コーチングの実践例|質問例も伝えます

コーチングの実践例|質問例も伝えます
 

コーチングの実践例を一通り知っておきたい!

コーチングセッションの流れを知って初セッションに臨みたい!

こんなお悩みもあるでしょう。

私(田中直子)も独立当初はコーチングの流れを作るのに試行錯誤し、大変苦労しました。

もしコーチングセッションの流れを完全に理解できたら、自信を持ってサービスを提供できるようになります

そのためには、実践例(ケーススタディ)を通して、対応策や質問例を知ることが一番だなと気付いたので、今回お伝えしていきますね。

コーチングを実践するときの流れ

コーチングを実践するときの流れ

コーチングを実践するときの流れは、次のとおりです。

  1. お客様と契約する
  2. お客様の目標を決める
  3. お客様の目標達成ができているか確認する

2番までが初回セッションで行うことです。

3番はセッションが継続したときに行うことになります。

それぞれのセクションで、何を行うのか詳しく解説していきますね。

お客様と契約する

初回のセッションでは、お客様との契約がほとんどです。

もちろん、事前に契約を結んでおいて、契約の再確認や注意事項の確認だけが行われることもあります

この時点では、お客様が「このコーチは本当に信頼できるのか?」と不安に思っている場合が多いので、細かい心配事までヒアリングし回答するといいでしょう。

また、お客様はコーチングがどのような流れで行われるのか、気にされる傾向にあります。

ですから、簡単にスタートからゴールまでを説明しておくと、今後の流れがスムーズになるでしょう。

お客様の目標を決める

初回のセッションで契約が終わったら、続いてお客様の目標を決めていきます

こちらは契約事項の確認後すぐに行われることもあれば、数回のセッションに分けることもあります。

ですから、1度のセッションで終わらせるという認識ではなく、あなたのコーチングスタイルや使うツールによって回数を決めることをおすすめします。

お客様の目標達成ができているか確認する

お客様の目標が決まり、さらに継続が決まっていれば、次回からは目標達成率をチェックしていきます。

コーチングは本質的にお客様の行動を促すものなので、変化があったかどうかをチェックするのは必須項目です。

たとえば、ダイエットコーチであればダイエットのために計画した運動量をこなせているかのチェックが該当します。

そして行動の振り返りを行って、次のセッションまでの目標を決めるといったサイクルを、契約が終わるまで続けていきます。

コーチングの実践例を確認する前に注意すべきこと

コーチングの実践例を確認する前に注意すべきこと

ここまでコーチングを実践するときの流れを紹介してきましたが、具体例を見る前に注意すべき点がいくつかあります。

  • コーチングとティーチングを勘違いしていないか
  • コーチングできる環境か
  • お客様と契約は結ばれているか
  • 目標設定するセッションの流れを覚えているか

これら4点をそれぞれ解説します。

コーチングとティーチングを勘違いしていないか

実践例を確認する前に注意すべきことの1つ目は、コーチングとティーチングを勘違いしていないかです。

両者は指導者がいる点は同じですが、以下の点が本質的に異なります。

  • コーチ:お客様から答えを引き出す指導者
  • ティーチャー:お客様に答えを教える指導者

もちろん、コーチでもティーチャーやコンサルタントの役割を差別化として取り入れている方もいます。

ただ、根本の考えが異なる点に注意しましょう。

より詳しく両者の違いを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

コーチングとティーチングの違いを知る

コーチングできる環境か

また、コーチングができる環境か確認することも重要です。

あなたがコーチングのセッションをオフラインで行う場合、セッションを行う場所は静かになっているでしょうか。

またオンラインの場合、コーチがいる場所は静かでも、お客様の環境は静かになっているでしょうか。

この静けさは、コーチングにおいて重大な決断や深い考え事をするときにとても重要なものです。

とくに私(田中直子)はオンラインセッションをおすすめしていますが、オンラインの場合、同じ場所でセッションができないので、お客様の環境にまで目を配るようにしてください。

お客様と契約は結ばれているか

あなたとお客様の間には、明確な契約が結ばれていますか?

コーチングは形のないサービスなので、口頭での契約は絶対にしてはいけません

もし仮にサービスの提供が終わったあとに、お客様からコーチングの提供がなかったと言われれば、コーチングしたことを証明しなければならないのはあなたの方です。

ですから、クラウドソーシングサイトを経由したり、契約書をきちんと整えたりして、あなたとお客様の関係性を明確にしましょう。

目標設定するセッションの流れを覚えているか

コーチングの流れ

コーチングセッションの中で最も重要なポイントは、お客様が本当に取り組みたい目標を設定することです。

ここがきちんと決められていないと、お客様はコーチングの効果を実感できませんし、不満足感から契約を打ち切られる恐れもあります。

ですから、目標設定をするセッションの流れをもう一度確認し、お客様が心から取り組みたいと思う課題を設定しましょう。

もし目標設定に不安があれば、以下の記事で詳細に解説しているので、参考にしてみてください。

コーチングの目標設定のやり方を知る

コーチングをするときの事前準備

コーチングをするときの事前準備

ここまでコーチングの実践例を見る前に注意すべきことを確認してきましたが、事前準備も行っておきましょう。

コーチングに最低限必要なのは、以下の準備物です。

  • 目標設定シート
  • 質問リスト
  • あなたが利用するアセスメントツール(人生の輪やヒアリングシートなど)

これらの事前準備を整えておくだけでも、コーチングの流れを意識できます。

とくに当サイトで配布している目標設定シートは、目標設定セッションの流れを一目で確認できるシートになっているので、ぜひ活用してみてください

目標設定シートと質問リストに関する記事は以下のとおりです。

流れがわからなくなったときに活用できる「目標設定シート」

コーチングでの質問の型がわかる「質問リスト」

ここまで準備ができ、コーチングセッションの流れがわかったら、次の実践例(ケーススタディ)を確認していきましょう。

目標設定におけるコーチングの実践例

目標設定におけるコーチングの実践例

契約セッションが終わり、いよいよ目標設定セッションに移る段階です。

目標設定セッションは以下のステップで進んでいきます。

  1. お客様を深く知る
  2. お客様のゴール(目的)を知る
  3. お客様の行動目標(ターゲット)を決める

冒頭でもお伝えしたように、目標設定セッションは今後のお客様の人生に影響を与えるものなので、複数回に分けて慎重に進めても問題ありません。

今回の実践例は、老後問題についてコーチングを申し込みに来たお客様を想定して進めていきましょう。

お客様を深く知る

まず老後問題という大枠のテーマは決まっていますが、その中でも何に取り組みたいのかという、コーチングの方向性を決定する必要があります。

以下のステップに沿ってセッションを進めていきましょう。

  1. 取り組みたいテーマをとにかくブレインストーミング(ブレスト)してもらう
  2. ブレストしたテーマの中で本当に取り組みたいテーマを決める

1の取り組みたいと思うテーマをブレストする際は、とにかくお客様に自由に発想してもらいます。

自由に発想していくと、以下のようなテーマが出てくるでしょう。

  • 老後を豊かに暮らしたい
  • 老後は家族とゆっくり暮らしたい
  • 老後になっても元気でいたい

このように、抽象的な思いをどんどん出してもらいます。

その後、2でとりわけ取り組みたいテーマを決めるために、お客様の生き方や価値観を知る必要があります。

なぜなら老後問題という大枠があっても、取り組みたいテーマは、次のようにお客様ごとに異なるからです。

  • 今まで受け身で生きてきたお客様:老後を静かに暮らしたい
  • 今まで能動的に動いて生きてきたお客様:老後になっても元気でいたい

このように、その人の価値観を知ることでテーマは大きく切り替わります。

ですから、コーチングの方向性を決めるときには、次に紹介する質問を使ってお客様の人となりを確認してください。

お客様を深く知る質問例

お客様の生き方や価値観を深く知る質問例は以下のとおりです。

  • あなたは人生の何を変えたいですか?
  • 人との関係において何を重要視していますか?
  • どんな時に行き詰まりを感じますか?
  • あなたに活力を与えるものはなんですか?

これらの質問を使って、お客様の人柄を深く知って取り組むべきテーマを絞り込みます。

そして、ある程度テーマが絞り込まれたら、このようなツール(マトリクス)を使って最終的なテーマを決定します。

それぞれのテーマをこの4つの枠の適する場所に置いていきます。

その中で、「緊急ではないが重要なテーマ」を取り組むべきテーマに設定し、コーチングを進めていきます。

ゴール設定のために、ここでは取り組むテーマを「老後豊かに暮らしたい」と設定します。

お客様のゴール(目的)を知る

テーマが決まったら次に行うのは具体的なゴール(目的)設定です。

ゴール設定では、テーマを決めるときと同様に、さまざまな取り組みたい課題を見つけてもらいます。

テーマが「老後豊かに暮らしたい」ですから、お客様から出てきそうなゴールは以下のとおりです。

  • 老後は海外旅行に年1回は行く
  • 老後までに2,000万円貯める
  • 老後は子供に資産を残せるようにする

テーマはかなり抽象的な考えが多かったですが、ゴールになると具体度が増してきましたね。

取り組むべきゴールを見つけるためには、とにかくブレストしてもらう必要があります。

ですから、以下で紹介する質問を使って、お客様の考えに制限をなくしながらどんどん出してもらいましょう。

お客様のゴールを知る質問例

お客様に取り組むべきゴールを出し切ってもらう質問は以下のとおりです。

  • 他にどんな選択肢がありますか?
  • 考えられる解決策はどんなものですか?
  • 思いっきり大胆になれたらどうしますか?

またブレストが終わったら以下の質問を使って、取り組むべきゴールを絞っていきます。

  • その中でもとくに取り組みたいものはなんですか?
  • あなたが一番本気で取り組みたいものはどれですか?
  • 強いてあげるならどれですか?

そしてある程度のところまで絞れたら、テーマ設定と同様に「緊急ではないが重要な目的」の中のものに取り組んでいきます。

続いての行動目標(ターゲット)設定のために、「老後2,000万円問題を取り組む」をゴールに設定します。

お客様の行動目標(ターゲット)を決める

ここまで来たら、最後はゴールを達成するための行動目標を設定していきます。

先ほどのゴールからだと、以下のような行動目標が出てくるでしょう。

  • 年間に100万円貯める
  • 毎月の固定費を5,000円下げる
  • 趣味に使うお金を毎日1,000円に制限する

このように、いつ・どこで・どれだけ・何をするのかを明確に決めることがポイントです。

行動目標の具体度を比較すると、その重要性がわかります。

  • 電話する
  • 〇〇さんに△△時に××で電話する

2つ目の行動目標であれば、お客様が何をすればいいかストレスなくわかりますね。

ですから、次の質問を使って行動目標の設定に具体度を付け加えていってください。

お客様の行動目標を決める質問例

お客様の行動目標に具体度を付け加える質問は、以下のとおりです。

  • いつまでにそれをしたいですか?
  • 具体的に何をしますか?
  • それはどのくらいの量ですか?
  • どういうきっかけでするのですか?
  • どこでしますか?
  • 誰のためにしたいのですか?

このように5W1H型の質問を使うと、お客様は何をすればいいかが明確にわかります。

ここで目標設定セッションは一旦終了しますが、コーチングはまだまだ続きます。

というのも、冒頭でもお伝えしたように、コーチングはお客様の行動が変わり、自身に変化が訪れないと効果を実感してもらえないからです。

ですから、次はどのようにして行動目標を達成してもらうのか、その実践例を確認していきましょう。

目標達成を促すコーチングの実践例

目標達成を促すコーチングの実践例

コーチングで目標設定が終われば、次に行うのは行動目標がどれだけ達成されているかのチェックです。

シチュエーション別に、どのような声がけや質問をしていけばいいのかをお伝えします。

お客様の目標を振り返る場合

最初のシチュエーションはお客様の目標を振り返る場面です。

ここでは、あくまでお客様からコーチに行動目標の達成率を1つずつ伝えてもらうことを意識しましょう。

数字をありのままに受け入れる承認スキルが求められるので、どんな達成率が出てきても広く受け止めるようにしてください。

行動の振り返りをサポートする質問例

目標達成率がどれくらいだったのかを聞く質問は以下のとおりです。

  • 現在の進捗はどうですか?
  • 〇〇の進捗はどうですか?
  • イメージ的にうまくいくと思いますか?
  • 目標に対して取り組んでいることはなんですか?

このようにあくまで詰問にならないように、目標の達成率や現状を聞いていきましょう。

ここで出てきた数字に関しては、「今〇〇なのですね。」と単に承認する返答をしてあげれば、お客様は現状をどんどん話し続けてくれます。

ただ、全ての目標がうまく達成できていればいいのですが、そんな簡単なシチュエーションはほとんどありません。

ですから次の項目からは、お客様が目標達成できていなかったときや、そもそも行動さえできていなかったときを想定して、実践例を確認していきましょう。

お客様が目標達成できていなかった場合

お客様が行動したにもかかわらず、何らかの理由で目標達成できていなかった場合は、背景理由を聞くとともに、行動したことそのものを承認することが大事です。

なぜなら、この行動を否定してしまうとお客様は無気力感に苛まれてしまうからです。

無気力感を感じれば、コーチは何もわかってくれないとなってしまいますよね。

すると、契約が打ち切られる可能性も出てきます。

ですから、行動そのものを承認して、失敗を学びに変える質問をしていきましょう。

失敗を学びに変える質問

失敗を学びに変える質問は以下のとおりです。

  • もう1回やり直すとしたら、今度はどのようにしますか?
  • 他にどのようなやり方があったと思いますか?
  • もしあなたがやりたいようにできたとしたら、どうしますか?

行動を承認した上でこの質問をすれば、コーチが行動を認めてくれているので、「次こそ頑張るぞ!」とお客様は目標達成に前向きになってくれるはずです。

お客様が行動できていなかった場合

少し問題なのが、お客様がコーチと決めた目標に対して、何のアクションも起こせなかったときです。

この場合、コーチングの意味がなくなってしまうので、その理由を追究しなければなりません。

ただし、お客様が行動できなかった・しなかったという事実を承認した上で、詰問にならないよう、次の質問をしてください。

  • このようになった原因はなんですか?
  • どのような経緯でこうなったのですか?
  • あなたはどのように理解していますか?

矢継ぎ早にこれらの質問をしてしまうと、お客様からはコーチに詰問されていると感じられ、萎縮されてしまい本音が聞けなくなります。

ですから、常に承認しながら質問をしましょう。

とはいえ、背景の理由がわかったところで、行動に移してもらわなければコーチングの意味がないので、次に紹介する行動を促す質問をしていきましょう。

行動を促す質問例

行動を促す質問例は以下のとおりです。

  • これからどんな行動を起こしますか?その後はどうしますか?
  • 何をしますか?いつそれをしますか?
  • そろそろ行動を起こすときですか?まず何をしますか?

これらの質問をして、目標設定を改めて行いましょう。

また、私(田中直子)が実践しているのは、お客様にセッションまでの間にも行動を促す質問を、ツールを使って送ることです。

たとえば、「◯月◯◯日までに××するということでしたが、今どんな進捗具合ですか?」とLINEやChatworkなどのツールを使って聞いていきます。

どうしても動いてくれないお客様の場合、このような方法もあるので試してみてください。

コーチングの実践例を知ってセッションに備えよう

コーチングの実践例を知ってセッションに備えよう

今回はコーチングセッションの実践例を、契約から行動目標チェックまで確認しました。

具体的な話をしたので、「コーチはここまでしなければならないの?」と不安に思ってしまう方もいるでしょう。

でも、お客様に価値を感じてもらい、売れるコーチになるためにはこれらの一連の流れを身につける必要があります。

最初は少しずつでもいいので、コーチングセッションを実践してスキルを身につけていきましょう

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