習慣とは?成功に近づくための10の習慣と時間の使い方まとめ
あなたの毎日の行動の中には、どんな「習慣」がありますか?
習慣は、人生の行く末を決める手がかりを持っています。
ですから、習慣を変えれば、人生は変わっていくのです。
今回はこの習慣のことを徹底的に考えていきます。
健康意識・口癖・行動・思考など、あなたの1日24時間の中にはあなたの無意識の習慣が組み込まれています。
この習慣をちょっと変えれば、あなたの24時間は変わります。
その積み重ねで、あなたの人生が決まっていくといっても過言ではありません。
できれば良い習慣にしていきたいですよね。
難しく思えるかもしれませんが、できるだけ簡単に実践・継続できる方法をお伝えしています。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
目次
習慣とは?
はじめに、「習慣とは何か」を確認しましょう。
習慣とは、何度も繰り返すうちに生活の中で自然に行うようになっていることです。
たとえば、ウォーキング、読書、ゲームなど、定期的もしくは、かなりの頻度で繰り返していて特別感なくやっているなら、それは習慣です。
もっと単純なことにも習慣は隠れています。
たとえば、朝起きたときに最初にすること。
スマホチェック、カーテンを開ける、歯磨き、届いた新聞を取りに行く…などは、個人の習慣がよく表れます。
カフェ、電車、待ち合わせなどで、どこかに座った途端、スマホを見ることが習慣になっている人も多いでしょう。
新しいことや、いつもと違うことをするとき人はいつもより抵抗や負荷を感じます。
ですが、ひとたび習慣になれば、抵抗や負荷を感じにくくなるのです。
そのため、習慣になったことをするときは「無意識」「ついつい」「自然に」やっていたということもよくあります。
さて、あなたの生活上には、どんな習慣があるでしょうか。
それは、良い習慣ですか?
それとも、変えたほうがいい習慣でしょうか?
習慣には2つ種類がある – 思考と行動
習慣には「思考習慣」と「行動習慣」の2つがあります。
「行動習慣」は何かをすることなのでイメージしやすいでしょう。
でも、日常のあらゆる活動は思考によって決まることも多いです。
思考も起きている間は断続的にやっていることですから習慣が存在します。
自分の「思考習慣」を知ることもとても大切なことです。
では、ここで「行動習慣」と「思考習慣」のそれぞれのポイントを一緒に見ていきましょう。
まず、活動・行動にも影響を与えている「思考習慣」について説明します。
ものの捉え方や考え方も、習慣によるところが大きいです。
ここから説明することを知っておけば、毎日のいろんな行動が今よりラクになるかもしれません。
習慣1. 「0か100思考」を止めて「スモール・ステップ思考」へ
突然ですが「量質転化の法則」というものをご存知でしょうか。
ものごとは一定量繰り返されると、質にも変化が起きるという法則です。
見方を変えると、質を変えたいときは量をこなせばいいということになります。
うまくなりたいときも、繰り返しの量が多いほどアウトプットの質を上げていけるのです。
できるだけうまく仕上げたいと思うとき、細部を気にしながら丁寧に行いますよね。
時間もその分長くかかるでしょう。
確かにパパっと、ササッとやってしまうより、うまく仕上げられるような気がします。
でも、上達を考えるのであれば、質重視で一回に多くの時間をかけて丁寧にやるより量(回数)を増やす、つまり、繰り返したほうがいいということです。
一回で100点を求めると到達や達成のハードルが高くなります。
60点であれば、できる、達成できることが増えると思えませんか?
ハードルが低くなれば、到達までの時間も短くなりそうです。
最初は60点でも、次は65点、その次は70点とジリジリと満点に近づいていけます。
うまくなりたいとき、一気に達人レベルを狙っても到達は難しいため途中で投げ出す可能性も高くなります。
でも、繰り返しが上達につながると知っていればハードルを下げて、繰り返すことを優先できますし、一回一回の完了までの負荷も低くなるはずです。
効率的に上達していくカラクリと言えるでしょう。
習慣2. 投資マインドを持つ
投資というのは、何かの将来に期待して行うものですよね。
将来、投資先が好調な状況になると投資家はメリットや利益を受け取ります。
「習慣」を自分への投資として捉えてみましょう。
自分の将来にプラスになると思える活動を選択して習慣化しましょう。
将来的に自分のマイナス・損失になるような習慣もたくさんあります。
たとえば、夜ふかし、暴飲暴食、喫煙、ネットサーフィン、ジャンクフード、まったく運動しない習慣など。
習慣になると無意識にも行うようになっていくため、繰り返す分、マイナス要因が蓄積されていくでしょう。
これらが繰り返されることで予想される状況といえば…太ってスタイルや見た目が悪くなる、仕事効率や質が下がる、収入が減る、病気になって治療費がかかる、寝たきりになる…
一度、習慣になると、やめようとしても離れることが難しくなります。
これが、良くも悪くも「習慣」が持っている強力なパワーなのです。
投資家は、マイナスになる(損をする)と予測するところには投資はしません。
そのマインドを習慣に置き換えてみましょう。
日常の活動の一つ一つにプラスかマイナスを考える価値は大きいです。
プラスを生む投資を積み重ねて、自分の将来のメリットを手に入れていきましょう。
習慣3. 明確なビジョンを持つ
あなたは、将来どのようになっていたいですか?
明確に描いた自分のビジョンが、あなたの習慣化・継続を強力にサポートしてくれます。
繰り返す間、ポジティブな気持ちをキープできるようになるのです。
何かを始めようと意気込んでも、数日で挫折する人は少なくありません。
効果が出ないためにやる気が失せたり、他のことに時間を取られて計画通りに実行できなかったりと理由はさまざまです。
そして心は、またダメか、どうせ無理、いつもの三日坊主のようなネガティブに傾きます。
そんなときにも、希望を持ち続け、気持ちを習慣化の方向に軌道修正することに役立つのも「ビジョン」なのです。
ポジティブな気持ちで取り組むときとネガティブな気持ちを押し殺して取り組むときの実行の負荷にも大きな差があります。
ビジョンを掲げて思い浮かべながら取り組んだほうがパフォーマンスも効果も断然上なのです。
ビジョンというと難しく感じるかもしれませんが、要は「将来の理想の姿」。
健康、容姿、仕事での活躍、収入など人それぞれです。
何かを始めようと思ったとき、きっと、きっかけがあったはずです。
そのきっかけを辿るとビジョンを描くいいヒントになるかもしれません。
ビジョンはできるだけ具体的に描くことをおすすめします。
ダイエットのためにウォーキングしようと決めたとします。
たとえ15分でも毎日となると、難易度は高いでしょう。
痩せたあとに、好きな服を着ている自分、デートを楽しんでいる自分、写真映りが良くなった自分、どこで誰とどんな風に過ごしたいかなど、具体的なビジョンが実行・継続する力になるのです。
習慣4. 口癖を変える
「でも…」「だって~」が口癖になっていないでしょうか。
意識して使わないように心がけましょう。
やらない、できない自分を正当化・言い聞かせ、できないところに自分を縛り付ける強力な言葉達だからです。
口にすると、実行や継続の代わりになる言い訳もついてきますよね。
「でも…」「だって~」を言いそうになったら、代わりに「であれば」「それなら」を使うことを意識してみましょう。
自然に言い訳を抑えることができます。
そして、できる方法を探るように自分の思考を誘導できます。
言い訳で逃げていては、自分の理想に辿り着けません。
他の人が代わりにできることではないですし、環境やモノでどうにかなることでもないのです。
自分の行動や将来については自分自身で責任を取っていきましょう。
マザーテレサの言葉があります。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
習慣の前に行動、行動の前に言葉、その前に思考が出てきます。
最後は、運命に到達するのですよ…というもの。
年齢を重ね、良い経験、良くない経験が連なるうちに、この言葉が真理であることに気づくときが、きっとあなたにも訪れるでしょう。
習慣5. 「自信」と「習慣」の関係性を知る
習慣とは、自然にできるようになっていることを指します。
出来映えはともかく、負荷を感じずに繰り返せるようになっています。
習慣化に成功すると自信が付きます。
「自信」とは、どのような状況下でも自分をコントロールできるという確信のことです。
新しく取り組むことが習慣になるまでの間には様々な理由が立ちはだかります。
面倒、億劫、魅力的な他のこと、友人の誘い、どうせやってもうまくいかない、効果がでない・・・苛立ち、といった障害が邪魔をしてきます。
それでも心をコントロールして継続することが価値ある思考トレーニングになっていくのです。
繰り返す継続が、生活の一部なる。
繰り返す継続が、上達や向上に繋がっていく。
繰り返す継続が、たとえ想定外のことが起きても気持ちをコントロールできる。
直接的な思考やメンタルのトレーニング、瞑想なども継続的な習慣化と実践によって変化をもたらし自信も付けられることでしょう。
そうやって「自信」のある状態が「習慣」になると仕事でもプライベートでも応用することができるでしょう。
継続して繰り返すほどに上達・向上し効果が出やすくなり、目標とする地点に到達できれば達成感や充実感が増えることでしょう。
それだけでなく、毎日やろうと決めたことを実行する一回一回に「今日もやった」「今日もできた」という実感を繰り返すことができます。
「やればできる」を心で毎日感じていれば、やがて習慣・自信となりプライベートや人間関係などに対しても以前より、改善やポジティブな影響があるでしょう。
では、ここから行動習慣についての説明に入ります。
あなたには毎日、もしくは何年も続けていることがありますか?
あなたの将来にプラスをもたらすおススメの行動習慣と実践・継続のコツを紹介します。
なりたい自分に必要なことを見つけたら、ぜひ取り入れてみてくださいね。
習慣6. 早寝・早起き
「規則正しい生活」が健康管理の上で重要だということは子どもの頃から言われてきましたよね。
不規則な生活になると、身体や神経がコロコロ変わるリズムについて行けず正常に機能しなくなり、体調を崩しやすくなるのです。
これは老若男女、すべての人にあてはまる真実です。
毎日の起きる時間と寝る時間を同じにして、一日のサイクルを一定化させることが規則正しい生活の第一歩です。
物事をうまく進めていくための大事なポイントとなります。
成功者と言われる人たちに朝型が多いことをご存知でしょうか。
大事な試験や受験生も朝型のほうが合格率が高いことも有名です。
朝型の生活には、以下のようなメリットがあると言われています。
・自律神経が乱れず健康的な体内サイクルの維持
・気持ちに余裕が生まれるため、思考が冴える
・周りは静止しているため集中しやすく、やることが捗る
・ネガティブ心理が減少し、ポジティブ心理が湧きやすい
・一日の始まりのゆとりが一日全体にも、ゆとりをもたらす
朝の4時・5時に起きるなんて無理!と思うかもしれませんが「習慣」になると難なく行えるようになります。
習慣になってしまえば、アラームなしでも勝手に体が、目が覚めるようになるのです。
睡眠時間はしっかり確保しないと心身ともにきつくなるので、早く起きるのであれば必然的に早く寝る習慣がセットになります。
今の生活サイクルから、早寝・早起きの習慣に切り替えるなら、あなたのいつもの起床と就寝の時間を15分(10分でも…)ずつずらしていくのがおすすめです。
習慣7. 読書する
あなたは今月、本を読みましたか?
読書は、とても手軽で、かつ少額でできる自己投資の一つです。
たとえば、何かを学ぼうとしてスクールや通信教育に通おうとすると数万・数十万のお金がかかるかもしれません。
もちろん、意義ある立派なことですが、かなりの労力と時間も要するため他のこととの両立はかなり大変です。
学習時間帯も長さも固定的ですし、移動時間も無視できないでしょう。
でも、本なら安価で手元にあれば、いつでもどこでも読めますし数分~数時間と自分の都合に合わせて時間調整もできます。
読書習慣がもたらすメリットはたくさんあります。
・知識増強・更新に役立つ
・低価格で最新の情報や自分が体験・経験したことない知識を得られる
・情報収集・読解・理解のスピードが上がる
・視野が広がり、思考力・発想力が上がる
・使える語彙や言い回しが増え、コミュニケーションに役立つ
・ストレスが解消される
あなたが得た新しい情報や知識は、数年後、数ヶ月後には形を変える確率が高いでしょう。
いろんなことが急ピッチで移り変わる時代だからです。
誰にとっても情報を常にアップデートする重要度は増しています。
ぜひ、あなたも読書の習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか。
これから習慣にしていきたい人は、まずは学習云々を気にせず興味のある読みたい本から始めることをおすすめします。
最初は「読む」という行動を、毎日自然に繰り返せるようになりましょう。
習慣8. 運動する
仕事で収入を得ることも、プライベートを存分に楽しむことも人生の全ては健康な身体があってこそ。
健康が資本です。
便利な世の中になり、移動は車や電車などの乗り物を使えます。
そもそも移動の必要性すら、徐々に減ってきていますね。
人への伝達はメール・チャットで完了できますし、調べ物をしたければデスクに座ったままデータやファイルを探ったり、Google検索で解決できます。
意識して身体を動かさないと心身の健康を保ちにくい時代になっているのです。
身体は動かさないと、どんどん退化していきます。
いざ動くと、疲れやすくなり活動をセーブするようになります。
年齢が増えるほど、代謝は落ちていき筋力が減少していきます。
このように負のスパイラルに入ると最終的に「動けない」状態になりやすいのです。
若いときに自分がその状態になることをイメージするのは難しいかもしれません。
でも、もし、あなたが普段、疲労を感じやすく億劫になることが多い場合は筋力をつけるだけで身体が劇的に変化します。
また、運動はストレス解消する効果もあります。
ストレス過剰になると、身体や心の不調でダウンしたりする可能性が高まり仕事への影響も高まります。
運動は、メンタル・マインドを自分の理想的な状態にコントロールすることにも役立ちます。
がっつり数時間を費やしたり、激しいスポーツでなくても大丈夫。
ストレッチやウォーキングなど、1日15~20分程度で構いません。
これから始めようかな…という人は起床直後、歯磨きのあと、帰宅後すぐ、皿洗いの後、お風呂上がりなど、すでにある毎日の習慣行動にプラスして実行すると継続しやすいでしょう。
習慣9. 定期的に歯のメンテナンスを行う
お口のメンテナンスも習慣化しておきたい項目です。
「日本人はデンタルIQが低い」とご存じですか?
デンタルIQとは、歯並びや口腔環境に対する意識や関心のことです。
理由は大きく2つあります。
1つ目は、口元(歯)は第一印象を決める大きな要素だからです。
ビジネスや転職、あなたの第一印象を左右する要因として大いにあり得ます。
芸能人や大物著名人で歯の汚い人をよく見かけますか?
人前や表舞台で活躍する人ほど、歯並びやホワイトニングなどデンタルケアへの意識が高いといえるでしょう。
毎日の歯磨きの習慣はもちろんのこと、定期的に歯医者さんでのメンテナンスをおすすめします。
自分での歯磨きでは落としきれない汚れや口臭の元を取り除いて、清潔感をキープしましょう。
2つ目は、歯周病を放置すると病気になるリスクが高まるからです。
歯周病の人は、歯周病菌を持っているのですが、この菌が血管から全身に回り
さまざまな病気の原因になります。
動脈硬化、心疾患、糖尿病などになる可能性が高くなるのです。
成人の約8割が歯周病にかかっていると言われているのですが、歯茎の腫れや出血などの自覚症状がないと気づきにくいものです。
クリーニングのついでに、口の中の検査もしてもらえば歯周病の兆候も発見でき、早期に対処することができるでしょう。
習慣10. シンプルに生きる
ここまで、おすすめの習慣を紹介してきましたが、どれも現状に付け加えていくものでしたよね。
少し視点を変えて「減らす習慣」を考えてみましょう。
シンプルな生活を送る、それを習慣にするということです。
具体的には、モノを減らす、予定を減らす、付き合う人を減らす。
簡単ではないかもしれません。
不安になってしまうこともあるでしょう。
でも実践してみると生活はかなり良好に、そして、思っている通りに回りやすくなります。
探しもの、邪魔になるもの、集中を削ぐもの、迷い、余計な考えごと、ミスや忘れ物、ダブルブッキング、やりたいことややろうと決めたことに取り組むときに
発生しがちなあらゆる障害が減ります。
ここまでご紹介してきた行動習慣を実践するプロセスも複雑にせずシンプルなものにすれば、実行性や効果が高まります。
スタート時の熱量を基準に計画すると継続が難しくなるので、ぜひ、シンプルさを意識して計画しましょう。
【時間の使い方】成功者ほど時間の使い方にシビアである
一日は誰にとっても、24時間です。
その一日は、自分の習慣の断片で成り立ちます。
朝の身支度から始まり、通勤時間、仕事、プライベートや家族との時間、飲食、そして就寝まで。
その中で、就寝時間を決めて読書や運動習慣を組み込んでいきます。
つまり、習慣とは時間をどう使うかなのです。
自分の時間を大切にし、有意義な使い方をしていこうと考える人は他の人の時間も大切にし尊重した付き合い方ができます。
ビジネスでもプライベートでも人間関係を築く上での重要事項です。
ここから、習慣に関連する自分の時間の使い方を考えていきましょう。
習慣を変えれば人生は変わり成功に近づく
私たちは、他の「何か」や「誰か」ではなく自分の習慣によって人生を形づくります。
「習慣」=「時間の使い方」であれば、時間の使い方の質を上げることが人生の質を上げることにもつながっていくでしょう。
成功するためには、自分が変わらなければならない。
成功するためには、人生を変えなければならない。
目標や理想があり、まだ成功の地点にいない・見えない場合、いきなり自分や人生を変えよう!と言われても、どうしていいかわからない人も多いことでしょう。
つまり、習慣を変える、時間の使い方を変えればいいんです。
難しいことや大それたことを考える必要はありません。
小さくて簡単なことでも、あなたの将来にプラスをもたらすことはたくさんあります。
それらを、毎日継続していく習慣が成長と自信につながっていきます。
良い習慣を積み重ねていけば、遠い存在だった難しいことも自分でこなせるようになるでしょう。
良い習慣や良い時間の使い方を生み出すことができれば、あなたにとっての成功に近づいていけるのです。
時間は有限である
時間は「本来」誰もが平等に手にしている自由に使える資産です。
でも、湧き水のように無限にあるものではありません。
1日は24時間ですし、人には寿命もあります。
病気や事故など自分の一生がどこで終わるかはわかりません。
時間を暇で埋めれば、せっかくの資産を無駄に捨てているのと同じです。
生きている自分に与えられた24時間を有意義に蓄積していきましょう。
「自分の時間を生きること」を意識しましょう。
年を重ねるたびに、自分の置かれている状況や役割、責任が増えていくことでしょう。
義務であろうと、自発的なものであろうと時間に追われることが多くなります。
そういう状況になればなるほど「忙しい」という気持ちと口癖が増えてくることでしょう。
しかし、子どもはどうでしょうか?
おもちゃで何時間遊んでいても「忙しい」とは思いませんし、言いません。
なぜでしょうか?
取捨選択した自分が「好きなこと」をひたむきに取り組んで没頭・熱中するという「自分の時間」を生きているからです。
ちゃんと心が「今」に向いています。
もっといえば、心は「今だけ」に向いています。
ところが「大人は他人の時間を生きることが多くなり心を亡くす」のです。
忙しい気持ちが生じ、その頻度や回数が多くなれば、それが習慣化してしまい
やがて「忙しい」という言葉を発することも口癖になり習慣になっていくのです。
やりたいことだけをして生きることは難しいかもしれません。
それでも、どれだけ取捨選択して、本当に自分にとって大切なことに費やす時間がどれくらいあるかを考えてみては、どうでしょうか?
「自分の時間」をどう使っているのかに意識を向けてみましょう。
自分以外の他人に時間を費やす毎日(それも一つの生き方かもしれませんが)を今一度振り返ってみて、自分の時間の使い方には責任を持つ必要があります。
誰かが言うから、そうあるべきだからではなく、全ては「あなたの選択」であるということを自覚しましょう。
あなたの時間も有限です。
あなたは忙しい気持ちに翻弄されない、自分の時間を生きていますか?
重要なことに絞って注力する(選択と集中)
やるべきこと、やりたいことがありすぎて全部をこなすことなんて到底無理!と思うことはありませんか?
そんな状況では、新しい「いい習慣」を取り入れてみよう!という心の余裕も生まれにくいでしょう。
そんなときは「80:20のパレートの法則」で考えてみましょう。
パレートの法則とは、影響力や効力を持つのは、常に全体の20%である。つまり、重要な20%に注力すれば、希望・理想の80%は実現されるという法則です。
本当に重要な20%を見極め、選択し、注力してみてください。
不思議なもので、だいたいにあたる80%はうまく回っていきます。
何でもかんでもやろうとすると、本当に大切な20%に割く時間が少なくなります。
このことが停滞やミス、不振、損失などネガティブ要素を運んでくるのです。
「実はそれほど重要ではないこと」に時間を使わないよう、しっかり取捨選択して、自分のやること・やるべきことをシンプル化しましょう。
まずは、やることをすべて書き出してみると「取捨選択や重要度の見極め」がしやすくなります。
そして、以下の4つの項目にあてはめます。
【1】重要かつ緊急
【2】重要だけど緊急ではない
【3】緊急だけど重要ではない
【4】重要でも緊急でもない
もちろん、書き出したときになかった想定外の急な用件が入り込むことも多いと思います。
飛び込んできた用件の重要度と緊急性を考慮して今やるべきことなのか、あと(いつ)に回すのかを判断しましょう。
積極的に他人に動いてもらおう
たくさんのやること、やるべきことがあると忙しくなりますよね。
仕事を例に、人に頼んだり、任せたりすることの効果を説明します。
「みんなも同じように忙しいだろう」
「仕事だから仕方ない」
こんな思考習慣によって、一人で抱え込む習慣が身に付いてしまっていないでしょうか。
残業することも、ごく自然な習慣になっているかもしれません。
自分の時間を効率的に有効に使うには、業務やタスクの一つひとつに対して「本当に自分がしなければならないこと?」と考えてみることが大事です。
業務やタスクをすべて書き出して、以下の4つに分けてみてください。
【1】自分にしかできない・今すぐやるべきこと
【2】自分にしかできない・後回しできること
【3】他の人に任せられる仕事
【4】実はやらなくてもいい仕事
誰がやっても結果の変わらない定型業務は時間に余裕のある人やアウトソーシングで任せましょう。
また、他の人のほうがうまく・早くできることは意外に多いものです。
他の人が日々、翻弄していることの中に、あなたのほうがうまく・早くできることもあるでしょう。
お互いの強みを活かし合って進める習慣を組織内に浸透させるとスピードも質も上がります。
お互いに時間に余裕が生まれるはずです。
あなたにしかできないことに全力投球できるようにすることが大切です。
そのほうが結果的には成果も評価も高くなっていくはずです。
短期集中型になる
ビジネスでも、自分のことでも、長期・中期・短期の計画を立てて実行することはよくあります。
この計画に時間をかけすぎるのも、もったいない時間の使い方です。
何か新しいことやよくわからないことの場合、不安要素が多いため余計により多くの情報を集めて、必要なものを完璧に準備して入念な検証をしてから計画に落とし込もうとするかもしれません。
しかし、頭の中だけで作り上げる計画はできる限り早く済ませて、行動を起こすほうが得策です。
何をするにも思い立ちと実行の時間的間隔は短いほうがいいのです。
時間をかけて練りに練った計画のほとんどが無駄になることは実行してみるとよくわかります。
なぜなら、実行して初めてわかることがたくさんあるからです。
100%準備してからと考えれば、100%が整わない限り行動できません。
行動がなければ、成功も達成もないことは明白です。
長い時間をかけているうちに「気が変わる」「やる気が失せる」「言い訳がでる」こともあり得ます。
準備が整って実行となるより、圧倒的に多い結末かもしれません。
仮に準備が整ったとしても、その計画は「実行でしか得られない成功のためのヒント」が抜けています。
つまり、成功できる確率も低いということです。
たとえ完璧でなくても、自信がなくても重要最低限が準備できたら「行動する習慣」を身に付けましょう。
実行時の不足点は多いはずなので失敗する確率は高いです。
しかし、短期集中でトライ&エラーを繰り返していくと計画段階では見えなかった成功するためのヒントが手に入るのです。
じっくり長い時間をかけ一回で辿り着こうとするよりも、成功確率も高くなるでしょう。
冒頭でお伝えした「量質転化の法則」です。
たとえ、うまくいかないことがあっても「行動」の回数をこなせば、質の変化を起こすことができ成功により近づけることでしょう。
習慣を作るには毎日の生活の中でパターン化させる
私たちの毎日は、「自分の習慣=自分の普通」でできています。
その普通を少しでも変えようとすると、必ず抵抗が起きます。
「今までの普通」に戻そうとする慣性(本能)が働くのです。
最初はやる気の力が、その慣性より勝っています。
少なからず、自分でやろう!と思っている目新しいことなので楽しいという感情がさらに後押しをすることも多いでしょう。
でも、多くの場合3日、1週間、10日と経つうちに慣性のほうが優勢になっていきます。
慣性に負けず継続するために戦略的な実行パターン2つをおすすめします。
【毎日決まった時間や隙間時間に欠かさず実行】
1日1回やると決めるより、○時にやる!と決めたほうがいいです。
すでにある決まった時間にやっていることの前後にくっつけて行うのも効果があります。
【1分、3分、5分刻みなど小さく始める】
睡眠時間をだいたい7時間とすると、起きている時間は17時間です。
活動に使える時間は17時間しか確保できません。
この時間に新しいことを組み込もうとすれば、1時間、2時間となり、いつもの何かを削る必要があるでしょう。
時間が長くなるほど、変化の度合いが大きくなるため「今までの普通」からの抵抗(慣性)も大きくなります。
この慣性からの抵抗を小さくするには、小さく始めればいいのです。
5分程度なら、何かを削ることなく生み出せますよね?
意識を持つことから始めてみましょう。
これだけ短い時間だと、面倒・億劫という気持ちや言い訳も入りにくいです。
取り組みを繰り返して、やることが普通になり習慣になり始めたら時間を徐々に延ばしていきましょう。
まとめ
新しいことを始めて習慣にしたいとき、はじめの3週間から1ヶ月ほどは、それまでの慣性との戦いです。
ですが、ひとたび習慣化できれば、しめたもの。
継続することも、やること自体もとても楽になっているはずです。
このことを知っておくだけでも実行意欲をキープしやすいのではないでしょうか。
欲張らず小さく始めて、確実に継続する。
そして、自分の時間を良い習慣で埋めて、自分の時間・人生を生きていけるよう今日から始めてみましょう。
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