起業に必要なスキル・知識7選!お勤めのうちから絶対準備しよう
- いつか起業したい。
- でも、いきなり会社を辞めるのは怖い。
何かお勤めの間に準備した方がいいかな?
そう思ったあなた、大正解です!
何の準備もせずに会社を辞めてしまうのは危険すぎます。
安定収入があるうちに、少しずつ起業の準備をしておきましょう。
ここでは、お勤めの間に身に付けておきたい「スキルとノウハウ」を
お伝えします。
また、スキルやノウハウ以外にも「起業家としての意識」も
身に付ける必要があります。それはこちらの記事でお話ししていますので
よかったら参考にしてください。
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目次
参入する業種を決める
あなたは、どのような業種で起業しようと考えていますか?
実は、起業で成功できるかどうかは、
この「業種選び」にかかっている、と言っても過言ではありません。
世の中には「成功しやすい業種」「成功が難しい業種」があるのです。
ですので、ぜひとも「成功しやすい業種」を最初から選ぶようにしましょう。
業種選びの方法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
「売れる分野」を見極める
参入する業種が決まったら、次はどんな「分野」にするかを決めます。
たとえば、業種を「カウンセラー」に決めたとします。
それで、「分野を決める」というのは、
「どういった悩みに応えるカウンセラーなのか?」を決める
ということです。
「カウンセラーだから、人間関係とか仕事とか、幅広く人生の悩みに
応えればいいんじゃないの?」と思うかも知れません。
確かに、どんな分野でも「カウンセリング」はできますよね。
ですが、「起業したい」となると話は別。
あなたはお客様から「お金」をいただく必要があります。
ですので、「お金を払う人がいる分野」で
カウンセリングをやる必要があるのです。
「悩んでいる」と「お金を払う」は、実はまったく別物。
悩んでいる人がいるからと言って、その人がお金を払うかは
分からないのです。
だから、「業種選び」と同じくらい、「分野選び」も大事。
お客様が、「お金を出しても解決したい」くらい悩んでいる分野を選ぶこと。
起業の準備をするのであれば「お金を払ってもらえる分野」を
知りましょう。
お客様を決める
「お金を払ってもらえる分野」が分かったら、
その分野で「どんな方をお客様にするか?」を決めます。
マーケティングの言葉で「ターゲッティング」と言います。
たとえば、「私のお客様は、恋愛に悩む女性です」など
そのくらいは決めている方も多いと思います。
では、試しに「恋愛 カウンセリング」でググってみてください。
膨大な数の恋愛カウンセリングが出てきますよね?
つまり、同業者がものすごく多いということです。
あなたは、そういった多くの同業者と比べられても
お客様に選ばれないといけないのです。
そして、選ばれる方法の1つは、「お客様を明確にすること」。
「恋愛に悩む女性」だけでは、範囲が広すぎるのです。
お客様の年代や職業によっても悩みが違うかも知れません。
また、「彼氏ができなくて悩んでいる人」と
「彼氏はできても長続きしない人」とでも、悩みが全然違うでしょう。
そういう風に、お客様の悩みを細かく見ていき、
「こういう悩みをお持ちの方をお客様にする」を明確にしておきましょう。
商品を作る
「商品」とは何でしょうか?
たとえば、お店に売っている「スマホ」「ペットボトルの水」など、
目に見えるものも「商品」です。
これはイメージしやすいですね。
それ以外の、目に見えないサービスも「商品」となります。
ここでは、仮に「カウンセリング」を例に解説していますので、
あなたのカウンセリングのメニューが「商品」になります。
単に「60分 〇〇円」ということではありません。
カウンセリングで、
- 具体的にどんな会話やワークをするのか
- 期間はどのくらいか
- どんなビフォーアフターが得られるのか
など、まったく知らない人にも分かるよう、細かく明文化します。
実際に売れるのかテストする
商品を作ってみたら、まずは友人知人に声をかけ、
実際に買ってもらいましょう。無料ではなく「有料」で。
「お金をもらうなんて、気が引ける」と思うかもしれません。
お金をいただくことの罪悪感から、
「まずは無料で100人カウンセリングやります!」なんていう方も多いです。
ですが、知人に買っていただけない商品は、
今後あなたを知らない方にも買ってもらえることはありません。
ですので、まずは、もともとあなたと信頼関係がある人に買っていただき
売れるかどうか試してみるのです。
そして、買っていただいたら、相手の方から意見をいただきましょう。
「ここがよかった」「ここをもっと改善してほしい」など。
いただいた意見を元に、さらに「売れる商品」に変えていきます。
これをお勤めのうちにやっておくと、実際に起業してから、
心理的にかなりラクになります。
「売れる商品」があるので、あとはそれを売るだけとなります。
「売る力」を徹底的に身に付ける
本格的に起業する前に、実際にあなたの「商品」を売ってみる、
というお話をしました。つまり「売る力」が必要ということです。
ビジネスを成功させるため、一番大事な力は、この「売る力」。
どんなに商品がよくても、売る力がなければ売上はゼロだから。
私は、会社員時代は「人事」の仕事しかやったことがなかったので、
「売る力」はまったくありませんでした。
ですので、起業したときはものすごく苦労しました。
「売る力」を身に付ける一番の近道は、「実際に売ってみること」。
まずは、周りの方に声をかけ、セールスしてみましょう。
「自分から売込まなくても、ウェブから売れたらいいな」なんて思う方も
いらっしゃるかも知れません。
確かに、ウェブから売れる仕組みがあると
とてもビジネスが楽になります。
ですが、ウェブから売れるためには、その前にリアルで売れている必要が
あります。
また、ウェブ集客には相当の時間がかかります。
ですので、まずは自分の力で商品を売れるようになっておきましょう。
よい人間関係を保つ
今のお勤め先
「起業すると決めたから、今の会社でやる気が出ない」という方も
よくいらっしゃいます。ですが、今のお勤め先では、よい人間関係を
保っておくことを強くお勧めします。
なぜなら、今の会社の方や取引先の方が起業したときに
「お客様」になる可能性があるから。
私自身も、会社を辞めて起業したとき、元同僚や取引先の方が
お客様になってくれ、とても助かったことがありました。
もし、あなたが「やる気が出ない」からと言って
今のお仕事をいい加減にしていたら、
いざ起業したときに仕事をいただけるでしょうか?
たぶん難しいですよね。
しかも、あなたはまだ会社を辞めると決まったわけではないですよね。
「起業を考えている」という段階だと思います。
起業準備を始めると、そちらが楽しくて浮かれるのは分かりますが、
くれぐれも「今、自分にお給料を払ってくれているのは会社だ」
ということを忘れないようにしましょう。
家族
ご家族には、あなたが起業を考えていることをお話しされていますか?
「家族の応援があること」は、起業を成功させるための大前提。
もし家族に反対されているのであれば、
今のまま反対を押し切って起業するのはお勧めしません。
仕事は変えられますが、家族は取り替えが効かないからです。
また、あなたを一番よく知る家族が反対しているということは、
成功するように見えないからですよね?
まずは、今のお仕事をしっかりやりながら、
週末起業で成果を出し、家族に認めてもらいましょう。
会社を辞めるのはそれからで遅くありません。
まとめ
起業する前に身に付けておいていただきたいことをお伝えしてきましたが
いかがだったでしょうか?
会社を辞めるのはいつでもできますが、辞めると取り返しがつきません。
ですので、お勤めのうちに、できる限りの準備をしておきましょう。
「毎月の安定収入がある」というのは、ものすごくありがたいこと。
私は、何の準備もせずいきなり会社を辞めてしまったので、
それはそれは苦労しました。
ぜひあなたは、今から準備を始めて、
満を持して起業するくらいになってくださいね。
「起業家精神」という言葉がありますが、
それはどんな精神なのでしょうか?
起業する前に、ぜひ考えてみましょう。