仕事の効率大幅アップ!いま話題のマインドフルネスとは

 

なんとなく集中できない、体の疲れはないのに
何となく疲れているなどの理由で
今一つ仕事の能率が上がらないことはないでしょうか。

もしもあなたがそうした問題を持っているなら、
マインドフルネスで解決できるかもしれません。

マインドフルネスは
脳の調子を整えて集中力や思考力を増進させてくれるため
仕事を効率よく進められるようになります。

今回はなぜマインドフルネスが仕事を効率化させてくれるのか
解説してゆこうと思います。

マインドフルネス(mindfullness)ってなに?

マインドフルネスとは「注意、留意」という意味の英単語で
日本マインドフルネス学会は
マインドフルネスを
「今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、評価をせずに
とらわれのない状態で、ただ観ること」と定義しています。

つまり、マインドフルネスとは
注意力のトレーニングのようなもの
と考えてください。
瞑想がそのトレーニング方法の中心を占めるため、
しばしばマインドフルネスと瞑想が
同じ意味で使われることがあります。

マインドフルネスの方法はとても簡単です。

その主な方法である瞑想も
大まかに言ってしまえば目を閉じて背筋を正して座ってから呼吸を整え、
だいたい20分から30分を過ごすだけです。
時間はあくまで目安であり、5分間でも効果はあります。

もし続けられるなら1時間でも2時間でも行って構いません。
マインドフルネスの他の方法も
「食事の最中に食べている自分のことを意識する
(食べている自分に集中する)」など
非常に簡単で、お金もかからない方法ばかりです。

元手がほとんどいらないにも関わらず
とても大きな効果を保つためマインドフルネスは
今、世界中で注目されています。

マインドフルネスで仕事の効率がよくなる理由

なぜマインドフルネスは仕事の効率をよくする効果があるのでしょうか。
まだよくわかってはいませんが、
主な理由としては脳を休ませることができるからではないか
言われています。


私たちの脳は起きている間休みなく働いており、
特に近年は情報の加速化およびパソコンやスマートフォン
といった視覚刺激の増加によって脳への負担はますます高まっています。

マインドフルネスは、注意を余分な方向に向けないことによって
過労状態の脳を休ませ、
疲れを取ると同時にストレスを減らすことができます。

休まった脳は効率的に本来の力を発揮できるようになるため、
仕事の効率化にも繋がってくるというわけです。
また、マインドフルネスには脳を休ませる以外にも発想力を高めてくれる、
集中力を増してくれるなどの能力を鍛える効果もあります。

こちらの効果も仕事の効率化を進めてくれるでしょう。

仕事への効き目

疲れがとれる

また、マインドフルネスは疲れを取るだけではなく
疲れにくい体も作ってくれます。

マインドフルネスで疲れにくくなる理由の解明については
今後の研究が待たれるところですが、
疲れやすい体質を改善したいと考える人にとっては
非常に役に立ってくれるでしょう。

マインドフルネスが、ビジネスマンから人気を得ている理由の一つとして
疲れが取れるというものがあります。
この場合の疲れとは単純に筋肉の疲れではなく
神経の疲れ・気疲れと言った精神的なものです。

仕事の後には疲れがどっとくる方も多いのではないかと思います。
そんな方はぜひマインドフルネスを試してみてください。

マインドフルネスを行った後は頭の中がスッキリと冴え渡る感覚があります。
マインドフルネスを行う前と比べて、はっきりと疲れが取れた感じを
覚えるのです。
たとえ仕事や家庭の重要な
問題に悩み疲れていたとしても、
マインドフルネスを行えば活力のわいている自分に気づくはずです。

ストレスが減る

日々の仕事ではストレス管理も重要だと思います。

もしあなたが仕事上のストレスをどうにかしたいと考えるならは、
マインドフルネスを活用しましょう。
マインドフルネスを行えば仕事に限らず
様々なストレスを軽減させることができます。

元々、マインドフルネスは精神医学の治療法から発達してきた健康法です。
マインドフルネスは
1970年代のアメリカでジョン・カバット・ジン博士が禅の思想から
着想を得て研究を始めたとされています。
カバット・ジン博士の発表した「マインドフルネスストレス低減法」では
本来心臓病などの身体疾患の痛みの軽減を目的としていましたが、
後に抑うつ状態などの精神疾患にも効果があることがわかりました。

2000年にジョン・D・ティーズデール博士が発表した研究では
マインドフルネスを治療に取り入れた
抑うつ症患者は1年以内の症状再発回数を抑えられたという
データがありました。
マインドフルネスが
メンタルヘルスに良い影響をもたらす効果は確かにあると考えられます。

マインドフルネスのさらに優れた点はストレスを減らすだけでなく
ストレス耐性を高めてくれる点です。

こちらについてはまだ原理はよくわかっていませんが、
マインドフルネスを続けていると感じるストレスが少なくなるという
体験談が見られます。
緊張に弱くて思ったように力が出せなかったり、対人関係にまつわる
ストレスが負担になっている人には朗報ではないでしょうか。

発想がするどくなる

Googleやアップルなど、世界的な大企業が
マインドフルネスを企業内の研修に取り入れています。

その理由としてマインドフルネスによる疲労回復や健康増進のメリットを
狙ったことも挙げられますが、
マインドフルネスには発想力や創造性を高めるという利点もあります。

マインドフルネスを行っていると心を落ち着け思考力を
高めてくれるのは、もちろん、
ふとした時にひらめきを感じやすくなるのです。

マインドフルネスによってもたらされた休息が脳の回路を
うまくつないでくれるのでしょうか。
まだこの働きは十分科学的な裏付けがされていませんが、
マインドフルネスを行っている人は
良いアイデアを考えつきやすいとよく言われます。

普段頭を使ってアイデアで勝負する方には
マインドフルネスがおすすめできます。

集中力がつく

マインドフルネスとは
注意力をコントロールするトレーニングでもありますから、
続けているうちに集中力をうまく発揮できるようになってきます。

雑念や雑想をうまくそらすことができるようになるため、
集中を乱されることがなくなるのです。
2012年に発表された研究「学校教育における瞑想とその実践」
(名嘉一幾ら)では、
小学校児童を対象として、1ヶ月の瞑想の授業の前後で
児童に性格を調べるアンケートをとりました。

すると、瞑想の授業の後では児童の依存心が低くなり、
持続力や集中力が増す傾向が見られるようになりました。

考えなければいけない問題が多くある、仕事の量が多すぎる
煩わしい人間関係があるなど
仕事で集中できない要因は様々だと思います。

しかし、マインドフルネスは
それらの問題に負けない集中力を養ってくれるでしょう。

マインドフルネスを仕事に活かしている有名人

マインドフルネスはその効果が認められているため、
成功を収めた著名人で実践している人は数多くあります。

企業経営者ではビルゲイツや稲盛和夫などが
その代表として知られています。
その他、ミュージシャンではビートルズ
スポーツ選手ではイチローなどもマインドフルネスの実践者として
知られています。

著名人たちの業績を考えれば、マインドフルネスの効果も
納得できるのではないでしょうか。
もちろん著名人たちの業績のすべては、マインドフルネスによって
作られたものではありません。
しかし、
実践すれば確実にあなたのパフォーマンスを高めてくれるでしょう。

まとめ

マインドフルネスはわずかな時間行うだけで、
仕事だけでなく人生全体を上向きに修正してくれます。

道具は何もいらず元手もかからないため、始めない手はないと思います。
マインドフルネスで一段階上の仕事を始めてみませんか?

マインドを整えたら、次は高い生産性を生み出すためには?
段取りよく仕事をすすめて
効率的な時間の使い方5つのポイントに分けてご紹介します。

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