仕事でミスをしてもう辞めたい!そんな苦境から抜け出すには?

 

仕事でミスをすることはだれでも経験があることといえますが、
そのミスが原因で仕事を辞めたいと思う人も少なくありません。

しかし、ミスによって会社を辞めたとあれば、
非常にもったいないともいえます。
ここでは仕事でミスをして辞めたいと思っている人へ、
そんな苦境を抜け出す方法を紹介していきます。

そもそもミスが起る要因を考えよう

まずはミスが起る要因を考えていくことから始めましょう。

「どうしてミスをしてしまったのか」

これはミスが判明したときにだれもが思うことでもありますが、
この要因を理解していないと、
同じことが2度3度として起こってしまいます。

注意不足から生じる

自身の注意不足から発生するミスがあります。
まだ業務に慣れていないころは小さいミスをしやすく、
それを指摘されることで経験を積んでいくものですが、
一番危険なのは業務に慣れてきたころに起きるミスです。

仕事はある程度のプレッシャーを感じながら緊張感を持って
遂行することで、
注意深くなるのでミスを減らすことが可能となります。

しかし慣れてくると「これくらいなら大丈夫」といった慢心から、
確認するのを怠たり、小さなミスにも気づかないようになってしまいます。

上司の指示があいまい

上司の指示が的確でなく、あいまいな場合にはミスが生じやすくなります。
部下がしっかりすることもありますが、責任者として
その場しのぎの指示ばかりが目立つ上司は、
途中で業務内容を変更するなど指示に一貫性がありません。

このような場合、部下も目先の納期や目標に間に合わすことに追われ、
注意深く仕事内容の確認をすることができないので、
ミスが発生しやすくなります。

周囲のフォローがなく、任せきりになっている

仕事には2人作業のダブルチェックが必須の内容もありますが、
現場の社員は普段から問題が起きないことに慣れてしまっているので、
書類にサインだけしてダブルチェックをしないことも少なくありません。
また、新人や若手に業務を押し付けて、
フォローを一切せずに任せきりになっていることもあります。

これらのような職場ではどれだけ気を付けていても、
ミスが発生しやすい状況を作っていることになります。

一つのミスは連鎖する

あまりに緊張感を持ち過ぎて仕事をするのもよくありません。
小さいミスを犯してしまうと、次はミスできないと力が入り過ぎ、
必要以上の緊張感を抱いてしまって、
視野が狭くなります。その結果、普段なら何でもないようなミスを
重ねてしまい、そのミスの火消しに躍起になっていると、
さらに視野が狭くなり、小さな間違いにも気づかなくなってしまいます。

緊張感を持ち過ぎると一つのミスが他のミスを誘発し、
連鎖するようになります。

仕事でミスをして辞めたい心理とは?

仕事でミスをして辞めたくなる心理的な特徴として、
他人からの視線を感じやすくなることが挙げられます。
辞めたくなる気持ちをみていきましょう。

プライドと恥ずかしさが同居

だれでも仕事をする上で責任感を持っているはずです。
それはプライドとして存在し、給料をもらっている以上、
当たり前のことといえます。

しかし、ミスをすると
プライドが恥ずかしさを生み出し周囲の人に合わせる顔が
なくってしまうこともあります。

プライドが高すぎる人は「自分はミスをしない」という思いから、
職場の同僚や後輩に強く当たっていることもあります。
こういうときほど、恥ずかしさが強くなってしまい
安易に辞めたいと思ってしまうケースがあります。

同期や後輩への劣等感

仕事でミスをするとどうしても同僚の目線が気になってしまいます。

同期入社の仲間とはいい意味でライバル関係にありますから、
これまでに同じ経験値を積み重ねているだけに、
ミスをすることで後れをとってしまうと感じてしまい、
焦りを生んでしまいます。

仕事で「使えないと思われているかもしれない」という被害妄想まで
でてしまう恐れがあります。
また、いつも仕事を教えている後輩へも
劣等感を感じてしまうことがあるでしょう。

職場に居づらくなってしまい、その場から逃げ出したい気持ちが強くなって、
仕事を辞めたくなる傾向にあります。

ミスを挽回して苦境を抜け出すには

仕事でミスを挽回するには気持ちを強く持ち、
その経験を活かして改善を行っていくことです。
次にミスを挽回して苦境を抜け出す方法をみていきましょう。

仕事でミスはつきもの

仕事にミスはつきものです。

どんなプロフェッショナルでもミスをします。
スポーツを見ていると、超一流のプレーヤーであっても
ミスで負けるときがあるものです。
ミスは指摘されると落ち込みますし、自分で気づくと焦りを生みます。

まずは気持ちを強く持ち、仕事にミスは付き物だという風に捉えましょう。

辞めるのはいつでもできる

ミスをして辞めたくなる気持ちにある「辞めたい」というのは、
「仕事が」ではなく、「その場所に居づらい」からではないでしょうか。

正直なところ、仕事を辞めるのはいつでもできます。
ミスをして責任を取る形で辞めるのは、一般的に経営者クラスです。
同じミスをしないような環境作りをするのが本来の責任の取り方
いえるでしょう。

失敗しないと改善は生まれない

失敗することでそれを改善することが大事です。

何も問題が起きなければ、小さな異常にも気づきません。
ミスをした失敗があるからこそ、次に同じミスが起きないような改善を
実践できるのです。

前向きな気持ちを常に持ち続けよう

ミスをして失敗することで改善を生みだすことができるのですから、
この失敗を糧にしていく気持ちが大切です。

ミスをした場合、
「どうして起きたのか」「何が足りないのか」
「だれでも起こりうるものか」

「次に起きないためにはどうするか」
ということを常に考えていく、前向きな気持ちを持って
仕事に取り組んでいきましょう。

改善できない職場環境だったら?

職場では失敗しても改善すらできない環境下にあることも考えられます。
その場合の特徴や対策を紹介していきます。

何をしても怒られる

ミスはだれでも経験ある以上、自分の上司やもっと上の上司に至るまで、
失敗を積み重ねてきたともいえます。
にもかかわらず、自分のことを棚に上げ、一方的に怒る上司もいます。

このような上司を持つと、些細なミスでも指摘され、
何か改善するわけでもなく、
一度目を付けられると何をしても怒られてしまいます。

ミスに対して何も対策をせずに、
部下に対して一方的に怒る上司は「ダメ上司」といえるでしょう。

ダメ上司は無視してOK

ダメ上司の下へ配属されるのは気の毒としかいいようがありませんが、
その対策としてあるのは徹底的に無視することです。

上司を無視するのはマズイのではないかと思う人もいるでしょうが、
ダメ上司はその場の感情で怒ることが多く的確な指示を出せません。

そんなダメ上司の仕事を奪うことで、何もさせないようにしていき、
さらに上の役職に当たる上司に相談するようにしましょう。
ミスを防ぐために改善しようとする姿勢は、会社にとってプラスになります。
そんなこともしないダメ上司を野放しにする必要はありません。

思い切って転職を決意

何をしても改善されず、上役にまで話を持って行ってもダメな場合、
思い切って転職も決意することも大事です。
辞めないように努力したことが報われないのなら、
新しい環境で頑張りましょう。

単に恥ずかしいから辞めたいというネガティブな気持ちではなく、
良くしていこうという前向きな気持ちで仕事に取り組んで、
仕方なしの転職という結果ならば、それは逃げでもなんでもありません。

もちろん、転職の前に一度異動願いを出すのも一つの手法といえますので、
まずは部署を変えてみるのも環境が変わって
ポジティブになりやすいといえます。

まとめ

仕事でミスをして辞めたいという人には、
まずはミスが起る要因を考えていきましょう。

自分の注意不足なのか、上司の指示があいまいか、
任せきりになっていないかなど、
要因を絞って改善していけるようにしましょう。

仕事を辞めたい理由にはプライドからくる恥ずかしさがあって、
その場から逃げ出したいというのが本音といえます。

仕事でミスはつきものですので、
前向きな気持ちで取り組み、失敗から改善が生まれることを念頭に
置いておきましょう。

どうしても上司や職場の環境で改善に取り組めない場合は、
転職も視野に入れておいてください。

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仕事を辞めるなら、自分に合った仕事を見つけて
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