【起業に必要なもの】今から身に付けておきたい10の起業家精神
よしっ、起業するぞ!
と決めたはいいものの、
「でも、一体何が必要なの?何から手を付けたらいいの?」
「自分にできるの?」
と不安になっているあなたへ。
起業に必要なものは、大きく以下の3つに分かれます。
- 意識
- スキル
- 知識や書類や手続き
ここでは、個人起業に必要な「意識」についてお伝えします。
(スキルや手続きについての記事も追って書きますのでお待ちくださいね)
「起業家精神」という言葉がありますが、それはどんな精神なのでしょうか?
起業する前に、ぜひ考えてみましょう。
目次
なぜ起業するのか?を徹底的に考える
起業したい!という方に、「なぜ起業したいのですか?」とお伺いすると、
- 誰かに指図されて働くのがイヤだから
- このまま一生会社員でいるイメージがつかないから
というお答えが返ってくることがあります。
ですが、「ビジネスは、お客様の問題解決」。
自分の不満を解消するためにやるものではありません。
まずは「誰のどんな悩みを解決してあげたいのか?」を
徹底的に考えましょう。そして、寝ても覚めても
「その方のお役に立ちたい!」と思えるでしょうか?
起業すると、自分の情熱だけがエンジンとなります。
会社員のように、誰かが仕事を与えてくれるわけではありません。
ですので、最低限の情熱が持てることは必須です。
軸をブラさない
「誰のどんな悩みを解決してあげたいのか?」を決めたら、
ある程度の結果が出るまでそれをブラさないこと。
手段は変えてもいいですが
「なぜやるのか」の部分はズレてはいけません。
起業して最初から結果が出ることはほとんどありません。
なかなか結果が出ないときに、この「軸」がブレてしまい、
「やっぱり他のビジネスをやろうかな~」と、
フラフラしてしまうと、結局いつまでたっても
結果を出せないことになります。
なかなか売上につながらないときに踏ん張ることが必要です。
軌道に乗るには時間がかかると理解する
起業して最初からうまくいくことはありません。
よくネットの広告で「3か月で100万円稼がるノウハウ」みたいな
キャッチコピーを見かけますが、
そういったものを信じないことです。
「たまたま、そのノウハウを使った人で稼げた人がいた」というだけであり、
再現性が保証されているわけではありません。
つまり、あなたに当てはまるとは限らないのです。
「早く稼げるようになる方法がどこかにあるはず」と信じ、
そういったノウハウを買い求め続ける、
いわゆる「ノウハウコレクター」の方もいます。
私を含め、今うまくいっている起業家でも、
軌道に乗るまでに1年~3年はかけています。
「1年間やれば稼げるようになる」と思うのではなく、
厳しめに見積もり
仮に3年以上稼げなくても対策を打てるようにしておきましょう。
自分のエゴを捨て「お客様が答えを持っている」と理解する
雇われ期間が長い方が起業する場合、
「起業すると人生バラ色になる」と思っている方もいるようです。
「会社員では、人から指示されたことをやるしかないけど、
起業したらすべて自分の自由にできる」と信じているのです。
自由になるのは確かですが、それが「ビジネスとして成立するか」は
まったく別の話。
「自分の好きなようにやりたい」と思っても、
お客様があなたにお金を払ってくれなければ、ビジネスにはなりません。
会社員は、上司のニーズに応えることをして、会社からお金をもらう。
起業したら、お客様のニーズに応えることをして
お客様からお金をもらう。
どちらも同じことです。
「自分がやりたいこと」にこだわるのであれば、
ビジネスでなく「趣味」でやりましょう。
1つのアイディアに固執せず、複数の可能性を考える
まだビジネスで成功していない方で、
自分が思いついたビジネスアイディアを「これは売れる」と勝手に思い込み
突き進んでしまう方がいらっしゃいます。
ビジネスは、「お客様の問題解決」。
あなたが思いついたアイディアを、お客様が求めているとは限りません。
まずは「お客様が何に悩んでいるか」を把握しましょう。
そして、「お客様の悩みを解決するために、何ができるか?」を考え
提供しましょう。
「あなたが何を提供したいか」は脇に置いてください。
「自分が提供したいアイディア」に固執すると
市場の変化について行けず、いつまでも売れないことになります。
すべて自分で責任を負う
ビジネスは、うまくいくときとそうでないときがあります。
また、大きなミスをするかも知れません。
お客様からクレームが来るかも知れません。
大幅に売上が落ち込むかも知れません。
そんなときに、責任を取ってくれる上司はいません。
何が起きても、すべてがあなたの責任です。
仮に、何かビジネスパートナーの不手際でうまくいかないことが
あったとしても、それもあなたの責任。
相手は謝ってくれるかも知れませんが
あなたのビジネスの責任を取れるわけではないのです。
「何が起きても自分が責任を取る」と思えて
初めて起業できると言えます。
失敗しても自分を責めない
すべての責任を自分で負いつつ、でも自分を責めないこと。
起業して最初からうまくいくことはありませんし
軌道に乗っても、また悪化する場合もあります。
ビジネスには、いいときと悪いときがあるのです。
気合いを入れた商品が思いのほか売れなかったり、
同業者にお客様を取られたり、なんていうことは日常茶飯事。
そういうときに、「だから自分はダメなんだ」と
いちいち自分を責めないこと。
一瞬落ち込むのは仕方のないことですが、
辛い気持ちをしっかり味わったら、すぐに次の行動を取りましょう。
いつまでも落ち込んで行動が止まってしまったら
さらに状況が悪化します。
自分を責めても何の意味もありません。
必要なのは、「次はどうやったらうまくいくのか?」を考え
行動することです。
同業者を甘く見ない
どんなビジネスでも、「競合他社」がいます。
まずは、そういった人たちを徹底的にリサーチしましょう。
- 彼らが、どんなお客様に、どんな販売経路で
どんな商品を提供しているのか。 - 彼らの強みと弱みは何か。
- 彼らとかぶらない、あなたの強みは何か。
そういったものを見つけましょう。
「売れている同業者を見つけると落ち込むから」
「面倒くさいから」
という理由で、リサーチをせずにいきなりビジネスを始める方がいます。
それは、他のトラの縄張りに、知らずに足を踏み入れるようなもの。
うまくいく可能性はとても低いです。
短期と長期の両方で考える
ビジネスには、短期的に考えることと、長期的に考えることがあります。
短期的なものは、
たとえば、SNSなどを使った当面の集客や、
日々のブログやメルマガでの発信、お客様対応など。
長期的なものは、商品づくりや、ステップメールを使った
マーケティングの仕組みづくりなど。
このどちらも大事です。
ですが、日々時間に追われ、短期的なことだけをこなすようになり
長期的なことに気が回らない人もいます。
また、逆に、「商品開発が完璧にできたらマーケティングをしよう」など、
長期的なことばかりに時間を割き、当面の集客に
いつまでも手を付けない人もいます。
短期的に考えることと長期的に考えること、
どちらかに偏っていないか
常に自分でチェックするようにしましょう。
大事なことに時間を使う
起業すると、「いくら時間があっても足りない!」という状態になります。
担当の仕事が割り振られて「ここまでやればOK」という範囲がないからです。
ですので、「成果を産み出すこと」に時間を使うことが必要です。
たとえば、起業したばかりの方で、「とりあえずブログを書こう」と、
毎日一生懸命ブログを書いている方がいらっしゃいます。
でも、もし、その方が売る「商品」がなかったり、
そもそも「誰に商品やサービスを提供するか」という
「ターゲッティング」が決まっていなかったりしたら
ブログを書いても成果にはつながりません。
(書く練習にはなるかも知れませんが、売上にはつながらないです)
ですので、そういった方は、
まず「誰にどんな商品を提供するか」を考える必要があり
そこに時間を割くべきなのです。
ブログはその次。
あなたが大切なことに時間を使っているか
常にチェックするようにしましょう。
まとめ
起業に必要なもののうち、最も大事な「意識」をお伝えしてきましたが
いかがだったでしょうか?
さらに、起業で成功するには、参入する「業種」も大事。
個人で起業するときの手続きはこれでOK!
社会保険労務士が教えます。