんな働き方の種類があるのかご説明いたします。
目次
雇われない働き方とは?
「雇われない働き方」とは、「従業員」ではない働き方のことを意味します。
一言でいうと「経営者」のように、自分が「主体」となって収入源を確保するような働き方のことです。
本音は自由に働き、暮らしたい!
いきなり「経営者」や自分が「主体」となり収入源を確保する働き方なんて知らないし、何から始めたらいいのか
どうすればいいのか分からないと困惑する方も多いでしょう。
しかし、本音はどうでしょうか?
現実問題は置いといて、もし叶うなら私の思うような暮らしや生活、好きなように働けるなら・・・
そうしたくないですか?
でも・・・一番の心配は「お金」
とはいえ、毎月固定された収入を確保し食べて生きていかなければなりません。
生活があります。
扶養者がいれば、重たい責任や義務ものしかかります。
私の思うがまま、好きだけでは生きていけないと諦めがちになるでしょう。
しかし、世間では様々な「お金の稼ぎ方」の方法・手段が溢れています。
「副業ブーム」のように会社側が本業以外で働き稼ぐ経験を認め、それを本業に活かしてもらおうとする企業も増えているくらいです。
むしろ、何もせず今まで通りの働き方を続けるほうが「お金」の心配は常に絶えず、収入は減っていく一方ではないでしょうか。
雇われない働き方のメリット
ここでは「雇われない働き方」のメリットをご紹介します。
結論からお伝えすると、
- 時間・場所に縛られず「自由度」が高い
- 自由度が高い分、レバレッジをかけやすい
- 職場の「人間関係」に振り回されない
- 決定権は全て「私」
の4つです。
ここから1つずつ詳しく解説していきます。
時間・場所に縛られず「自由度」が高い
時間と場所に縛られず自由に働くことができるのが、雇われずに働く一番のメリットと言えるのではないでしょうか。
働く場所も時間も自分で決められる「自由」があるのでプライベートとの両立をがしやすいでしょう。例えば、育児・家事、介護など家庭との両立が可能になり、私の趣味やプライべート、好きなことに時間を割きやすくなります。
昨今めまぐるしい社会情勢の変化、ボーダレスな時代による価値観の多様化、「安定」よりも「やりがい」「生き甲斐」「自分らしさ」を重視する若い世代がこれから増えていく中で「自由度」が高い「雇われない働き方」は今後、労働の選択肢の一つに必ずなるといえるでしょう。
自由度が高い分、レバレッジをかけやすい
雇われない働き方には、時間を自分で決められる自由がありますので効率的に仕事を早く終えられれば、その残った時間を他のことに充てることができます。「雇われて働く」よりも、時間の使い方では圧倒的に有意義な使い方ができるでしょう。
また、予算やコストで問題なければアウトソースすることができます。つまり、時間を「買う」ことができます。
その時間を使って、新しい事業や他のやりたいことなどに挑戦することもできます。
職場の「人間関係」に振り回されない
そもそも職場・オフィスに出向く必要がありませんので、不必要に気を遣うことも忖度する必要もありません。
会いたくない人や合わない人とは直接会わずとも「リモート」で最低限のコミュニケーションツールの利用で済ますことができるでしょう。誰とどのようにコミュニケーションを取って人間関係を作るのか、ということも私自身で意思決定できます。
決定権は全て「私」
以上のように「雇われない働き方」の一番のメリットは、全て「私」に決定権があることです。
自由度が高い分、意思決定権は「私」にあります。
私の好きなように理想とする方法で、あらゆることを「決める」ことができるでしょう。
雇われない働き方のデメリット
次に、雇われない働き方のデメリットをご紹介します。
自由度が高く、場所や時間に縛られず、意思決定を自分で全てできるメリットをご説明しましたが、だからこそ、デメリットもあります。
結論からお伝えすると、
- 収入が0円になる可能性が高い
- 社会的信用が低い
- 常に情報・スキルのアップデートが必要
- 全ての責任は「私」が取る覚悟
の4つです。
ここから1つずつ詳しく解説していきます。
収入が0円になる可能性が高い
雇われない働き方とは、つまり、毎月決まった固定収入が入る「社員」とは違いますので0円になる可能性は大いにあります。
雇われている社員であれば、仕事をさぼろうが、パフォーマンスが低かろうが「雇用契約」を互いに締結している以上は給料が発生します。解雇されない限り、いきなり0円になってしまうという可能性は低いでしょう。
会社員の場合、事業所や雇用形態にもよりますが「雇用保険」に加入されていれば失業時の基本手当や教育訓練給付給付金などが支給されます。
そのような意味では、雇われる働き方は「守られている」といえるでしょう。
社会的信用が低い
会社員であれば、会社という「組織」がありました。しかし、雇われないということは、雇われている「社員」と比べて社会的保障の手厚さや金融機関の審査での信用度はまだ低い現実があります。
トラブル時の対応は全て一人で対応しなくてはいけません。
例えば、税務や会計、顧客や取引先とのトラブルによる提訴など起こりうるリスク管理が必要ですので、普段から、いざという時にすぐに相談できるあなたの弁護士や税理士を付けておくことをお勧めします。
常に情報・スキルのアップデートが必要
雇われない働き方とは、つまり、自分で「稼ぐ」ということになります。自分で契約や案件を取りにいく、営業をしていく心意気が必要です。
相手が「お金を出して」でも欲しい、使いたい、買いたいと思ってもらうためには「価値」を提供しなくてはなりません。その「価値」を常に生み出すためには何が必要でしょうか。
「私だからこそ」提供している商品が欲しい、使いたい、買いたいと思ってもらうためには常に「自分」を更新していく必要があります。知識やスキル、最新情報の習得はもちろんのこと、思考や外見など内面も外見も「私自身」すべてが商品だと思われていることを常に意識しなくてはなりません。
全ての責任は「私」が取る覚悟
時間も場所も縛られず、自由に自分の意思決定で働く「雇われない働き方」とは、つまり、いつ何が起ころうと全ての責任は「私」にあり「私」が対応する覚悟が必要です。
この覚悟がないまま、自由好き勝手気ままに「雇われない」働き方はできないといえるでしょう。
自由の代償には必ず責任と義務が生じます。
実例・雇われない働き方の種類
最後に、ここでは具体的に「雇われない働き方」の実例紹介をします。
どんな働き方があるのか、今のあなたにぴったりの働き方を見つけてください。
起業(経営者になる)
雇われない働き方とは、つまり、あなたが社長になるということです。
経営者になり、全ての決定権をあなたが持つということです。独立して開業、起業し今までのキャリア、経験、実績、人脈、スキルなど全てフル活用して「食べていくために稼ぐ」という雇われない働き方の代表例です。
フリーエージェント (FA)
「フリーエージェント」という言葉ご存じでしょうか?
日本では、野球の世界では聞いたことがあるかもしれません。いずれの球団とも選手契約を締結できる権利をもつ選手のことをいい「国内FA」と「海外FA」といいます。
労働市場では、どうでしょうか?
日本では、まだ馴染みのない言葉かとおもいます。アメリカでは、主にインターネットを使って自宅で働き、労働人口の4分の一がこの働き方を選んでいる、と言われています。近い将来、日本でも「フリーエージェント社会」が到来するといわれています。
近い将来、会社の「組織」に属さなくても、自ら「個」の持つスキルや提供できる価値で法人・個人と「契約」ベースで仕事ができるようになるかもしれません。
フリーランス
フリーランスという言葉は以前より知れ渡るようになりました。
フリーランスとは、どの組織にも属さない個人事業主のことで自由業・自由職業とも日本では言われています。
つまり、仕事に応じて、自由に契約をする人のことを指します。
主に、ライターやカメラマン、デザイナー、プログラマー、イラストレーター、編集者、SE(プログラマー)などです。
ノマドワーカー
「ノマド」とは英語で遊牧民や流浪者という意味です。
最近では、決まったオフィスで働かず自分の好きな時間や場所で働く人や働き方を「ノマド」と呼ぶようになりました。Wifi環境がある場所でノートパソコンとスマホがあれば、いつでも、どこでも仕事ができます。
「ノマド」の働き方として、よく上げられる職種は以下です。
- WEBライティング
- WEBデザイン
- プログラミング
- アフィリエイト
- ネット販売業
他にも、事務・秘書業務、経理作業、資料作成や編集、考察や調査資料作成などが挙げられます。
主に、思考型の仕事が多い印象です。
複業(パラレルワーク)
パラレルワークとは、「パラレル=並行」して本業が複数ある働き方のことを指します。
業務にかける時間や労力は限りなく本業に近く、収入に関しては本業以上になることもあるでしょう。
収入源を一つだけでなく複数持つことで経験やスキルの幅が広がる働き方になります。
また、複数掛け持ちの業務を通して、人脈も広がりやすいでしょう。
副業
「副業ブーム」全盛期の昨今ですが、目的は人それぞれでスタートするでしょう。
独立する前提でまずは副業からと始められる方、生活費の足し程度、趣味で楽しむ程度など様々です。
副業の基本的な特徴は、収入額や要する時間、労力が本業と比べると少なく、大きな責任が伴わないことが多いでしょう。いつ辞めても特に誰からも咎められることもありません。
仕事内容は、以下挙げられます。
- 物販販売、せどり、自分でブランドを作り制作物のEC販売
- 週末だけの短期アルバイト
- ワンコインマーケットやクラウドソーシングサイトで事務作業やデータ入力、ライティングなど
- ブログ、アフィリエイトサイト運営
- FX、株式投資
「雇われない働き方」のファースト・ステップとして「副業」は誰もがすぐに始められやすいでしょう。
まとめ: 今日から「雇われない働き方」の実現に1歩近づこう!
あなたは「雇われる働き方」と「雇われない働き方」どちらが良いですか?
それぞれにメリット・デメリットがあります。
長い人生の中であなたの置かれている環境や状況によって働き方を変えて選択することが、これからの時代を生き抜くために求められることかもしれません。
その時の「私」にとって一番ベストな働き方として「雇われない働き方」も選択肢の一つとして選ばれていくでしょう。
改めて、あなたの叶えたい理想の「働き方」を見直してみてはいかがでしょうか。
今すぐに変えられなくても、いつかその日のために今から少しずつ準備をして、あなたが理想とする「働き方」を叶えましょう。
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