好きなことの探し方・見つけ方!
- 今の仕事をずっとやりたいとは思えない
- 夢中になれるものがみつからない
- 自分のやりたいことが見つからなくてモヤモヤする
こんなお悩みはありませんか?
今の仕事でお金は稼げているけど、なにか充実感を感じられない方もいるでしょう。
実は好きなこと・やりたいことを見つけるためには、“見つけ方”を知っておく必要があります。
そのメソッドを知り正しい手順で行動することで、生きているだけで楽しい・嬉しいと感じることは必ず見つかります。
この記事では「好きなことの見つけ方」と、「好きなことを仕事にする方法」を紹介します。
「モヤモヤした人生を変えたい!」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
好きなことがある人はどんな人生?
好きなことがそもそもある方は、人生を自らの決断を頼りに生きています。
人生に「好き」という軸があるからこそ、その軸を中心に「人生の主人公」になって自分がやりたいことを決めていきます。
逆に好きなことがない方はどのような人生を生きるのかというと、何事も流されるままに自分で決断をせず後悔ばかりになってしまうでしょう。
あなたの人生なのに脇役になってしまうのは、とても悲しいことですよね。
好きなことの探し方を知っている人はたとえばどんな人?
好きなことがある方は「好きなことの探し方」を知っている人です。
というのも、人生のライフステージに応じて「好き」はどんどん変わっていくからなんですね。
たとえば、幼少時にはおままごとが好きで、中学生頃にはお化粧が好きになり、そして大人になってまた好きなことが変わるということは多くの方が経験しているでしょう。
こうすればたった1つの好きなことだけを追い求めるのではなく、たくさんの好きなことを毎日体験できて刺激がたくさんある人生が送れます。
とくに仕事であなたの「好き」を見つけ出せたら、今後の人生がより彩り豊かになります。
好きな仕事を見つければ人生が豊かになる
仕事に好きなことを見い出せたら人生が豊かになる点を先ほどお伝えしましたが、この理由は人生の3分の1もの時間を仕事に使うからです。
人生の大半を費やす仕事が“夢中になれて、本当に好きでやりたいこと”になると人生は充実します。
でも、探し方自体を知らなければいつまでたっても「自分探しの旅」をしてしまう恐れがあります。
これでは本当に好きなことと出会えず年齢ばかりを重ねてしまうでしょう。
ですから、充実した人生を送るためにも、好きなこと探しの方法を知っておく必要があります。
好きなことの探し方ロードマップ
好きなことの探し方ロードマップは次のとおりです。
- 自分史で人生の方向性を知る
- 診断ツールで他己評価をする
- 詳細な質問で自分とは何かを知る
- 本当に好きなことを探す質問を自らに投げかける
今自分が好きなことを知るためには、まず自分の人生にどういった傾向があるかを知っていく必要があります。
そこから、他己評価と詳細な質問を通してより細かく「自分とは何か」を知っていきましょう。
すると次の項目で行う本当に好きなことを探す質問に、より明確に答えられるようになります。
もしまだ自分史や診断ツールを使っていない方は次の記事を参考にしてみてください。
好きなこと探しができない人の思い込み
好きなこと探しをしようと考えているにもかかわらず、次のような思い込みがあると自分の将来が遠ざかってしまいます。
- 「一生夢中になれるものじゃないとダメ」という思い込み
- 「大好きで楽しいことじゃないとダメ」という思い込み
- 好き=得意と考えがち
これらのメンタルブロックがあると、「好きなことを探したいのに、心が邪魔して考えられない」といった事態に陥る恐れもあるでしょう。
では、これらのメンタルブロックをどのように解消していくのかを以下で解説します。
「一生夢中になれるものじゃないとダメ」という思い込み
間違った思い込みの1つ目は「やりたいこと=ずっと夢中になれるものじゃないとダメ」という思い込みです。
一般的に一生夢中になれるものを探してもなかなか見つかりません。
先ほどの項目でもお伝えしましたが、ライフステージによって好きなこと・やりたいことは変化するからです。
何事もやってみないとわからないことは必ずあるので、6割程度「やりたい!」と思えたものがあれば、まずはやってみることをオススメします。
実際にやってみて「やっぱり面白い」と思えば、やり続ければいいですし、行動していくうちに6割程度の「やりたい」が「一生やりたい」に変化する可能性だってあります。
このように「やりたいことは常に変わるもの」と気楽に考えて、まずは少しでも興味があることを実践してみることが重要です。
「大好きで楽しいことじゃないとダメ」という思い込み
間違った思い込みの2つ目が「大好きで楽しいことじゃないとダメ」という考えです。
現在「大好きなことを仕事にしている!」という方も、最初から「大好き」だったとは限りません。
たとえば会社員として働いていると、“自分が好きな仕事だけ任される”なんてことはほとんどないでしょう。
そこでオススメしたいのが、苦手な仕事を避けるのではなく“自分から合わせていく”努力をすることです。
というのも合わせる努力をした結果、「やりたいこと」が見つかることもあるからです。
「天職と適職の違いと見つけ方、無理なく両方同時に手に入れる方法」で紹介したCさんがまさにそうです。
Cさんは、大好きとはいえない仕事を“自分から仕事に合わせていく”努力をしたことで、「大好きな仕事」に自分で変えてしまいました。
「好きなことを仕事にしている!」という方を見ると、輝いて見えたり、羨ましいと思ったりするかも知れません。
しかし、そういった方も最初は好きではなかったけど、“自分から仕事に合わせていく”努力をした結果なのかもしれません。
- 今の仕事で伸ばせる力はないか?
- 今の仕事の中で好きと思える部分はどこだろう?
と自分自身に問いかけて考えてみてください。
すると自分の好きなこと・やりたいことの“種”を見つけられるかもしれません。
好き=得意と考えがち
間違った思い込みの3つ目は、得意がそのまま好きなことだと勘違いしてしまうことです。
「人よりもできることだから、好きなんだろうな…」と考えていると、何となく日々を過ごしてしまい仕事に夢中になれません。
一方「本当に好きなこと・やりたいこと」を見つけた方は、寝食と時間を忘れ打ち込むものです。
たとえば、過去のクライアント様には「勉強を教えるのが得意だから」という理由だけで、塾講師をしていた方がいました。
この方も得意だからという理由で塾講師を好きな仕事と錯覚し、定時退社して家でダラダラする日々を過ごしていたそうです。
しかし好きなこと・やりたいことを徹底的に探した結果、分析が好きということに行き着きました。
そこから、分析に携わる仕事に転職、寝食と時間を忘れどんどん打ち込んだ結果、今では独立を果たされています。
このように好きなこと・やりたいことを見つければ、人は数年で経営者にもなれます。
【実践編】本当に好きなことを探す質問
メンタルブロックが外れたら、自分自身の中から答えを見つけるために以下の2つを実践してみましょう。
具体的には、
- 自分の得意・強みを見つける
- 自分が“好きと感じる価値観”を見つける
この2つを自己分析すれば、必要なタイミングで必ずやりたいことを見つけることができます。
これらを明確にするための質問を紹介するので、答えを書き出してみてください。
自分の「強み」を引き出す10の質問
自分自身の強みを引き出す10の質問を紹介します。
以下の質問に対して、少し時間を取って答えを紙に書き出してみてください。
1.人からよく頼まれたり、相談されることは?ありがとうと言われるのはどんなとき?
2.自分では普通にできるけど、人からすごいねと言われたり褒められたりすることは?
3.これまで長年続けていることは?
4.これまでにコンプレックスを克服したことはある?何をどのように?
5.「これは得意だ!」と自慢できるものを10個あげるなら?。
6.同僚や同業者を見て「自分だったらもっと●●するのに」と思うのは、どんなこと?
7.あなたが徹底的にこだわっていること、「これだけは同業者に絶対負けない」と断言できることは?
8.今まで一番お金をかけてきたことは何?そこから何を学んだ?
9.苦しい時代を乗り越えた経験は?そこから何を学んだ?
10.あなたの弱みは?それを強みに変えることはできる?
自分の「好き」を見つけるための6つの質問
次に自分自身の「価値観」を明確にするための質問です。何かを「好きと感じる」感情は、人それぞれが持っている「価値観」によって変わります。
価値観という言葉の意味がわかりづらいかもしれないので、少し説明します。
たとえば「料理をするのが好きだ」という方はたくさんいますね。
でも、なぜ料理が好きなのか?という理由は人によって違います。
・自分好みの味を自分で作って食べられるから
・誰かに食べてもらって喜んでもらえるから
・凝った料理を作って「すごい」と褒められたいから
・料理の段取りを考えて、その通りにできたときの達成感が好きだから
・新しい料理に挑戦することで新たな発見があるから
・料理していると無心になれて癒やされるから
この「なぜ、◯◯が好きなのか?」という部分に当たるのが、その人が大事にする「価値観」です。
この価値観が明確になると「やりたいこと探し」がグッと楽になります。
より詳細に価値観を知るためには先ほど紹介した自分史で人生を紐解いてみるのが最適なので、確固たる価値観がない方は次の記事を見てみてください。
それでは少し時間を取って、以下の6つの質問の答えを書き出してみてください。
1.何をしているときに楽しいと感じる?それはなぜ?
2.将来の理想の状態はどんな様子?
3.仕事で一番楽しいのはどんなとき?それはなぜ?
4.仕事で達成感や充実感があるのはどんなとき?それはなぜ?
5.今までで一番輝いていた瞬間は、どんな場面だった?
6.どんな人になりたいと思うと「ワクワク」する?
ここまでの質問でぼんやりとでも好きなことにつながるヒントは見つかったでしょうか?
好きなことは人によって異なるため千差万別です。
ぼんやりと「あ、そういえばあれが好きだったかも」と思いついたら、6割やってみたいかの法則を使ってチャレンジしてみましょう。
好きなこと探しをするメリット
ここまでで好きなこと探しのベースができあがったら、あとは実践していくだけです。
この探し方のベースがあると、次のようないいことがあります。
- 仕事や人生に役立つ強みがわかる
- 本当に好きなことがわかる
先ほどの質問を見返しながら深掘りし言語化すると、最終的に最強の自分になれます。
仕事や人生に役立つ「強み」がわかる
強みの深堀りを行うためには、次の質問を「強みを引き出す質問」に答えた紙を見ながら自分に投げかけましょう。
- 強みを活かして、いまできることは何か?
- 強みを活かして、今後できそうなことは何か?
- 強みを活かして、今後挑戦したいことは何か?
たとえば「Q.自分では普通にできるけど、人からすごいねと言われたり褒められたりすることは?」の答えとして「興味を持って人の話を聞ける」という答えがあったとします。
この答えであれば、次のように仕事や人生にいい影響を与えられるでしょう。
- 部下の話を聞いてモチベーションをアップさせる
- 友達の話を真剣に聞いて問題を解決してあげる
- 電話で誰かしらの話を真剣に聞いて寄り添ってあげられる
このようにあなたが強みとしてあげたことをより深堀りすると、自分の仕事にプラスになることであったり、人の人生に対していい影響を与えることであったりを言語化できます。
本当に好きなことがわかる
先ほどの「強みの深堀り」だけでは得意を羅列しただけになってしまい、本当に好きなことを見逃してしまう可能性があります。
そこで続けて行うのは、どんなときに幸せや楽しいというポジティブな感情が生まれやすいかを深堀りする行動です。
事前に作成した自分史の「モチベーショングラフ」もあわせて見てみると効果的です。
たとえば「Q.何をしているときに楽しいと感じる?」という質問に対して「仕事で新しい企画を進めているとき」という答えが出たとします。
次に「なぜ、新しい企画を進めるのが好きなんだろう?」とモチベーショングラフを見ながら考えてみましょう。
文化祭の実行委員を何度か請け負っていて、そのときにモチベーショングラフがあがっているのなら、「新しい企画をみんなで進めているときの一体感が好き」といった「好き」と感じやすいポイントを言語化できます。
このように自分の好きを深堀りすると、自分がポジティブに動ける仕事がぼんやりと見えてくるはずです。
「強み」×「好きなこと」が最強の自分を作る
たとえば、先ほどの「人の話を真剣に聞く」×「新しい企画をみんなで進めているときの一体感が好き」を組み合わせると、「新規事業開発のコンサルタント」や「新規商品の開発」といった仕事なら好きになれるかもと思いつくかもしれません。
このような形でどんどん「強み」×「好き」を組み合わせて、「チャレンジしてみたい仕事リスト」を作成し実践すれば、好きな仕事がきっと見つかるはずです。
たとえば、先ほど紹介した「分析」で独立した方は、「文章がわかりやすく書ける(強み)」×「コツコツ分析して改善する(好きなこと)」を組み合わせて多くのビジネスパーソンに価値を届けています。
ただ、もしここまで読んで「実践するにしても年齢が…」と感じている方がいれば、次の記事も参考にしてみてください。