今の仕事向いてないと感じた時に考えるべきこと

 

正規社員として働く人の多くは
ウィークデーにおける大半の時間を仕事に費やしています。

非正規社員であったとしても、自分の大切な時間のうち
多くの時間を仕事に費やされていることでしょう。

そんな中、今の仕事向いていないと感じながら仕事に励むことは
とても辛いことなのではないでしょうか?

この記事では、今の仕事向いていないと感じた時に
考えるべきことについて解説します。

本当は向いていないのは思い込みなのか?
向いていないと感じる原因は?
向いていない場合の対処法とは?

それぞれ具体的に紹介します。

今の仕事向いていないというのは思い込みの可能性アリ

今の仕事向いていないと感じた場合、
本当に向いていない場合思い込みである場合があります。

向いていないと判断する前に、まずは思い込みの要素がないかを
確認されることをオススメします。
では、どのように考えれば、本当に向いていないのか、
思い込みなのかを判別できるのでしょか?

その方法を見て行きましょう。

なぜ向いていないのか掘り下げてみよう

まずは、なぜ向いていないと思うのかを掘り下げてみましょう。
考えを掘り下げる場合には
「なぜ?」を5回繰り返すと本質を突き止めやすいといわれています。

たとえば「なぜ今の仕事向いていないと思ったのだろう?」という疑問に
「頼まれた仕事に連続して失敗したからだ。」と自分なりに回答します。

その回答を踏まえて再び質問をし
「なぜ頼まれた仕事に連続して失敗すれば、今の仕事向いていないのか?」と
疑問を持つと
「今の自分のスキルでは仕事の難易度が高いからだ。」と
回答することができます。

これを5回以上繰り返すと論理的な答えが見るかるのです。

今回の場合、突き詰めれば一時的に自信を失っていただけかも知れません。
すると、仕事が向いていないとはいえないこともあります。

向いていない理由を自問自答し、本当に向いていないのか
思い込みなのかを整理してみましょう。

向いていないのはどの部分かを分解してみよう

今の仕事向いていないという発想は、実はとても抽象的です。

なぜなら、仕事にはさまざまな要素があり
一日の中でしている仕事を列挙しただけでも
いろいろなタスクが存在するからです。

「顧客との商談は苦手だけれど電話応対は得意」かも知れませんし、
「納期管理は苦手だけれど納期交渉は得意」な人もいるでしょう。

それらのさまざまな仕事の要素をひとくくりにして
「今の仕事向いていない」と思ってしまうのは、少々早計かも知れません。

まずは自分の仕事を棚卸してみて、
どの仕事が得意でどの仕事が苦手なのかを分解してみましょう。
そうすると、意外に向いている要素が多かったという可能性がありますよ。

向いている要素を探してみよう

向いていると思う要素だけをピックアップしてみるのもオススメです。

向いていないという思い込みを持ってしまうと、
脳の中にバイアスがかかってしまい、
向いていない要素ばかりを見つけてしまいがちです。
そうならないために、向いている要素だけをピックアップすることで
逆に向いていると思い込むことが可能です。

その結果、今の仕事向いていないと思っていた人が、
数年後に天職だと考えることもありますので、
ぜひ試していただければと思います。

今の仕事向いていない場合の原因とは?

思い込みが外れて、本当に今の仕事向いていないと思った場合には
どうすれば良いのでしょうか?

この場合には何らかの対策が必要となりますが
対策の前に原因究明が先です
原因がぼやけたまま対策をすると効果的な対策を取れない場合が
ありますので、原因追及から始めてみましょう。

そのためには、

今の会社の仕組みが自分に合っていないのか?
職種自体が向いていないのか?
人間関係が合わないから仕事が合わないと感じるのか?

を整理すると良いでしょう。

会社の仕組みが向いていない

希望した職種の仕事なのに、今の仕事向いていないと感じる場合には、
その職種の仕事が合わないのではなくて
働いている会社と合わない可能性があります

まずは仕事の職種と合わないのか
会社と合わないのかを掘り下げてみましょう。

その上で、会社の仕組みが自分には合わないと感じたら
今度はさらに掘り下げてみましょう。

会社の仕組みのどの部分が自分には合わなくて
どの部分は合うのかを選定するのです。

場合によっては自分が合わない部分だけを他の人と調整してもらい
解決される場合があるので、
原因をピンポイントで突き止めると良いでしょう。

職種自体が向いていない

職種自体が向いていないと感じた場合にも
原因を掘り下げることが重要です。

職種に紐づく仕事内容は膨大です。
それぞれのタスクごとに向いているところと向いていないところを
分解すれば、向いているところ・向いていないところが判明するでしょう。

その結果、

職種を変えた方が良いのか?
職種はこのままで会社だけ変えた方が良いのか?
現状維持が良いのか?

などの指針ができます。
自分の中での基準を引くためにも原因追及は重要です。

職場の人間関係が合わない

ひょっとしたら会社の仕組みも職種も合っているのに
職場の人間関係が合わないために、
今の仕事向いていないと錯覚を起こしている可能性もあります。

職場の人間関係が悪く、本当は不必要な指摘をされて
仕事ができないと勘違いしているケースや、
単にマイナス感情に支配されて仕事が向いていないと感じている場合も
あります。

それらは雑念に近いので
仕事に合う合わないとは分離して考える方が良い
でしょう。

今の仕事向いていない場合の対処法

原因を特定することができれば、それぞれに合った対処法を取りましょう。
ここでは今の仕事向いていない場合の対処法として

「自分を変える」
「会社を変える」
「職種を変える」

という3つについて解説します。

自分を変える

会社や職種に原因がなく、今の仕事向いていないと感じる原因が
思い込みである場合には、自分を変えることが解決の近道です。
原因追及の場合には向いていない理由を掘り下げることが効果的ですが
原因追及が完了している場合には、
どうすれば仕事に合う自分になれるのかという発想が効果的です。

考え方が変わると見えるものが変わってきますし
その結果うまく行った仕事があると、
それが善循環を呼び起こしやすくなります。

思考チェンジをすることで
環境を変えないまま状況が好転することは可能だと考えましょう。

会社を変える

会社の仕事内容が合わない場合には、転職を検討すると良いでしょう。
合わない会社でいつまでも働いていても、
人生における時間の無駄となる可能性があります。

ただし、転職する前に
今後同じ会社での仕事内容が変わる可能性がないか、
部署などの転籍の可能性が
ないかなど、
キッチリと精査しておく必要があります。

それによって、わざわざ転職する必要がなかったという可能性も
ありますので総合的な判断が大切です。

職種を変える

根本的に職種が合っていない場合には
職種ごと変える必要があるでしょう。

職種が合っていないのに同じ職種に天職してしまっては、
同じ原因で悩まなければならないでしょう。

まとめ

今の仕事向いていないと感じたら、感情論に陥る前に
論理的で客観的な原因追及が重要です。

思い込みで合わないと思っていないか?
どの部分が合わないのか?
真の原因は何か?

ということを具体的に掘り下げましょう。

その上で、対策を取ると効果的です。
原因を明確化することで、的確な対策を取りましょう。

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