【5つの事例付】コーチングの仕事内容を解説!年収、実際の働き方も
「コーチングの仕事に興味があるけれど、
実際のところどうなの?」
と思っているあなたへ。
この記事では、プロコーチとして13年間活動し、多くの方のコーチングビジネスを軌道に乗せるお手伝いをしてきた私(田中直子)が、コーチングの仕事内容や年収について解説します。
コーチとしての適性や働き方についてもご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
コーチングの仕事内容とは?
「プロコーチとはつまり何をする人?」
「教師や指導者、コンサルタントなどの似たような対人援助職とはどう違う?」
「世間一般人から見たプロコーチのイメージは?」
コーチングの仕事に興味を持った人の多くの人が、このような疑問を抱くのではないでしょうか。
具体的なコーチングの仕事内容についてご紹介する前に、まずはこれらの疑問を解消しておきましょう。
コーチングとはどのような仕事なのか
仕事は、それを求め必要とする人がいてこそ成り立ちます。
では、プロコーチに求められていることは、何なのでしょうか?
それは、「人に本質的な成長をもたらすこと」です。
具体的には「目指す状態に向かって自発的に行動し、問題解決していけるような人の育成」になります。
コーチングは目標達成の手段と言われており、表面的には「理想の結果を得ること」が目的であるようにも見えますが、そうではありません。
コーチングによって本質的な成長がもたらされると、人は目標を達成した後も、更なる目標達成や問題解決に自ら取り組んでいくことができます。
企業や組織は、そのように自ら成長していける人材を望み、個人もまた、今の自分を超えたくてプロコーチを雇います。
コーチングの仕事は、人の成長を手助けし、幸せな未来を一緒に創っていく仕事なのです。
コーチングとティーチング、コンサルティングの違い
「コーチングは、ティーチングやコンサルティングとどう違うの?」と疑問に思う人が多いので、違いを明確にしておきましょう。
どれも、相手の未来をより良くするための支援であることは共通していますが違いは関係性と支援の仕方にあります。
関係性 | 支援の仕方 | |
ティーチング |
上下 教える側と教えられる側 |
知識を与えてやり方を指導する |
コーチング |
対等 コーチはクライアントの伴走者 |
対話を通して相手の中にある答えを導き出す |
コンサルティング |
上下 専門家と素人 |
原因や解決方法を提示する |
コーチング、ティーチング、コンサルティングは、それぞれの特徴を知ったうえで、相手や状況によって使い分けることが大切です。
以下の記事では、コーチングとティーチングの使い分け方について具体的に書かれていますので、よろしければ読んでみてください。
コーチングとティーチングの違いとは?メリット・デメリットと使い分け
コーチングビジネスが怪しいと言われる理由は?
コーチングビジネスが、よく「胡散臭い」「怪しい」などと言われてしまうのはなぜでしょうか?
その一番大きな理由は、日本ではまだまだコーチングの認知度が低いからです。
コーチングが人々の日常生活に根付いているアメリカでは、コーチという職業に対する理解も浸透しています。
しかし、日本でコーチングを理解し活用している人は、コミュニケーションや目標達成、マネジメントに興味のある一部の人にすぎず、残念ながら、コーチングに対して以下のようなイメージを持っている人もいます。
- コーチングの価値は目に見えないし、すぐに効果が出ないから信用できない
- コーチングにのめり込んでいる人は洗脳されているのではないか?
- 話すだけで高い料金を支払うのは不当である
- 資格不要で誰でもできるのだから、たいしたスキルではない
- よくある「人生が変わる!」などの謳い文句が怪しい自己啓発のよう
これらは、コーチングが悪いのではなく、コーチングが何かを理解していないことで生まれる誤解です。
しかし、大切なのは誤解している人に反論して説明することではなく、興味のある人にコーチングを提供し、コーチングのすばらしさを感じてもらうことです。
そうすれば、自然とコーチングは広まり理解されるようになります。
【事例】コーチングを活かした仕事内容
コーチングを活かしてビジネスをしている人の、具体的な仕事内容は以下の5つです。
それぞれ事例と共にご紹介しますので、頭の中でイメージしながら読んでみてください。
パーソナルコーチング
コーチの仕事で最もイメージしやすいのが、1対1で行うパーソナルコーチングではないでしょうか。
パーソナルコーチングは、3ヶ月や半年などの期間を定めてクライアントと契約を結び、1回あたり45分〜90分程度のコーチングを、月に1、2回定期的に行うのが一般的です。
パーソナルコーチングの一番のメリットは、やはり相手の性格や状況、環境などに合ったコーチングができることです。
「相手に会ったコーチング」とはどういうことなのかというと、例えば私のクライアントには、「やりたいことがわからないので見つけたい」という理由でコーチングを受ける人がいます。
当然ですが、やりたいことを見つけるために必要なことは人それぞれですし、その人の性格によって使うコーチングスキルも大きく変わります。
ある人は、普段感情を抑えすぎて自分の気持ちがわからなくなっていたため、やりたいことを見つけるために、まずは本来の自分の感情を取り戻すようなコーチングが必要でした。
またある人は、実はやりたいことはあるのに、一度失敗したことで「自分には無理だ」と思い込んでいたため「やりたいことを見つける」のではなく「失敗体験を乗り越えて再チャレンジする」ためのコーチングが必要でした。
つまり、2人とも初めは「やりたいことがわからない」と本気で悩み、コーチングで自分の強みを知ったり、新しい「何かすばらしいもの」が見つかったりれば問題解決するのではないかと思っていましたが、そうではなく、問題の本質はそれぞれの心の内側にあったのです。
このように、コーチはクライアントの状態を細かく観察しながら相手に合わせて対話し、本心を見極め、適切な質問をし、本人が自ら答えを導き出せるよう支援することが必要になります。
パーソナルコーチングは、クライアントの人生の深い部分に関わる大変さはありますが、その分やりがいは大きく、コーチングの中で最も需要のある仕事でもあります。
グループコーチング
コーチングは基本的には1対1で行いますが、複数人のグループに対して行うこともあります。
グループコーチングは、10人以内の経営層や管理職を相手に、月に1、2回(1回60〜120分)のコーチングを、3ヶ月〜1年ほどかけて行います。
過去、ある企業で5人の管理職に対して半年間のグループコーチングを行ったことがありました。
一人ずつ部署の目標や成果、課題について話してもらうと、最初はどうしても、人と比べて自分はどうかという競争心やプライドが見え隠れします。
しかし、コーチングで感情の深い部分に向き合ってもらううちに、それまでは口にすることがなかった不安やプレッシャーなどの本音をだんだんと話すようになり、新たな解決策が見つかったり、「お互い協力しよう」という仲間意識が芽生えたりしてきました。
多くの管理職は「自分は責任者としてこの部署を何とかしなければ」と重く捉え、ストレスを抱えています。
しかし、本音で話し、同じような立場の人にわかってもらえる「場」を作ることによって、「それぞれの能力を活かし、できない部分は補い合えばいい」という視点に変わり、管理職同士の協力体制が生まれたのです。
これは、1対1のコーチングではなく、複数人だからこその成果です。
視点の多さや理解し合える仲間との一体感は、グループコーチングだからこそのメリットと言えるでしょう。
研修講師
企業や組織でコーチング研修を行う講師は、働く人のコミュニケーション能力、主体性、マネジメント能力などを高めるために、講義や実践ワークを行います。
多人数に対して一度に提供できることが、研修講師としてのコーチの大きなメリットです。
実際にはどのような内容の研修をするのか、私の知り合いの研修コーチの例を挙げてみましょう。
彼は主に企業向けにコーチング研修を提供しているのですが、中間管理職向けの「上司や部下との接し方」についての研修がとても人気で、よくリクエストされるそうです。
具体的な内容としては、対象となる人を決められた4つのタイプに分類し、接し方を変えることで円滑な人間関係を築くというものですが、研修参加者から「学んだことをやってみたら、本当に人間関係のストレスが減った」と高い評価を得ているとのことでした。
他にも、基本的なコーチングの知識やスキルを習得する研修、チーム力を高めるための研修、人事評価面談でのフィードバックのコツなど、様々なテーマのコーチング研修があります。
研修講師としてのコーチは、コーチングよりもティーチングの要素が多い仕事であるため、優れたコーチであることはもちろん、指導者としての高い資質も求められる仕事です。
コーチの育成
コーチ育成の仕事は、コーチングスクールの経営者や社員、あるいは個人で活動しているプロコーチによって行われています。
私は、世界標準のコーチングが学べるCTIジャパンでコーチング資格を取得するまでの間、たくさんの講師を見てきました。
どの講師もプロコーチとしての実績や指導力がすばらしいのはもちろんですが、コーチングを世に広めたいという情熱や、コーチとしての「あり方」へのこだわりが尋常でないことが印象に残っています。
コーチ育成の仕事をするには、当然コーチングの能力の高さや実績が必要ですが、それだけでは続けることはできません。
しかし、優れたコーチを育てることや、コーチングのすばらしさを世に浸透させることへの強い情熱を持ち合わせている人は、コーチ育成の仕事に向いているでしょう。
特化型コーチング
特化型コーチングは、その道のプロがコーチングとティーチング、コンサルティングを効果的に使い分け、クライアントの悩み解決や自己実現を支援するサービスです。
ダイエット、スポーツ、パートナーシップ、語学、起業などジャンルは幅広く、「結果を出すこと」にフォーカスした高額なものが多くなっています。
例えば、過去の私のクライアントでダイエットコーチとして活動している人がいたのですが、コーチング資格を取得したばかりであるにも関わらず、ダイエットのプロとしての専門性の高さと人柄の魅力で、数十万円の高額商品がするすると売れていました。
特化型コーチングは、自分が得意なことや仕事の専門性によってコーチとしての付加価値を高めることができるためコーチングを活かした仕事として高い人気があります。
コーチングの仕事をやってみて感じたメリット・デメリット
ここでは、プロコーチとして仕事をしてきた私が実際に感じている、コーチングの仕事のメリットとデメリットをご紹介します。
コーチングを仕事にするメリット
コーチングの仕事にはたくさんのメリットがありますが、中でも私が強く感じているメリットは以下の5つです。
やりがいが大きい
コーチングは、人の人生に深く関わり、本人にとって望ましい未来を一緒に創造していく仕事です。
向上心を持ち、悩みながらも自分の殻を打ち破っていくクライアントの成長を感じるとき、私は大きな喜びとやりがいを感じます。
指導者ではなく伴走者という立場でクライアントに関わり、共に自分も一緒に成長していけることも、コーチングの仕事ならではのメリットではないでしょうか。
自由度の高い働き方ができる
プロコーチとして独立すれば、働く時間や場所、休日などは自分で決めることができ、セッション料金や収入も、自分で自由に設定可能なため、ライフスタイルに合わせた働き方ができます。
最初から収入を安定させることはなかなか難しいですが、ビジネスを軌道に乗せ、自宅で育児や介護をしながら会社員以上の収入を得ているコーチもたくさんいます。
私の場合は、仕事が好きすぎてあまり休んでいませんが、家族の用事や参加したいセミナーの日を避けて仕事の予定を入れたり、好きなときにスイミングに通ったりと、安定収入を得ながら自分らしいライフスタイルが実現できています。
人間関係がよくなる
コーチとしての経験を積めば積むほど、視野が広がり、コミュニケーション力も高まるため、人間関係がよくなります。
誰にでも苦手な人はいるものですが、上手く境界線を引いて付き合えるようになるため悩むことが減るでしょう。
開業資金や運営コストが低い
コーチングは、オンラインでのセッションなら、パソコンとインターネット環境さえあれば開業できます。
また、店舗を構えたりものを仕入れる必要がなく、非常に低い運営コストでビジネスすることが可能だということを、私自身も実感しています。
開業資金や運営コストが低いと、その分利益率が高くなるためありがたいですよね。
年齢の制限なく働ける
自分が望めば生涯現役でいられるのも、コーチングの仕事のメリットの一つです。
年金があてにできないと言われる時代、将来の不安を抱える人も多いのではないでしょうか?
会社に頼らなくても自分で稼ぐ力があれば、それは一生の財産になります。
私自身、会社員時代は少なからず老後の不安を抱えていましたが、コーチングで独立し、しっかりと収入を得られるようになってからは、そのような不安から解放されています。
コーチングを仕事にするデメリット
コーチングの仕事のメリットをご紹介しましたが、もちろんメリットだけではなく、デメリットもあります。
私が感じてきたコーチングの仕事のデメリットは、以下の3つです。
一回のコーチングでは効果を実感してもらいにくい
コーチングはすばらしいコミュニケーション手法ですが、残念ながら単発のセッションで効果を感じてもらうことは難しいです。
何かしらの「気付き」を与えることはできたとしても、たった一回の短いコーチングセッションで、人の行動まで変わることはまずないからです。
過去、私の体験セッションに来てくれた方の中に、「コーチングがどれほどすばらしいものか体験しに来ました!」という人がいました。
気持ちはわかるのですが、その人には丁寧に体験セッションの目的を説明し、理解していただきました。
コーチングは魔法ではありません。それは当たり前のことなのですが、即効性が期待できないことは、やはりコーチングのデメリットと言えるでしょう。
効率的にコーチングすることは難しい
コーチングは、正直なところ効率の良い仕事ではありません。
通常1対1で行ううえ、指導をせず、クライアントが自ら答えを見つけられるよう相手のペースに合わせて対話を進めるためです。
複数人を同時にコーチングすることもありますが、少人数でない限り、コーチングを十分機能させることは難しいでしょう。
人の内面に深く関わって成長を支援する仕事であるため、とても地道ですが、それでこそ得られるものが大きいとも言えます。
とはいえ、短時間で大きな利益を得たり、自分のペースでものごとを進めたい人にとっては、コーチングの仕事の効率の悪さはデメリットになります。
認知度が低く誤解されやすい
コーチングは近年多くの人に注目されるようになってきていますが、一般的な認知度はまだまだ低く、スポーツ指導者だと勘違いされたり、怪しいと思われたりすることがあります。
興味を持ってくれる人をお客様にすればいいだけなので、コーチとして活動するうえで大きな問題にはなりません。
しかし、「コーチングについて理解しているのが当然だ」と思っていると、怪しまれて必要以上に傷ついたり、理解してくれない相手に怒りを抱いたりしがちなので、コーチングが一般的にはまだ浸透していないということは、理解しておいた方がよいでしょう。
コーチングの仕事に向いている人
お伝えしてきた通り、コーチングの仕事はとてもやりがいのある仕事ですが、その分大変な面もあり誰にでもできる仕事ではありません。
ここでは、コーチングの仕事の適性についてまとめました。
コーチングの仕事に向いているのはこんな人
以下に当てはまる数が多ければ多いほど、コーチに向いています。
いくつあてはまるか、チェックしてみてくださいね。
- 自分が目立つより人を応援するのが好きな人
- 人の話を聴くのが好きな人
- 共感力が高い人
- 他者とのほどよい境界線が引ける人
- 洞察力がある人
- 向上心がある人
- 人の可能性を心から信じられる人
いかがでしょうか?
コーチングの経験を積む中で磨かれていく素質もあるので、当てはまらないものがあってもガッカリしないでくださいね!
コーチングの仕事に向いていない人はこんな人
以下の項目に当てはまる人は、コーチには向いていない可能性が高いです。
- 支配欲が強い人
- 人の話を聴くのが嫌いな人
- 結果が出なければ意味がないと考える人
- 主観でものごとの良し悪しをジャッジする人
- 現状維持を好み変化を強く拒む人
- 人を信用しない人
- 依存心の強い人
「主観で、ものごとの良し悪しをジャッジする」については、たいていの人が無意識にやっているため、むしろ当てはまらない人は少ないかもしれませんね。
どんなに客観性の高い人であっても、主観的になることはもちろんあります。
ただ、コーチとして「できごとをジャッジせず客観的に捉える」という意識を持つことは大切です。
コーチングを仕事にしている人の年収
コーチの収入は個人差が大きく、目安はないと言われています。
しかし、コーチングの仕事をしたいと考えている人にとって、全く収入の目安がわからないというのはとても不安なことですよね。
ここでは、プロコーチの立場から、コーチの年収について具体的に解説します。
「コーチングは稼げない」の真偽は?
「コーチングは稼げない」とよく言われますが、それは言葉足らずです。
正しくは、「コーチングのスキルを身に付けるだけでは稼げない」なのです。
何でもそうですが、ビジネスとして成り立たせるには、ニーズの高い商品作り、集客、セールスなどの知識やスキルが必要になるからです。
コーチング資格を取得したり高いスキルを身に付けたりすることは、もちろんコーチとしてのレベルアップになり、クライアントの満足度を高めることに繋がります。
しかし、ビジネス力が低いためにクライアントを獲得できず、稼げない人が多いのです。
「コーチングは稼げない」と言われてしまう本当の理由はここにあります。
逆に、ビジネスに必要なスキルを身に付けた人にとっては、コーチングは非常に稼ぎやすい業種です。
コーチの年収の実際
では、プロコーチの年収はどのくらいなのでしょうか。
「全国コーチング普及協会」の代表を務める私が「コーチングは稼げますよ」と言うと、ビジネスの宣伝をしていると思われてしまうかもしれませんね。
そこで、今回はデータを用いて解説することにしました。
以下は、関西医科大学医学部の西垣教授が行った「日本のコーチに対するウェブ調査:コーチの現状と展望」の結果から、職業コーチの年収についてわかった内容をグラフにしたものです。
※調査元のURL https://www.jstage.jst.go.jp/article/jadcs/2/0/2_4/_pdf
上のグラフで見る限り、195名中、40%のコーチが年収100万未満である一方で、32%のコーチが年収300万円以上であることがわかります。
年収500万円以上のコーチも、合計すると21%存在します。
つまり、プロコーチの5人に1人は500万円以上の年収を得ていることがわかりますね。
調査対象が195名のため、これがコーチング業界の全体を表しているとは言えないものの、コーチの収入にはやはり大きな差があること、実際に稼げているコーチも確かに存在することがわかります。
あなたはこのグラフを見てどう感じましたか?
コーチングを仕事にしている人の働き方
「コーチングを仕事にする」というと独立しているプロコーチを思い浮かべる人が多いと思いますが、実際は会社員として働いている人もいます。
どのような働き方があるのか見ていきましょう。
コーチとして副業や起業をする
コーチの働き方として最も多いのが、個人事業としてコーチングビジネスをすることです。
近年はマーケティング活動、販売、サービス提供の全てをオンラインで行うことが当たり前になってきており、ビジネスを始めるハードルが非常に低いため、多くの人がコーチングの副業や起業を始めています。
個人事業は全てを自分でする必要があるため、大変な面も多いですが、その分、自由な働き方ができます。
コーチングスキルに加え、クライアントを惹きつける「人としての魅力」、経営者としてのスキルがある人は、プロコーチとして大きく成功できるでしょう。
コーチング会社に就職する
独立せずに、コーチング会社の社員として働いているプロコーチもいます。
例えば、コーチング資格認定講座の講師を務めたり、契約している企業に出向き、研修や1対1のコーチングを提供したりするのです。
採用枠は少なく、求められる能力も高いですが、安定収入が得ながらコーチとしてのキャリアや人脈を築いていけることが、大きなメリットです。
コーチングを今の仕事で存分に活かす
一般企業や組織内で、社内コーチとしてコーチングの仕事をするという働き方もあります。この場合は、主に人事担当者や管理職が社員に対してコーチングを行っています。
社内コーチは、社員のモチベーション向上や目標達成、チームビルディングなどの支援を通して、最終的には会社の利益に貢献する重要な存在です。
また、社内コーチの制度が会社になくても、個人でコーチングを学び、マネジメントにフル活用している管理職はたくさんいます。
在宅でもできるコーチングの求人はある?
求人サイトや求人検索エンジンを見ると、人材育成や組織開発を手がける会社がコーチを募集しています。
ただ、コーチング職の求人は法人営業とセットである場合が多く、完全在宅の求人はほとんどないのが現状です。
コーチングの仕事をするには、やはり顧客の獲得が必要になるため、集客やセールスのスキルを身に付けることは避けて通れないでしょう。
まとめ:コーチングの仕事内容を知って人や企業を応援しよう
コーチングの仕事内容についてご紹介しましたが、ご理解いただけましたか?
主体的に働く人材が求められ、また「自分らしく生きたい」と願う人も増えている今、コーチングのニーズは今後も拡大していくことが見込まれます。
ぜひあなたに合ったコーチングの仕事を見つけて、人や企業を応援しましょう。
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