【信頼できる人・特徴13】見極めは?信頼される人・されない人
- 周りの人からどう思われているか気になる
- 「信頼できない人」と思われたくない
というあなたへ。
仕事での「信頼」は、あなたの収入や人生全体を左右する重要なもの。
これまで12年間人事の仕事をし、その後、起業して多くの起業家を見てきた筆者が
「ビジネスで信頼される人とされない人の違い」
「信頼を勝ち取る方法」
をお伝えします。
ぜひあなたの言動をセルフチェックして信頼関係作りにお役立てくださいね。
目次
仕事で信頼される人の特徴13
誠実
人が、誰かを信頼できるかどうかを決める一番大きな要因は「誠実さ」と言えます。
お客様に対してだけではなく、一緒に働く人たちに対して誠実な態度を取っているかが見られています。
では、具体的にどんな誠実さが求められているのでしょうか?
自分が言ったことを守る
信頼される人は、約束の時間を守ります。
待ち合わせにも、時間より早く着いていることが多いですね。
また、「○○日までに△△をやります」など、自分で言ったことをその通りに行動します。
言い訳をしない
何かができなかったとき「時間がなかったから」とか「忙しかったから」とかの言い訳をしません。
謝る必要があれば普通に謝り、できなかったことを「どうやったらカバーできるか」を考えます。
誰に対しても態度が変わらない
上司やお客様に対する態度と、部下や外注先に対する態度が変わらず一貫して丁寧な対応をします。
こういった方は、仕事の場だけでなくコンビニや飲食店の店員さん、宅配の方などにも態度が丁寧です。
謙虚
どんなに仕事ができても、専門知識を持っていても、世の中全てのことを知ることはできませんね。
自分が知らない話題になったとき「不勉強なので」とサラッと言うことができます。
本当に収入も高くて人から信頼されている人ほど自分を冷静に見ることができるので、できない部分も素直に認められるのです。
専門分野の知識が豊富
あなたは、「○○と言えば△△さん!」と言われる専門性がありますか?
よく「その道のプロになるには1万時間費やすことが必要」などと言われますね。
まずは、あなたの専門分野でそのくらい取り組んでみましょう。
また、自分の専門分野を、分かりやすく人に伝えることができます。
難しいことを、専門用語を使ってそのまま話すのは簡単ですが一般人に分かる言葉でかみ砕いて伝えるには頭を使います。
信頼される人は、「難しいことを話して知識をひけらかしたい」という自己重要感を薄めて相手の知識レベルや理解度に合わせて会話することができます。
実績がある
「過去に何らかの実績がある人は、これからも実績を出すだろう」と判断されやすいです。
「職場の雰囲気を改善した」などの「定性的」な実績だけでなく「売上を何パーセントアップした」などの「定量的」な実績があるとなお、良いですね。
定性的な表現は人によって違うイメージを持たれますが数字で「定量的」に示すと誰にでも実績を分かりやすく伝えることができます。
行動が早く、チャンスを生かせる
信頼される人は行動が早いです。
私の知る人たちで、収入も人からの信頼も高い人は、何か決めるときにはだいたい「即決」「即行動」です。
メールの返信も早い。
どんなにいいアイディアを持っていても、行動に移さなければないのと同じ。
行動に移さない人は「やっても失敗したらどうしよう」と恐れて後回しにします。
信頼される人は自分に対する信頼もあるので「うまくいかなかったらやり直せばいい」と思えるのです。
ウソをつかない
信頼される人はウソをつきません。
もちろん業務上、最低限必要な方便を使うことはあるかも知れませんが
つまらないウソや見え透いたウソが割に合わないことを知っています。
特に、自分の対面を保つためだけのウソは相手にも簡単に分かってしまいますし、ウソをついたことによる整合性を取るために、また新たなウソをつく人もいます。
信頼される人は、ウソをつかないといけない状況となる前に対策を取りますし
場合によってはさっさと謝罪しますのでウソの必要性がないことが多いのです。
裏表がない
裏表がないことも信頼される人の特徴です。
心ではマイナス感情を抱いておきながら笑顔で調子の良いことをいう人もいますが、思っていることと言動が異なる場合も相手に伝わってしまいます。
結果的に警戒されてしまいますので言動や表情と心が一致していると良いでしょう。
心理学ではメラビアンの法則というのがあります。
人は雰囲気と会話の内容に齟齬がある場合に、表情、声、会話の内容の順番に整合性を取ろうとするのです。
言動や表情と心が一致していると、最初から整合性を取る必要もないので信頼されやすくなります。
記憶力がある
記憶力がある人も信頼されやすいでしょう。
一般的に自分が言ったことは忘れやすく、
言われたことは覚えていると考えられています。
そのため、過去の会話のやり取りは言った人と言われた人の間では誤差が生じることがあります。
仕事やプライベートで期待を持たせるようなことを言われ、そのまま言ったことを忘れる人は多いため逆に言ったことをしっかりと覚えている人は、信頼されやすくなります。
困った時に具体的に助けてくれる
困った時に「大丈夫?」とか「何かあれば遠慮なく言ってね」と声をかけてくれる人は多いでしょう。
しかし、いざ頼みごとをすると断られるケースが多いのではないでしょうか?
結局、心配してくれていたとしても、具体的に助けてくれる人は少ないものなのです。
逆に、具体的な行動によって助けてくれる人は信頼されやすいでしょう。
いざという時に頼れるということが分かっただけでも信頼感は増すかと思います。
ささいな行動だとしても、具体的に動いてくれる人は貴重だと思います。
安請け合いをしない
安請け合いをしない人も信頼されます。
安請け合いをする人は、一旦引き受けて置いてから、後から断ってくることが多いため仕事内容によっては今さらどうしようもない状態となっていることもあります。
しかし、最初からハッキリと断って貰えれば代替案を考える時間や対策を打つ時間が確保しやすいため状況悪化となりにくいのです。
また、安請け合いをしない人が引き受けてくれた場合には、ちゃんと仕事を遂行してくれるという安心感もありますので長い目での信頼感につながります。
仕事で信頼されない人の特徴
約束を守らない
- 約束の時刻に平気で遅れる人
- 一旦参加表明した会議などをよくキャンセルする人
- 「やる」と言ったことをうやむやにする人
などは信頼されません。
約束の時間に遅れて相手を待たせるということは相手の貴重な資源を奪っていることで、とても迷惑なことです。
「約束を守る」というのは、相手との問題だけでなく「自分の言葉を守る」ということ。
自分の言葉を守らない人は人からの信頼だけでなく、自分からの信頼もないのです。
メールの返信や対応が遅い
メールやチャットには、会合の出欠確認など返信しないと相手に迷惑がかかるものが多くあります。
そういったものには、たとえ忙しかったとしても翌日までには返信をしましょう。
たとえ忙しかったとしても最低限「できるかどうか」はすぐに返事するようにしましょう。
毎回返信が遅かったり、忘れてしまう人もいますが、そういう人は「一緒に仕事したくない」と思われてしまいます。
もしかすると忙しくて手が回らないのかも知れませんが相手はそんなこと分かりません。
最低限、早くお返事するのは相手への気遣いとしてできるようになりたいものです。
自分の利益しか考えない
これまでにも、データを改ざんして信頼を失った企業のニュースなどがありましたね。
たとえミスや間違いがあったとしても、すぐに認めて対策を打つのが結局は信頼につながります。
自分の保身のために隠し事をしたり必要な報告をしなかったりすると、たとえ小さなことでも周囲からの違和感につながります。
ビジネスは自分の身を守るためではなく「お客様の問題解決」にあることを忘れないようにしましょう。
自分の間違いや能力不足を棚に置いて言い訳する
何かがうまくいかないときに、言い訳をする人は信頼されません。
「時間がない」「忙しい」など、言い訳の種類はいろいろありますが中でも「○○さんに言われたから」というのがもっともタチが悪いです。
「自分は悪くない」と、責任を他人になすりつけ自分の保身しか考えていないと思われてしまいます。
自分を守るために言い訳をするのに、はたから見たら「この人責任逃れしてるな」とバレバレなのでかえって信頼を落とすことになります。
自分に非があるときは、正直に認めましょう。
言ってることに一貫性がない
言っていることに一貫性がない人は信頼されません。
朝令暮改のケースもそうですし、そもそも発言に軸がない人もその特徴です。
話す相手や話す場所、話す時間や話すタイミングによって言っていることが異なる場合には、どれが本当か分からなくなります。
本人の中では一貫しているつもりでも、受け手が一貫性がないと思っていては信頼されませんので会話の論点をハッキリとしながら、ポイントをブレささないことが大切です。
自己満足である
自己満足である場合は信頼されないばかりか、嫌われる要因となるでしょう。
一見優しさが有るような人でも、結局自己満足のための優しさで本当の思いやりではないというケースも多々あります。
たとえば、親切な行為やギフトなどが最も分かりやすい例なのでは、ないでしょうか?
相手のために親切にするはずが気が付けば自分の考えの押し付けであることはよく見られます。
相手の欲しいものではなく、自分が気に入ったものをギフトにするなど優しさと思いやりの差は大きいのです。
傾聴ができない
傾聴ができない人も信頼されにくいでしょう。
傾聴とは、ちゃんと相手の言葉に耳を傾けて熱心に聴くことをいい会話ではとても重要なスキルです。
というのも、上辺だけで話を聞き、返事をするだけで実は相手の言いたいことを理解していない人はとても多いようです。
相手の話しは適当に処理して、自分の言いたいことばかりを話す人はあなたの周りにもいらっしゃいませんか?
人は誰しも承認欲求がありますので、自分の話しを聞いてもらいたいはずです。
そのため、傾聴が苦手な人と会話するとストレスとなりやすいのです。
話しの内容に根拠がない
話しの内容が思い込みや一般論に終始して根拠がない場合にも信頼はされません。
たとえば
「女性ってやっぱりこうよね」とか「関西人はこういうのが苦手なはず」
「血液型がA型だからあの人とは合わない」など
論理的根拠や化学的根拠、統計的根拠がないことを決めつけて話す人がいらっしゃいます。
こういう話しばかりで、思い込みが激しい場合には話しの内容が眉唾だと思われる可能性があるため信頼されにくいかと思います。
すぐに感情的になる
すぐに感情的になる人も
信頼されにくい人の特徴です。
冷静に会話をすれば話が進むにも関わらず
感情的になったがために話しがこじれたり停滞したりするのです。
人間の脳の構造上、感情を司る大脳辺縁系という部分の割合が大きいため感情的になってしまうのも分からなくはないのですが、人間には大脳新皮質という理性の部分もありますのでアンガーマネージメントをして建設的な会話をできるようになる必要があるでしょう。
まとめ:仕事で信頼される人になるために必要なこと
いかがでしたか?
あなたのビジネスの成功を左右するものは「人からの信頼」です。
「自分は人づきあいが苦手だし、人と関わらない仕事をしているから関係ないもん」と思う方もいるかも知れません。
本当にそうでしょうか?
ビジネスは、人に役立ってお金をいただくものですから誰とも関わらずに仕事することは不可能です。
たとえばあなたは、データ入力とかプログラミングとか、1人で作業するようなお仕事をしているかも知れません。
でも、そういうあなたに仕事を依頼する人がいるわけです。
たとえ1人で作業する時間が長くても、そういった方々との関係性が、将来的にあなたの収入や職場での居心地を決めていきます。
ですので、まずはそういった関係者から「信頼できる人!」と言われるようにしましょう。
「でも、自分には実績も専門性もないし…」と思ったあなた。
それでも、できることがありますよね。
まずは、
- 約束を守る
- メールやチャットにはすぐに返事する
この2つを徹底してみてはいかがでしょう?
まずはこれだけでも、周りの方から「信頼できる人」と言われる確率は上がるはずですよ。
頑張りましょう。
自分には成功体験が無い…
そうした悩みや不安を抱えながら生きている人は少なくありません。
でも、そもそも「成功も失敗もない」という考え方もあります。
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