【信頼される人は安心感を与える】たった5つの心がけ: 信頼関係の構築力

 
  • 「上司や同僚、お客さんが自分の意見を受け入れてくれない」
  • 「周りから信頼されてない気がする・・」
  •   その結果、仕事にも支障が出ている・・・

やりたいことでビジネスをする為に
周囲との信頼関係の構築は大事ですよね。

相手と信頼関係があるかないかで「自分の言葉を受け入れてもらえるか」
どうかが決まり
仕事ができる・できないという評価にも大きく関わってきます。

学生の頃、好きな先生の話は聞くけど、嫌いな先生の話は言ってることは
正しくても何だか、しっくりこない・・・・そんな経験ありますよね。

人はどんなに理屈が通った話でも、
信頼していない人(嫌いな人)の話は聞きません。

では、信頼関係はどのように構築すればいいのでしょうか?
必須なのは、「この人は大丈夫」という安心感を与えることです。
人は本能的に安心・安全を求めるからです。

今回はコミュニケーション中に“相手に安心感を与える”
「信頼関係の構築力構築法 5つのポイント」をお伝えします。

信頼される人:笑顔を意識する

笑顔を意識すること。
当たり前のことのようですが、鏡でも見ていない限り
コミュニケーション中に
「自分が今どんな表情をしているか?」は忘れてしまいがちですよね。

もし、相手が眉間にしわを寄せていたら「なんか怖そう・・・」
「怒ってるのかな?」と思ってしまい、
安心感は得られず、心のガードを堅くしてしまいます。

反対に穏やかな笑顔を浮かべている方には
「優しそう」「話しやすそう」と感じ、「安心感」が満たされます。
すると無意識的に心のガードを和らげてくれるのです。

人と会う時は、最初の数秒間でもいいので
笑顔でいるよう意識してみましょう。

信頼される人:話の共通点を見つける

人は”自分に近いと感じる人”に親近感(=安心感)を持ちます。
初対面の人と地元が同じだったりすると、
それだけで一気に話が盛り上がったりしますよね。

「この人は絶対良い人だ!」とまで思ったりもします。
安心感”を相手から感じるからです。

私の経験でも、訪問販売の営業マンと地元が一緒で盛り上がり
「この人から買ってあげたい」と感じ、
気付いたら契約していたことがあります・・笑

このように”自分に近いと感じた人”には“安心感”を感じ、
短時間で信頼関係の構築が可能になります。
人と話す際は「相手との共通点は何か?」を常に探しながら
会話してみましょう。

信頼される人:言葉と非言語を相手に合わせる

「出身地、趣味、仕事の話」などに共通点があると、
自分と近いので“安心感を感じる” と前述しました。

しかし、「会話しても共通点が全くない・・・」
そんな人の場合は、どうしたらいいでしょうか?

もし会話の中で共通点が見つからない場合は”話のネタ以外を合わせる”ことで
「この人は自分に近い!」という安心感を感じてもらうことが可能です。
ポイントは大きく2つあります。

  • 1.言葉を合わせる
  • 2.非言語を合わせる

1.言葉を合わせるは、
相手の「言葉を合わせる」ことで安心感を感じてもらう方法です。

例えば相手が
「結婚式で北海道に行ってきたんです」と言ったら
「北海道に行ってきたんですね」と返答する。

「新しいプロジェクトの企画、採用されて嬉しい!」
「それは嬉しいですね!!」と返答する。

相手の言葉を変えずに、そのまま繰り返すこと。
これを「バックトラッキング」と言います。

特に効果的なのは
「嬉しい、楽しい、悲しい、寂しい」など感情の言葉を繰り返すことです。

単純なようですが、バックトラッキングをするだけで、
「自分の話を聞いてくれている」「自分の話を理解してくれている」
という“安心感”を感じます。

2.非言語を合わせる

相手の言葉以外の部分である”呼吸、姿勢、話すスピード”等を合わせる事で、
安心感を感じてもらう方法です。

相手が低音でゆっくり話すタイプなら、
あなたも落ち着いた声のトーンで、ゆっくり話す。

呼吸が浅く早口で話すタイプなら、あなたも早口で話す。
これを「ぺーシング」と言います。

「なんかこの人は話しやすいな~」と感じる人は、
自分と話すスピードや声のトーンが似ていたりしませんか?

年の差が離れている、職業が全く違う分野の人などとは
話の共通点がすぐには見つからないかも知れません。

そんなときは相手の「言葉」と「非言語」を合わせることで、
「自分と似ている」という”安心感”を感じてもらうことが可能です。
この“安心感”が信頼関係の構築に強力に作用します。

信頼される人: 相手の優位感覚に合わせる

安心感を感じてもらう為に「利き感覚」を把握することも重要です。

手にも 「右利き、左利き」という利き手があるように、人にも無意識に
優先して使っている「利き感覚」というものがあります。

具体的には・・・

  • 視覚優位型
  • 聴覚優位型
  • 身体感覚優位型

の3つに分かれます。

以下に各タイプの特徴をお伝えしますので、あなたがよく接する人や
信頼関係を築きたい方など
特定の人をイメージして当てはめてみてくださいね。

■「視覚」が利き感覚の人の特徴
図やイメージ、絵、映像など、視覚を使って情報を理解、表現する傾向がある

よく使う言葉話すスピードタブのタイトル体の使い方声のトーン目線
「話が見えない」「見通しがいい」「イメージしやすい」など、イメージや色、 見た目に関する言葉を使う。
比較的早口で話す傾向
呼吸は浅め
身振り手振りを良く使う
声はやや高め
目線は上方に向く傾向。 その他、外見、見かけを大事にする傾向がある。
■「聴覚」が利き感覚の人の特徴
論理的に考える人が多い、音や文字、言葉、数字で理解、表現する傾向がある
よく使う言葉話すスピード目線
「聞こえる」、「波長が合う」などリズムや音に関する言葉「ガチャガチャ」「シーン」などの擬音語も使う
話すスピードや呼吸、声のトーンは視覚重視と身体感覚重視の中間
目線は横左右に動く傾向
「身体感覚」が利き感覚の人の特長
自分が感じたことをもとに情報を理解、表現する傾向がある
よく使う言葉話すスピード呼吸体の使い方声のトーン目線
「つかむ」「~と感じる」「腑に落ちる」など、身体に関連した言葉を多用する
比較的ゆっくり話す傾向
呼吸は深め
身振り手振りを良く使う
声はやや低め
目線は下方に向く傾向

※1つの感覚だけがあるというよりは、
特に強い感覚が1つある、と思ってください。

例えば、相手が話す際に目線を上に向けながら身振り手振りを交えて
早口で話すことが多ければ、「視覚優位型」の可能性が高いでしょう。
 その場合は、
できるだけ図などを使って説明したり「イメージできますか?」と
質問してみるといいでしょう。

信頼される人: まずは自分が心を開く

これまで、コミュニケーション中に安心感を与え、
信頼関係を構築するための“テクニック部分”をお伝えしました。
ですが、信頼関係の構築に一番大事なのは・・・
テクニックではなく自分自身が相手に心を開くことです。
以前、僕の知人の女性(Aさん)がこんな話をしていました。
交流会である男性に声をかけられたんです。
「出身はどちらですか?」
「どんなお仕事をなさってるんですか?」
「お休みの日は何をして過ごしてるんですか?」

と興味をもって、私に質問してくれるんですけど、
返答をした後に私が「○○さんは、どうですか?」と聞くと、

「いや~、大したことしてないですよ。」
「そんな事より、Aさんの事を教えてください。」
と言って、ご自身の事は何も話してくれないのです。
しまいには「僕は自分のことは必要以上に他人に話さないんです」・・・。

明るい笑顔で”感じが良さそう”なのですが、
何を考えているか分からなくて、怖くなりました。
「何か売られるんじゃ?」、とも感じてそそくさと帰りましたよ。

このように、表情を意識して相手に関心を向けても、そもそも自分自身が
心を開いていなければ相手は「安心感」を感じられません。
言いかえると、
「信頼関係の構築はテクニックだけでは作れない」ということです。

方法1~4ではテクニックをお伝えしましたが、
まずはあなたが相手に心を開くことが大前提となります。

まとめ:

相手に「安心感」を感じてもらいながら、信頼関係を構築する方法。
いかがでしたでしょうか?

仕事が出来る人は「自分の言葉を受け入れてもらう為」の
「信頼関係の構築力」が優れています。

「信頼関係」が構築できているほど、相手は好感を持ち、良い反応を
見せてくれるのです。
職場の上司・同僚やプライベートでぜひ実践してみてください。

ビジネスで成功するためには、
人間の脳の性質を理解し、上手に活用することが近道!?