コーチング起業で集客する方法13選と具体的なステップ
コーチングでビジネスを始めようという方が増えていますね。
しかし、よく聞くのは「集客できない」「稼げない」といったお悩みです。
「コーチングの資格を取った、さあ起業するぞ!」と意気込んでも、お客様に出会えなければ
ビジネスとして成り立ちません。
そもそも、お客様がいない状態ではコーチングそのものが提供できませんよね。
『集客』はいわばビジネスの根幹。
コーチングに限らず、起業しようと思ったら、最初に考えなければならないのが『集客』といっても過言ではありません。
こちらの記事では、コーチングで13年ビジネスを行ってきた私田中直子がコーチングで集客する方法13種と具体的なステップについて解説します。
ぜひご一読いただき、あなたのコーチング起業の準備にお役立ていただければ嬉しいです。
目次
コーチングで顧客獲得するための集客方法13選
コーチングを始めるにあたり、まず『集客』が大事であることをお伝えしました。
『集客』といっても、文字通りにただ人を集めればいいというものではありません。
あなたのサービスの見込み客、すなわち未来のお客様になりうる方に集まっていただかなければ、『集客』とはいえないわけです。
こちらでは、顧客獲得のために有効な集客の方法を厳選し、13種紹介していきます。
13選とはいっても、これを片っ端から全部やってください、ということではありませんので、そこはご安心くださいね。
大事なのは、まずはじめてみること。
はじめてみて、余裕が出てきたらほかの方法も並行して加えていけば良いですし、合わないなと思えば、ほかの方法を試してみれば良いのです。
ご紹介する顧客獲得のために有効な集客の方法は、下記の13種です。
- ブログ集客
- Facebook集客
- インスタグラム集客
- Twitter集客
- YouTube集客
- 知り合い集客
- 名刺やチラシ集客
- セミナー集客
- ココナラ集客
- ストアカ集客
- こくちーず集客
- Udemy集客
- 広告集客
どの方法なら取り掛かりやすいかな、あなたの見込み客にはどの方法が合っていそうかな…といった視点で、それぞれの方法をチェックしてみて下さいね。
ブログ集客
『集客』と聞いて、比較的なじみがありイメージもしやすいのが『ブログ集客』ではないでしょうか。
ブログ集客のメリットは以下の3点です。
それぞれ説明していきますね。
ローリスクで始められる
PC1つあれば、いつでもブログを始めることができます。
アメブロやはてなブログなどの無料ブログサービスを利用すれば費用もかかりません。
独自性の高いブログを立ち上げたければWordpressを利用することになりますが、Wordpressの費用もサーバーやドメインのレンタル代で月2000円かからない程度です。
ブログを始める際に無料ブログサービスを利用するか、Wordpressで作成するか質問をいただくことがあります。選択基準はいくつかあり、長い目で考えるとWordpress一択なのですが、集客の手段としてまず始めてみようということであれば、無料ブログサービスを利用しましょう。
中でも、アメブロはコーチングと読者層との相性が良く、最初に取り掛かるブログとしておすすめです。
作成したブログが資産となる
また、ブログのメリットとして、あげた記事の1つ1つが『資産』となるということが上げられます。
あなたは『資産ブログ』という言葉を聞いたことはありませんか?
『資産』とは、もともと会計用語で、「将来企業に収益をもたらすことが期待されているもの」を指します。(出典:(株)シクミカ:運営「会計用語キーワード辞典」)
『資産ブログ』は、一般的には、アフィリエイトブログなど広告費で報酬を得るブログについて、「継続的にお金を稼いでくれるブログ」といった意味合いで使われることが多いです。
ここでは「継続的に見込み客を連れてきてくれるブログ」という意味で、『資産』という言葉を使っています。
少し想像してみてください。
あなたの記事を読んでくれる人というのは、記事を検索している時点で、すでに何らかの解決したい悩みを持っている人です。
キッカケは偶然にせよ、あなたが自分の足で探しに行かなくても、見込み客が自らあなたの元へ来てくれる。…そう考えると、いかがでしょうか。そんなありがたいことはないですよね。
あなたの書いた記事の1つ1つが営業部隊となり、あなたの寝ている間も、あなたに代わって見込み客に出会ってくれる…とも言い換えることができます。
一度投稿した記事は、ネット上に残り続けます。
これは、記事を書く、投稿するという労力は1回でも、ネット上のあなたの記事はあなたに代わって営業活動を永続的に続けてくれるということを意味します。
「作成したブログが資産になる」とはそういうことです。
あなたのファンを作りやすい
ブログでの発信を続けていくと、あなたのサービスやその背景にある想いが多くの人の目に届くようになります。
記事が蓄積すればするほどブログとしての価値も高まりますし、あなたのファンも生まれやすくなります。
最初は何かを検索していてたまたま訪れただけだったかもしれない読者のうちの何人かが、あなたの発信に共感し、魅力を感じて、やがて更新のたびにあなたのブログに訪れるようになる。
あなたは、そんなコアな読者層に向けて、その方たちが好み、よりためになる記事を書く。
それを繰り返していく中で、あなたとの間に信頼関係が生まれ、ファンとなっていく…
そんなからくりです。
あなたのファンが増えるということは、「ほかの誰でもなくあなたから買いたい」という人が増えるということです。
『集客=見込み客を集める』という意味において、ブログは堅実でかつ確実な方法といえますね。
ただしブログ集客の最大のデメリットとして、「時間がかかる」ということが挙げられます。
ブログを始めても、最初はその存在になかなか気づいてもらえません。
例えるなら、砂漠の真ん中で店を開いているようなもの。
ブログで集客するには、3カ月から半年はかかるものと心得て始めましょう。
それを踏まえ、後述するSNS集客や広告などと組み合わせることをおすすめします。
ブログ集客のコツについて、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もご確認ください。
Facebook集客
Facebookによる集客もよく知られている方法の1つです。
Facebookはもう古いのではないか、集客効果は望めないのではないか、といった声を耳にすることもありますが、決してそんなことはありません。
国内のユーザー数は2600万人(2019年4月時点)でほかのSNSより少な目ですが30代、40代の割合が高めであること、SNSの中では古くからあることから、ビジネスシーンでの利用が多いといわれています。
Facebookには、ほかのSNSにはない特徴がありますので、その特徴を活かすことが集客成功のカギといえるでしょう。
- Facebookには個人アカウントと企業アカウントがある
- Facebook内のアルゴリズムがある
- 実名制のため炎上しにくく、口コミへの信頼度も高い傾向がある
それぞれの特徴を細かく見ていくと膨大な情報量になってしまうので、ここでは割愛しますが、Facebookを集客で利用するならば、
企業アカウントである「Facebookページ」を利用することが必須となりますので覚えておいてください。
Facebookページは、ボタンの設置ができる、アクセス解析ができる、ログインしなくてもだれでも見られる(個人アカウントではログインしないと見られない)、友達の上限が無い(個人アカウントの友達上限は5000人)など、
集客に便利な機能を多く備えています。
他のSNSに比べ、拡散性が低いことがデメリットになるのですが、つながりの深い人に表示されやすいように設計されているので投稿の際、Facebookページに「いいね」をしてもらえるよう工夫すると良いでしょう。
インスタグラム集客
インスタグラム集客は是非検討したい方法の1つです。
Meta社の公式発表によれば、インスタグラムの日本国内アクティブユーザー数は3,300万人(2019年3月)。
齢別の割合は10代・20代がトップを占めるものの、10~60代までと幅広く、各年代ともに年々増加傾向にあります。
注目すべきは、ユーザーが多いにもかかわらず、他のSNSに比べてビジネス利用のアカウントが少な目である点です。
つまりライバルがまだ少ないため、今、始めておくことで優位に立てる可能性が高くなります。
これがインスタグラム集客を強くおすすめしたい大きな理由です。
また、情報収集の手段として、Google検索よりもSNSで検索をする人が増えているという世の中の動きをみても、
インスタグラムはやっておいて間違いないでしょう。
そのほかのインスタグラム集客のメリットは以下の通りです。
- 無料で始められる
- 写真や動画を使って視覚的に訴求できる
- コメントやDM機能で個別にコミュニケーションがとれファン化を狙える
- プロフィール画面に、問い合わせボタン、予約ボタン、電話ボタンなどを設置できる
- 数百円から手軽に広告配信できる機能がある
まだ、どの媒体でも集客ができていない場合は、インスタグラムから始めてみることを検討してみてください。
Twitter集客
Twitterも集客のツールとして有効です。
Twitter集客の強みは、なんといってもリツイート機能による拡散力の強さと、国内ユーザー数の多さ(4500万人)です。
コンセプトは「つぶやき」なので、かしこまらずに発信できるところが特徴です。
定期的に発信をすることで、サービス内容やあなた自身のパーソナリティを広く知って貰うことができます。
集客は、まず知ってもらう「認知」の段階から始まりますが、Twitterはまさに、あなたのサービスを多くの人に知ってもらう「認知」の役割で特に力を発揮してくれるツールだといえるでしょう。
Twitterには、反応の良いツイートを広告として使用できる機能や、Spaces(スペース)というライブ配信の機能がありますが、それも認知に一役買ってくれそうですね。
ただし、Twitterは匿名性が高いこと、投稿が流れてしまうことから、資産としての価値はさほど高くはありません。
自分のブログの更新を知らせる、イベントを通知するなど、他の集客手段と組み合わせて効果的に利用するのがおすすめです。
YouTube集客
始めるハードルは少し高いかもしれませんが、今の時代の集客において、やはりYouTubeは外せません。
もしかすると、今さらYouTubeを始めるなんて遅いのでは?と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、
そんなことはないので安心してください。
YouTube集客が優れているのは、やはり動画コンテンツであるという点です。
若者の活字離れが取り沙汰されることがありますが、若者に限らず文字よりも動画で情報を得る層が増えてきています。
動画で検索する層を逃さないという点だけでも、YouTube集客を始める意義があるわけです。
特に、コーチングビジネスは人柄や想いがそのまま商品のようなものですので、数あるビジネスの中でも動画である必要性は高いといえます。
どんな人が、どんな想いで対応してくれるのか、果たして自分との相性は良さそうなのか、ご自身が見込み客の立場だったら知りたいと思いませんか?
YouTubeで、『動画だからこそ伝えられること』を発信してあなたのファンを増やし、ほかの誰でもなくあなたのコーチングを受けたいというお客様を育てましょう。
知り合い集客
知り合い集客とは、知り合いからの紹介や口コミによる集客のことです。
オンラインによる集客を中心にみてきましたが、このリアルの知り合い経由で集客する方法もコーチングには有効です。
むしろ、実は一番最強かもしれません。
SNSやブログの集客では、見込み客があなたの商品を買いたいと思うようになるまで、時間をかけて教育し信頼関係を築いていきます。
知り合い集客においては、「知り合いにすすめられた」という段階でかなり高い信頼を得られていることが多いため、SNS集客などに比べると短い時間で結果が出やすいのが利点です。
ブログやSNSでの集客は、育つまでに多少時間がかかりますので、ビジネスを始めようと思った際には、まず知り合いで紹介してくれる方がいないか考えてみるとよいでしょう。
名刺やチラシ集客
名刺やチラシを配る形での集客も、昔ながらの方法ですがコーチングビジネスにおいては有効です。
SNSその他ネットでの集客と違い、実際に対面できる相手と出会える点が大きなメリットです。
繰り返しになりますが、コーチングビジネスはあなたの人柄や想いそのものが商品の一部ですから、実際に会ってあなたのことを知っていただくことは、集客においてとても効果が高いのです。
せっかくですから、あなたの写真や目を引くキャッチフレーズを入れたり、SNSやブログのアカウントを記載するなどして、持ち帰った後も覚えていてもらえたリ、つながりを持てたりするような仕掛けをするとよいでしょう。
セミナー集客
セミナー集客とは、名前のとおり、セミナーを開催して見込み客を集める方法です。
セミナーで扱うテーマやタイトル次第で、本当にあなたの商品を必要とする見込み客をピンポイントで、しかも、一度にたくさん集められる点が最大の魅力でしょう。
ただし、セミナー開催の目的は、あくまであなたのバックエンド商品となるサービスへの誘導です。
目的から逸れないよう意識してセミナーを設計することが大切です。
ココナラ集客
ココナラは「得意を売り買いスキルマーケット」のキャッチコピーでおなじみ、ビジネスからプライベート利用まで、個人のスキルを気軽に売り買いできる日本最大級のスキルマーケットです。(ココナラホームページより引用)
240種あるカテゴリーの中から、あなたのサービスが一番フィットするものを選んで出品します。
素晴らしいのは、何かしらのスキルを買いたい人たちが集まっているマーケットにあなたのサービスを出せるという点です。
ふつうネット集客を行う場合、まず知ってもらうところからスタートし、買いたいと思ってもらうまで時間をかけてあなたのお客様に育てていくわけですが、それに比べるとどんなに効率的かイメージできるのではないでしょうか。
ただし前述したSNS集客と違って、あなたの商品が欲しくて集まるのではない点で注意が必要です。
見込み客の行動としては、同じカテゴリーの競合するサービスとの比較検討となるため、出品する側としては、いかに他と差別化するか、どこに魅力を感じてもらうかといった戦略が必要になります。
ストアカ集客
ストアカもココナラと並んで人気のサービスですので、CM等で目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
こちらは、「教えたいと学びたいをリアルにつなぐまなびのマーケット」をキャッチコピーに、ストリートアカデミー株式会社が提供するサービスです。
教えたい人は気軽に「講師」となり「講座」を提供できることが特徴ですが、ストアカで講座を提供する最大のメリットは、そのマーケットの大きさでしょう。
ストアカのサイトトップページに表示されている数字によれば、累計受講者数が89万人(2022年1月現在)。つまり、お金を払ってでもなんらかを学びたいと思っている人たちが累計89万人以上控えているということです。
あなたのサービスが必要な人に届くように、しっかりターゲットをしぼって講座を作りこめれば、お金を払ってでも、あなたのサービスにつながる内容を学びたいという人たちが集まってくる…
そう考えると、これを使わない手はないですよね。
ストアカでは、会場を使ったリアルの講座もオンラインでの講座も、ともに開催することが可能です。
あなたのサービスに合わせて、効果的に開催しましょう。
ココナラ同様、同じカテゴリーの競合サービスと比較検討されることになりますので、サイト上で、いかにほかの講座と差別化を図れるか、見込み客に刺さる文章を作れるかがカギとなります。
こくちーず集客
こくちーずは、イベントの申し込みに特化したサービスです。
メールアドレス1つで、本格的な告知ページと申し込みフォームを簡単に作成することができます。
集客のためのノウハウ、告知文を作成するスキルといった専門知識がなくても、イベントの名前や開催日、定員、会場場所といった
申し込みに必要な項目を選ぶだけで、参加者を集客するための告知ページを作ることができる点が特徴です。
セミナーを開催する目的は、あくまであなたのバックエンド商品に繋がる見込み客を集めることですから、できれば、セミナーそのものの集客よりも、セミナーの中身やバックエンド商品へ誘導するオファーの作成などに力を注ぎたいですよね。
こくちーずを利用することで、セミナー自体の集客を切り出すことができ、本来注力したいことにあなたは専念することができるわけです。
さらに、告知文や申し込みフォームの作成だけでなく、申込者の管理や名簿の印刷、アンケート分析などの機能まで備わっているので、安心してセミナーを開催することができますよ。
また、こくちーずには、こくちーずの機能を充実させた「こくちーずプロ」という上位バージョンが存在します。
こくちーずの機能にプラスして、キャンセル待ち、グループ・コミュニティの登録、Facebook連携、クレジット決済への対応、入金管理等、様々な機能が利用できます。(こくちーずとの比較)
クレジット決済の手数料以外で利用料金や販売手数料等は発生しませんので、こくちーずを利用するならば「こくちーずプロ」一択と考えてよいでしょう。
Udemy集客
Udemyは、米Udemy社が立ち上げた世界最大級のオンラインプラットフォームです。
2015年からベネッセが事業提携していることもあり、日本での知名度も年々上がっています。
ストアカなどのサイトと同様に、学びたい人たちが集うプラットフォーム内でサービスの販売ができる点が「集客」という意味での最大のメリットです。
会員登録の費用や月額会費がかからない、受講したい講座の買い切りで何度でも視聴できる、30日間の返金保証があるといった点が受講者側からみたメリットです。
受講者は安心して気になった講座を受講することができますよね。
この受講者側のメリットは、そのまま講座を提供する側のメリットと言い換えることができます。
通常商品を販売するには顧客との間の信頼関係構築が必須ですが、まだあなたのことを知らない人たちもUdemyというプラットフォームへの信頼をよりどころに、あなたの講座を購入してくれるのですから。
一度あなたの商品を購入して下さった方とは信頼関係を構築するのはさほど難しくないですが、まだあなたのことを知らない方に商品を買っていただくのは、ふつう至難の業です。
信頼されているプラットフォームを積極的に利用することで、最初のハードルを下げましょう。
また、Udemyでの販売実績はあなたの権威性の向上にも一役買ってくれるので、その点でもおすすめです。
広告集客
最後に紹介するのは広告による集客の手法です。
広告といえば、歴史もある「集客」の代表格ですから、何を今さらと思われる方も多いかもしれませんね。
しかし、広告と一口にいっても、新聞・雑誌・テレビCMなどのマス広告、リスティング広告・アフィリエイト広告・メール広告・SNS広告などのインターネット広告、交通広告・屋外広告・POP・折込チラシ・DM・イベント等のセールスプロモーション広告と、数多くの種類が存在します。
また『集客』についても、細かくステップに分けると「認知⇒集客⇒教育⇒販売⇒ファン化」といった流れがあります。
それぞれの広告の特徴を知り、集客の流れの中のどの段階で、どの広告を利用するのが効果的なのかをしっかりリサーチし綿密に計画を立てた上で実行に移す必要があります。
広告はそれなりに費用がかかりますが、うまく使えば影響力は絶大ですので、しっかり戦略を立てて効果的に利用したいものです。
集客に成功するコーチの条件3つ
ここまで、コーチングで顧客を獲得するために有効な『集客』の方法をご紹介していきました。
これならやれそう、というあなたに合った方法は見つかりましたか?
「集客の種類はなんとなくわかったけれど、実際どのように進めればよいの?」
「自分にできるかな。集客で成功できる秘訣って何だろう?」
そんな声も聞こえてきそうですね。
実は、集客で成功しているコーチには、共通するある特徴があります。
その共通するある特徴、つまり、ある条件をクリアすることができれば、あなたも『集客』で成功する確率をグッと高めることができます。
さっそくみていきましょう。
その条件とは、ズバリ、次の3つになります。
それぞれ解説していきますね。
独自の商品ができている
集客に成功するコーチの条件その1は「独自の商品ができている」です。
これはどういうことでしょうか。
新装オープンのケーキ屋さんを例に考えてみましょう。
ケーキ屋さんにたくさんの人に来てもらうために、一生懸命チラシを配る様子を想像してください。一人でも多くの人の目に止まるよう、紙面を工夫し、力を尽くして大量に配布した結果、オープン当日たくさんの人が店の前に列をなしたとします。
ようやく入店しショーケースを見てみたら、肝心のケーキがなかったらどう思いますか?
チラシと似ても似つかないケーキしか置いてなかったら?
コンビニでも売っているような市販のケーキが間に合わせで置かれているだけだったら?
少し極端な例ですが、これと同じことなんです。
どんなに一生懸命『集客』しても、お客様が集まった先にお客様が欲しいと思える商品がなければ、あなたの商品が売れることはありません。
そんな当たり前のことを…と思われるかもしれませんが、実際には案外やってしまっているんですよね。
集客の戦略を練ることも大事ですが、あなたのお客様が買うべき商品が存在することが大前提です。
ほかの人からではなく、あなたから買う理由を与えてあげるつもりで、あなたならではの「独自の商品」をつくりましょう。
別の視点では、逆のパターンを考えてみるのもわかりやすいかもしれませんね。
独自の商品ができていないコーチが集客をするとどうなるでしょう。
ブログで文章を書くにせよ、Twitterやインスタグラムで発信するにせよ、商品が決まっていなければ、まず何を書いていいのかわかりません。
仮に商品が決まっていたとしても、独自性がなければ、世の中にたくさんいるコーチたちの投稿に埋もれてしまいます。
あなた独自の商品ができていて、その商品を提供する上での想いなどが発信されて初めて、受け手の人たちに、ほかの人からではなくあなたから買いたい理由がうまれます。
集客をしていくうえで、「独自の商品ができている」ことは外せない条件なのです。
マーケティングやセールスを学んでいる
集客に成功するコーチの条件その2は「マーケティングやセールスを学んでいる」です。
けっこう盲点になりがちなのですが、大事なポイントなのでよく読んで知っておいていただきたいです。
コーチを目指す人の中には、コーチングのスキルを学び資格を取得したら、もうコーチになれると考えている人が一定数います。
しかし、残念ながら、いくら高いコーチングのスキルを身につけたとしても、それだけではコーチになれません。
あなたがどんなに自分がコーチであると叫んでも、あなたのコーチングを受けるお客様と出会えない限り、コーチングサービスを提供することができないからです。
コーチングを誰かに提供するということができていなければ、「コーチ」とは言えませんよね。
あなたがコーチと名乗り、お客様にきちんとコーチングを提供するということができるためには、コーチングのスキルと同様に、いえ、むしろコーチングのスキル以上に、誰かにコーチングを売るためのマーケティングやセールスの知識の習得が必須となります。
本当に大切なことですので、よく覚えておいてください。
「コーチング」ではなく「新たな価値」を売っている
集客に成功するコーチの条件その3は「『コーチング』ではなく『新たな価値』を売っている」です。
コーチングを仕事にしたいと思った時点で、あなたはおそらく「コーチングはすばらしいものだ」と思っていることでしょう。
素晴らしいものだからこそ、その技術を使って誰かの役に立ちたいと考えているのだと思います。
その気持ちはとても素晴らしいですし尊敬しますが、残念ながらお客様には全く響きません。
誤解を恐れずに言うと、お客様は基本的にコーチングなど興味ないのです。
知ってさえもいないかもしれません。
あなたが何をできるか、どんな資格を持っているかなんて、正直どうでもよいのです。
ここを間違うと、あなたがあなたの商品の良さを語れば語るほど、お客様の心が離れていく…という悲しい現象が起こります。
お客様には、コーチングではなく「新たな価値」を売りましょう。
お客様が求めているのは、あなたの高いコーチング技術ではなく、あなたのコーチングを受けることによって得られる『幸せな未来』です。
どんな「価値」を提供したら、あなたのお客様は『幸せな未来』を手に入れられるでしょうか。そもそも、あなたのお客様が得たい『幸せな未来』とは、どんな未来なのでしょうか。
お客様ひとりひとりと向き合い、それを考え抜くことがとても大切です。
集客がうまくいかないコーチの特徴3つ
反対に、『集客』がうまくいかないコーチの特徴もみてみましょう。
ズバリ、集客がうまくいかないコーチの特徴は次の3つです。
こちらもぜひチェックしてください。
できることなら、うまくいかない要素は最初から排除しておきたいものですよね。
コーチングを愛しすぎている
集客がうまくいかないコーチの特徴その1は「コーチングを愛しすぎている」です。
コーチングを愛しすぎるあまり、コーチングの素晴らしさばかり語ってしまうんですね。
前述したとおり、お客様はコーチングになど興味を持っていないのです。
あなたが「何ができるか」より、あなたが「何をしてくれるのか」を知りたいのです。
それなのに、あなたがどんなにコーチングが素晴らしいのか、コーチングによってどう変わることができるのか、自分のコーチングスキルがどれだけ高いのか…そんなことばかりを語っても、お客様からしてみればうんざりです。
人によっては、商品を買うどころか、途中で話を切り上げて帰ってしまうかもしれません。
それがネット上ならば、簡単に離脱されてしまいます。
くり返しになりますが、お客様が欲しいのは、お客様にとっての『幸せな未来』です。どんなお客様に、どんな幸せな未来を届けたいのか、そのためにどんな新たな価値を提供したらよいのか。
そこをしっかり考えた上で「認知⇒集客⇒教育⇒販売⇒ファン化」の流れを作っていきましょう。
自分なりのやり方を変えようとしない
集客がうまくいかないコーチの特徴その2は、「自分なりのやり方を変えようとしない」です。
「これからコーチングで起業しよう」という段階において、集客のみならず、全ての工程1つ1つが初めての試みなわけですよね。
うまくいっているならまだしも、うまくいってないならばなおさら、「自分なりのやり方」は手放すべきです。
行動を変えずして、結果を変えることはできません。うまくいくには、うまくいくなりのやり方、理由があります。
起業の世界では、「TTP(徹底的にパクれ)」という言葉があるくらいです。自分の目指す分野でうまくいっている人のやり方を真似するところから始めましょう。
行動量が少ない
集客がうまくいかないコーチの特徴その3は、「行動量が少ない」です。
ここまでお話してきたことを実践してみて、それでも集客がうまくいかないという場合は、そもそもの「行動量」が足りていないのかもしれません。
うまくいかないな‥と悩む前に、行動量を増やしてみましょう。
また、行動量がなかなか増えない場合は、なんらかのメンタルブロックが邪魔している場合も考えられます。
自信がない、自分にはできないのではないか、自分にはまだ早いのではないか、もう少し準備が整ってから…
中でも、「もう少し準備が整ってから」に見え隠れする『完璧主義』は行動量を奪う最たるやっかいものです。
そのような思考が浮かんできた際には迷わず断ち切り、一歩でも行動しましょう。
あなたの思う『完璧』は永遠にきません。準備は整いません。まずは行動してみて、失敗もしながら、修正していく。
これが正解です。
行動して、修正して、それを繰り返していく中で、整えていきましょう。
コーチング起業で集客する具体的な6つのステップ
それではお待ちかね、ここから、コーチングで集客する具体的なステップをお伝えしていきます。
ステップは次の6段階です。
自分はプロのコーチだと決める
まずは、自分はプロのコーチだと決めましょう。
当たり前、と思われるかもしれませんが、意外とこの腹くくりができていない方を数多く見てきました。ここが決まらないと、この後のどのステップにおいても迷いが生じます。
あなた自身がまず最初に、「プロのコーチだ」と認めて、ステップを進めていきましょう。
開業届を出す
自分はプロのコーチだと決めて最初にやることは、『開業届』を出すことです。
開業届とは、事業の開始を税務署に届け出るために提出する書類をさします。原則、事業を開始してから1か月以内に提出することとされています。
開業届を出すメリットは「節税効果の高い青色申告ができるようになること」というのは良く言われているので耳にされたこともあるかもしれません。
逆に開業届を出すことのデメリットは、旦那さんの扶養から外れてしまう場合がある、失業保険を受給できなくなる等いくつかありますが、これからコーチングで起業しよう、これを仕事にしていこうと決めたのであれば、迷わず提出しましょう。
提出することで、自分はプロのコーチであるという気持ちもさらに強化できそうですね。
モニターを作る
次にやることは、「モニターを作る」です。
「え?商品を作ることが先ではないの?」と思うかもしれませんが、「モニターを作る」が先です。
モニターは、友人や知人でも問題ありません。まずは売ってみること。
お金をいただいて、お客様を相手にコーチングを行うという体験をすることがとても大切です。
売ってみて初めて、商品を構想している段階では気づかなかった違和感に気づいたり、自分が提供したいサービスやターゲット層のイメージが固まる場合もあります。
自分はプロのコーチであると腹をくくり、臨場感を味わうという意味でも、まず最初にモニターを作るところから始めましょう。
誰のどんなお悩みを解決するのかを決める
モニター相手に何人か実際にコーチングを提供したら、ここでようやく商品作りに入っていきます。
商品作りで最初にやることはターゲットを決めることです。
ここがハッキリ定まらないと、商品のコンセプトがぼんやりしたものになってしまうため、とても大切な作業です。
何人かモニター相手にセッションをしてみて、気付いた事や考えたことはありませんでしたか?
あなたが新たな価値を提供することで、幸せな未来を得られるであろうお客様はどこにいそうですか?
モニターセッションで体感したことをもとに、具体的にイメージしてターゲットを定めましょう。
そして、そのターゲットのどんなお悩みを解決するのか決めましょう。
差別化されたオリジナルの商品を作る
誰のどんなお悩みを解決するのかが定まったら、具体的に商品を作っていきます。
大切なのは、いかに独自性を出し、ほかのコーチングサービスと差別化するのか。
自分が今まで力を入れてきたこと、好きなこと、情熱が湧くことなどを棚卸ししたり、モニター相手に実際に行ったコーチングセッションで気付いたことを分析したりしながら、あなただからこそできる独自の商品を作ります。
ただ、自分の強みは自分ではわからないものでもあります。
確実に、効率的に、独自のサービスを作る上では、あなた自身がコーチについてもらってコーチと一緒に自分の強みを見つけ商品を作っていくこともおすすめです。
ブログ、メルマガ、公式LINE等で発信を始める
独自の商品ができたら、ここから発信を始めていきます。
よく、手始めにブログやメルマガを始めるという方を見かけますが、正しくはこの順番です。
なぜなら、ターゲットや商品が決まらないうちに発信しても、発信の内容が定まらずブレてしまったり、書くことに行き詰ってしまって、いいメディアが育たないからです。
毎回発信している内容がブレていたり、いつ覗きにいっても更新されていないブログを、あなたはまた訪れようと思いますか?
ブログやメルマガは、時間をかけてあなたのファンを作っていくメディアです。
信頼関係を築く上でも、発信は心を込めて行いたいものです。
方向性がブレているうちは、逆にあなたから離れていってしまうリスクがありますので
しっかりと商品のコンセプトやお客様を教育していきたい内容が定まってから発信を始めましょう。
コーチング集客に関するQ&A
最後にいくつかコーチング集客に関するよくある質問についてお答えしていきます。
準備を進める前にこちらをチェックして、不安を解消してくださいね。
ライフコーチングは集客できる?
ライフコーチングは集客できるのか?というお問い合わせを受けることがあります。
ライフコーチングとは、日本NLP能力開発協会によれば、人間関係、仕事や家庭などあらゆるシーンにおいて、ポジティブな心理状態を作ることをさします。
仕事や家庭でうまく人間関係を築いていきたい方たちが対象なので、これだけだと、会社の研修的な場では需要があっても、個人がまとまったお金を出してまで学びたいとは思ってもらえないかもしれません。
ライフコーチングという領域においても集客し、ビジネスとして稼いでいくためには、やはり、
ターゲットを定め、誰のどんな悩みを解決するものか、ほかのライフコーチングとは差別化した商品を作りこんでいく必要があります。
逆に言えば、そこさえ決まってしまえば、こちらで伝えているステップにしたがって進めることで、ライフコーチングにおいても集客することは可能です。
ホームページは必要?
こちらもよくいただく質問です。結論を申し上げますと、ホームページは必要です。
ただし、起業する段階で、急いで用意する必要はありません。
ホームページは集客というよりは、名刺代わりといった位置づけのメディアです。
広告やSNSなどほかの集客手段であなたのサービスにたどり着いた見込み客が、詳細を知りたいと思って確認する場所といった位置づけです。
当然、広告やSNSでどんなに興味関心を抱いたとしても、確認に訪れたホームページがあまりにもみすぼらしかったり、全く更新されていないようであれば、このサービスを買っても大丈夫かな‥と思われてしまうでしょう。
そういう意味で、絶対的にホームページは見た目を意識してしっかり作られているべきといえます。
ただし、お客様がホームページにたどり着くのは、認知の段階がある程度進んでからです。
最初の段階でホームページに訪れてくれる人はほぼないと思ってよいでしょう。
余力があれば最初からホームページを用意するに越したことはありませんが、リソースを集中させて優先順位の高いところから進めていこうというのであれば、ホームページは後回しにして、上述したステップに従い、モニターづくりや商品作りにとりかかりましょう。
オンラインだけでのコーチング起業は可能?
オンラインだけでのコーチング起業は可能でしょうか?という質問もよくいただきます。
これは「可能です」と即答いたします。
以前からオンラインでのカウンセリングやコーチングのサービスは実在していましたが、ここ1~2年で状況は大きく変わりましたよね。
いまやオンラインは、日常生活においてなくてはならないものの一部になっている人も多いのではないでしょうか。
まだコロナの状況も先が見えない中で、できれば、あまり外に出たくないという需要も高いのです。
ぜひ、積極的にオンラインを検討されることをおすすめします。
まとめ:コーチング集客を身につけて起業しよう
いかがでしたか。
コーチングビジネスに有効な集客の方法を13種類を紹介してきました。
自分に合った方法を見つけること、しっかり手順を踏んで進めることが大事であるという事をお伝えしましたが
少しイメージできただしょうか。
自分に合う方法がなかなか見つからないという場合は、ピンときたものから試してみましょう。
「習うより慣れよ」の精神も必要です。
あなたの行動を応援しています。
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