女性が仕事を辞めるタイミングとは?

女性が仕事を辞めるタイミングとは?
 
  • 仕事が忙しすぎる
  • 毎日上司と顔を合わせるのがつらい
  • 毎日同じ仕事で飽き飽きしていた

『会社を辞めたい!』と1度や2度は思ったことがあるでしょう。

しかし、いざ辞めるとなると勇気も出ない。

30代になると転職は難しいけど、この会社に居続ける自分の将来も想像できない。

そんな悩みを繰り返す日々。

中には腹痛や胃痛など、身体に出ている人もいるかもしれません。

それくらい、仕事は自分の中で大きな割合を占めるのでしょう。

でも、会社や仕事で人生が決まるのではなく自分の人生をどう生きるかの手段のひとつなのです。

今の会社を辞めるべきか、考え直したほうがいいか、

自分が幸せで納得できる人生のために後悔しない決断をしたい。

ここでは、仕事を辞めるべきタイミングとよくある退職したいと思う理由、悩みについてご紹介していきます。

本当に辞めていいの?

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女性が仕事を辞めるべきタイミング

女性が仕事を辞めるべきタイミング女性が仕事を辞めるべきタイミングは次のとおりです。

  • ボーナスをもらった直後
  • 繁忙期直後のお休みが取れる期間
  • この会社はブラックだと確信した瞬間
  • 1年は何もせずに暮らせるだけの貯金が貯まった瞬間

それぞれ解説していきます。

ボーナスをもらった直後

女性が仕事を辞めるべきタイミングの代表例は、ボーナスをもらった直後です。

というのもボーナスは働いている従業員には支給されますが、辞めることが確定している従業員には支払われないのが通例だからです。

たとえば、ボーナスの支払いが6月10日に設定されていて6月9日に仕事を辞めたとしましょう。

すると、会社はこれ以上支出を増やしたくないとボーナスを全額カットされる場合が多いです。

ボーナスはあくまで一時的に支払うお金の意味合いが強く、会社側が従業員に支払わなくても違法行為とはみなされず処罰もされません。

そのため必ずボーナスが振り込まれたことを確認した上で、会社に辞表を提出しましょう。

繁忙期直後のお休みが取れる期間

将来的にも同じ業界や関連会社で働きたいと考えている方は、繁忙期に辞めるといった迷惑を会社にかけてはいけません。

どうしても辞めなくてはいけない事情がある場合には仕方ありませんが、自己都合退職で引き継ぎができない期間に辞めると噂が広まる恐れもあるでしょう。

忙しい期間は会社に迷惑をかけずに、繁忙期直後のお休みが取れる時期を狙って辞表を提出すると円満退社につながります。

この会社はブラックだと確信した瞬間

いつでも辞めてもいい会社の典型例は、ブラックな会社だと確信した瞬間です。

労働環境がブラックで心身ともに疲れきっているときには、すぐに会社を辞めましょう。

法的にもブラックだと主張できる具体例をあげると次のとおりです。

  • 月の残業時間が45時間を超える月が退職前の3ヶ月間連続する場合
  • 給料もしくは業務時間が85%にまで減少している場合
  • 極端な業務内容の変更があった場合
  • パワハラやセクハラがあった場合
  • 通勤が困難になるような勤務地の変更があった場合
  • 給与の未払いが2ヶ月連続で起こった場合
  • 心身にあきらかな不調が起こり退職した場合

この他にもブラック企業であると認定される会社の特徴もありますが、よく使われるのは上記の点です。

仮にこれらの中の一つでも該当した場合、「自己都合退職でも会社都合退職に変更」できるので、最低3ヶ月間の失業保険がほぼ確実に支給されます。

そのため当面のお金の心配をせずに会社から離れられます。

1年間は何もせずに暮らせるだけの貯金が貯まった瞬間

「とにかく今の仕事を辞めたい!」と感じているのであれば、1年は何もせずに暮らせるだけの貯金が貯まった瞬間に自己都合退職で仕事を辞めても大丈夫です。

この1年という期間には、失業保険の受給期間も含めてもいいでしょう。

たとえば、月に20万円あれば趣味にもお金を使いながら過ごせるのであれば240万円程度のお金を貯金しておきます。

とはいえもう少し余裕が欲しいと感じているのであれば、300万円ほどを用意しておけば十分に休養を取りながら休めます。

転職が決まったら仕事を辞めるというタイミングは正しいのか?

転職が決まったら仕事を辞めるというタイミングは正しいのか?ここまで紹介した仕事を辞めるべきタイミングのほとんどは、お金が十分にある状態もしくは明日生きるお金がすぐに受け取れる状態を構築してからになっています。

上記の内容以外に明日のお金を気にしなくてもいい状態となると、「転職が決まってから仕事を辞める」といったタイミングも考えられますし、一般的にこの考えが正しいといわれます。

しかし「今すぐどうしても辞めたい…もう働きたくない」と感じている方もいるのではないでしょうか。

本当は働きたくないのに働き続けると、心身が壊れ日常生活を取り戻すまでに多大な時間が掛かります。

そのため心身が壊れるくらいなら明日のお金の心配はあっても、仕事を辞めても大丈夫です。

仮に仕事を辞めても次のようなセーフティーネットが日本には存在します。

  • 緊急小口資金貸付
  • 失業保険
  • 職業訓練給付金
  • 生活保護
  • 民間のNPO団体による支援

これらをうまく利用すれば、お金がないから明日すぐにアルバイトで働きはじめなければならないといった状況にはなりません。

ですから、どうしても今すぐ仕事を辞めたいのであれば、これらセーフティーネットを頼りに会社を辞めてもいいでしょう。

仕事を辞めてもいい・逃げていい理由

仕事を辞めてもいい・逃げていい理由ここまで女性が仕事を辞めるべきタイミングを紹介してきましたが、実際仕事を辞めた人達は、どんな理由で退職しているのでしょうか。

下記のグラフは、青が会社に伝えた表向きの理由で緑が本当の理由を示したものです。

退職理由のホンネとタテマエ

エン・ジャパン『退職理由のホンネとタテマエ』(2016年2月22日発表)

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2016/3191.html

たとえば、人間関係がうまくいかないといった退職理由はもしかすると後ろめたい気持ちがあるかもしれません。

しかし、そんな後ろめたいと思う退職理由であっても特定の条件が揃えば、「仕事を辞めても大丈夫」という理由に変わります。

このアンケートをベースにその中のいくつかを以下では紹介します。

人間関係がうまくいかない

人間関係がうまくいかない人間関係がうまく行かず、仕事をするのが辛い状況では『逃げるが勝ち』という考え方があります。

だからといって短絡的に退職を決めるのではなく、まずは社内にいながら環境を変える方法がないか考えてみましょう。

社内異動やジョブローテーション、転勤など、うまくいかない相手と距離を置ける方法はないでしょうか。

会社に相談しても埒が明かず解決の糸口が見つかりそうもない場合は辞めてしまいましょう。

とはいえ、いずれにしても、なぜうまくいかなかったか原因を具体的に分析しておくことをおすすめします。

人間関係でトラブルが起こりやすいなら特に要注意です。

致し方なかったことなのか、自分の中に改善できる要素がないか、今後同じような人間関係の問題に出会わないよう振り返りをしておくといいでしょう。

実際の体験談

【上司(先輩)との人間関係がうまくいかなかった】

私は高卒で上場企業の営業事務として入社しました。とても忙しい会社で一度にいくつもの仕事を抱えなければ終わらないくらいの仕事量だったのですが、仕事が大変なこともあり、最初のうちは同じ営業事務の先輩も丁寧に教えてくれていました。

ですが、入社して1か月ほどたった頃から「まだ覚えてないの?」「一回言ったら覚えて」など言葉が厳しくなり、『たった1か月で全ての仕事を覚えろって?』と心の中で思っていましたが、先輩なのでなかなか言えませんでした。

私より少し先に入った先輩に相談すると「あの人言葉きついからね~。あんまり気にしないでね」と優しくしてくれ、私が教わっていた先輩が営業事務として一番キャリアが長い「お局様」だったことを教えてくれました。

お局様の言葉がきついのは周囲の人もわかっていたようで、私に気を使って優しく話しかけてくれる人が増えたので何とか仕事を辞めずに済みましたが、あの時に少し先に入った先輩に相談していなければ仕事を辞めていたと思います。

【同僚との人間関係がうまくいかなかった】

同期で入社した同僚と私は同じ営業課に配属され、うまくいかない時はお互い相談してライバルでもあり気の知れた仲間として共に成長していきました。

入社して3年ほどたつとお互いの成長速度も違ってきたため、私の方が成績が良いことが続きました。

すると、同僚は手の平を返したように私に対して冷たくなり言動も厳しく、ひどくなってきました。

私にできないことを彼ができる、その逆で私にできることでも彼はできないという部分が増えてきて、私はできない部分はお互い補い合えばよいと思っていたのですが、彼から出てくる言葉は「そんなこともできないのか」「そんなんでよく営業やってられるねなど、とても今までと同じ彼から発せられる言葉とは思えませんでした。

そして、最悪なことに同僚は私の顧客に根も葉もない私の嘘を流し、自分の顧客にするという事態が起こりました。

さすがに、これに対しては同僚に文句を言いましたが「取られる方が悪い」と言われ、上司にも相談しましたが営業成績が上がっているだけに同僚に注意するくらいで終わってしまい、結局私はその状況に耐えることができず仕事を辞めてしまいました。

自分を変えることで解決するならと色々考えましたが、あまりに同僚の言動がひどくエスカレートしていき、私も精神的に追い詰められたので辞めた方がよいと判断しました。

【部下との人間関係がうまくいかなかった】

私の会社の仕事はとにかく迅速に仕事をこなさなくては、後々の仕事がうまく回らないので、常に頭はフル回転の状態でした。

そんな時に同じ部署に新人の事務の女性が配属になり、私はその女性の指導係になりました。

人当たりもよく、「ハイ、わかりました」と気持ちよく対応できる女性だったので、これなら指導もラクだろうと思っていたのですが、「ハイ、わかりました」とは言っていても全く仕事がわかっておらず、日にちが経つごとにその女性の本性が出てきました。

最初のころを同じように「ハイ、わかりました」と返事はするのですが「え~?これなんだったっけ?」と良い年をした女性が高校生のような言葉を使うようになりました。

「さっき聞いたんですけど、わからないですぅ」という言葉がよく出てくるようになり、言葉使いでイライラはしていたものの、人それぞれ覚えるスピードが違うので仕方ないかと我慢して指導していました。

ですが、ある日給湯室に行くと、その女性がお茶の準備をしながら携帯電話で誰かと話していました。その会話を聞いていると「面倒くさいんだよね~」「わからないって言っていればやってくれるし」「女って笑っていれば男の人はやってくれるからチョロいよね~」など、びっくりするような会話が聞こえてきました。私が知らないふりをして給湯室に入ると「お疲れ様で~す」とニコッと笑い仕事に戻っていきました。

こっちは怒りを我慢して仕事を教えていたのに、あまりに自分勝手で仕事をしない彼女に腹が立ちましたが、何も知らないふりをして普段通りに仕事をしました。

ですが、「わからないんです~」「どうやって書くんですか~?」など、相変わらず知らないふりをするので、その日私は残業をして事細かに書いたマニュアルを作り翌日彼女に渡しました。

「いつもいつもわからないって言ってるのは、マニュアルがなかったからだよね。気づくのが遅くてごめんね。これでわからないところは一切ないと思うから仕事してね」と言うとしぶしぶ仕事をするようになりました。

まだ部下だったからよかったものの、これが上司だったら手の打ちようがないのでゾッとします

心の病気・うつになってしまった

うつ病など、心の病気にかかってしまったら即会社を辞めたほうがいいかというと、会社が社員に対してどんな対応をするのかでも違います。

今やうつ病は珍しい病気ではありません。

大概の会社である程度のルールや受け入れ方は制度化されていると思います。

休職の取り方、復帰後の勤務体系、相談窓口の有無などを確認してみましょう。

ただし、制度があってもそのとおりに運用されていないケースもあります。

  • 休職した人はいるのか
  • 復帰した人はいるのか
  • 復帰後の働き方はどうか

実態によって、辞めなくても大丈夫か、すぐに辞めたほうがいいか判断できるでしょう。

ただし、会社のブラック体質が原因で残業時間の多さから心身に異常をきたしているのなら、すぐに仕事を辞めて療養を行うようにしてください。

ほかにやりたいことができたとき

ほかにやりたい仕事ができた時には、今の仕事を辞めた方がいい場合が多いです。

ほかの仕事に対する思いが募れば募るほど、今の仕事に集中できなくなり結果的に会社や同僚に迷惑がかかることになるでしょう。

また、ほかにやりたい仕事があるのに、今の仕事を続けていれば機会損失となる可能性もあります。

やりたいことをやってみて、うまくいかなくても後悔しませんが、やりたいことをやらずに後悔することはあるので、このような時には仕事を辞めてもいいでしょう。

仕事でパワハラやセクハラを受けたとき

仕事でパワハラやセクハラを受けたときパワハラやセクハラを受けたときには、さまざまな選択肢があります。

その中で今の仕事を辞めるというのも選択肢の1つです。

パワハラやセクハラはを受けた場合には、法的手段に出ることも視野に入れるべきですが、慢性的な状態や組織的に常習性がある場合には改善が見込めないことが考えられます。

また、法的手段に出ると時間も労力もかかる上、その会社に居づらい雰囲気となるかも知れません。

それならば、さっさと辞めた方が手っ取り早いと考えることもできるでしょう。

実際の体験談

【パワハラを受けた体験談】

私の勤める会社は体育会系と言われる会社で、「気合で乗り切れ」「根性でなんとかしろ」という言葉が普通に飛び交う職場でした。

ですので、ある程度の厳しい言葉は仕方ないとあきらめていたのですが、あるプロジェクトのメンバーになった時の上司が最悪でした。

少し文章を間違えると「脳なし!」「文章がまともに書けないなんて、お前は人間か」「普段何語をしゃべっているんだ」と、一つの間違いに対してひどい言葉がいくつも飛んでくるのです。仕事のことで注意されるならまだしも「人間か」「脳なし」といった侮辱するような言葉や「何語をしゃべっているんだ」と言いながら笑い者にされた時はさすがに「もっと違う言い方できないでしょうか」と言ってしまいました。

これが今後、最悪なパワハラを引き起こすきっかけになってしまい反発した人間はこうなるんだぞと言わんばかりに言葉で攻め立てられ、精神的に追い込まれていきました。

さすがに上司や同僚に相談しましたが、「そんな会社だから仕方ない」「プロジェクトが終わるまだだからなんとか踏ん張れ」と解決にならない回答ばかりで、このままこの会社にいると自分がだめになると思い転職しました。

聞き流せと言う人もいましたが、聞き流せるような内容ではなくどんどんストレスが溜まっていくのがわかったので転職しましたが、転職して正解でした。

せっかく入社したのだから頑張ろうと思いましたが、自分がマイナスに落ちてしまったり、自分の力ではどうしようもない場合は転職もありだと思います。

【セクハラを受けた体験談】

私は商業高校を卒業して経理などの資格を持っていたため、比較的大きな企業に就職することができました。

「せっかく良い会社に入社できたのだから、出産するまではこの会社で頑張ろう」と心に決めて毎日一生懸命仕事をしていました。

入社した時にびっくりしたのが、私は当時18歳、同じフロアには私と同年代どころか私と一番歳の近い人で30歳という平均年齢の高い職場でした。

ですが、皆さんとても良い方で丁寧に仕事を教えてくれたり、仕事が終わったら皆で飲み会など楽しく社会生活を送ることができていました。

入社して6か月が過ぎ、仕事や職場にも慣れてきたろ、同じ職場の30代の男性に食事に誘われました6か月仕事をしていた仲間だと思っていたのと、「いつもメンバーで飲みに行こう」と言われたので、その人と1対1で食事をするのではないと思い、何も疑うことなく仕事が終わったあとに食事に行くことにしました。

ですが、待ち合わせのお店に着くとその30代の男性しかおらず「あれ?他の人はどうしたんですか?」と聞くと「え?今日は俺と2人だよ」と言われ嘘をつかれたことに気付きました。

最初は仲間だと思っていたので嘘をつかれたことに傷ついていましたが、2人きりで飲みたくないなぁと思い

「じゃあ、皆さんお忙しいそうですし今日は解散しましょうか」と言うと「あれ?そんなこと言っていいの?明日から仕事しにくくなっちゃうよ」と言われ、何が何だかわかりませんでした。

なぜ仕事をしにくくなるのか聞いたところ「俺、会社から信用あるからみんな俺の話信じちゃうんだよね。だから、〇〇ちゃん(私)の根も葉もない嘘流すことくらいなんてことないよ」と脅しきたのです。

とりあえず、怒らせない方がいいかと思い、その日は食事だけという約束ですぐに帰らせてもらたのですが、その日を境に私にべったり張りつくようになりました。

全く私の仕事とは関係がないのに、仕事の話を理由に話しかけてきて顔を近づけたり、同じイスに座ったりと言動がエスカレートしてきました。

さすがに怖くなり、仲の良い上司に相談したのですが、私にセクハラをしている男性の信用は厚く「あいつが下心持って仕事をすることはないよ」「あいつ仕事の時は本当に一生懸命だから、一生懸命すぎて近づきすぎてるだけじゃない?」と私の話は「考えすぎ」で終わってしまいました。

ですが、ある日再度食事に誘われ、さすがにここで行くとやばいと思ったのでお断りしたのですが、断った瞬間、会社の廊下であるにも関わらず大きな声で根も葉もない私に対する嘘を言い出したのです。慌てて「やめてください!」と言ったところ、「じゃあ、食事ね」と言って去っていってしまい「これって脅しじゃないの!」と思った私は上司に相談しました。

すると、さすがに2回目の相談だったので上司は念のため30代の男性のことを色々調べていてくれたようで、同じような目にあって退社した女性がいることを教えてくれました。

そして「会話を録音してきて」と言われたので、これまでのことが分かる会話を録音して上司に渡したところ30代の男性は退社することになりました。

私の場合、協力してくれる上司がいたので助かりましたが、助けてくれる人がいなければ会社を辞めていたと思います。セクハラのことを相談するのは恥ずかしかったですが、相談してよかったと思います。

仕事を辞めないほうがいい場合

仕事を辞めないほうがいい場合ここまで仕事を辞めるべきタイミングや辞めたほうがいい理由など、「仕事を辞めること」にフォーカスしてお伝えしてきましたが、逆に仕事を辞めないほうがいい場合にはどのようなケースがあるのでしょうか。

次のような場合に仕事を辞めないほうがいいでしょう。

  • 仕事にやりがいがない・向いていないと思い込んでいる
  • やりたいことのために時間・期間が欲しいと思っているが行動していない
  • 家庭の事情で辞めざるを得ないと思い込んでいる
  • 仕事で一時的に疲れているだけの状態

それぞれ解説します。

仕事にやりがいがない・向いていないと思い込んでいる

仕事にやりがいがない・向いていないと思い込んでいる仕事を辞めないほうがいいケースの一つ目は、仕事にやりがいがない・向いていないと思い込んでいる場合です。

イヤイヤ仕事をするのは確かに苦痛です。

でも、ちょっと考えてみてください。

今の仕事のやり方、捉え方、向き合い方、工夫することは出来ませんか?

前任者や先輩に仕事を教えてもらった時から

ずっと同じやり方でやっていませんか?

長い期間同じことをやっていると新鮮味もなければ、気づきもありません。

  • 当たり前にやってきたことを改善してみる
  • 問題意識を持つ

など違う角度で仕事を見直してみるとどうでしょうか。

その職種そのものが嫌なのか、その中の特定の仕事が嫌なのか。

本当にやりがいがないのか、自分に向いてないのか。

自分に問い直すこともできます。

一定期間やってみて、それでも辞める決断に至ったとしても改善意識や問題意識をもって仕事した経験はその後必ず役に立つはずです。

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やりたいことのために時間・期間が欲しい

退職理由の中には、起業したい、将来のために勉強したい、プライベートを充実させたい、そのための時間を増やしたいという理由で会社を辞めるケースもあります。

しかし、一定の収入が得られなくなる場合、ある程度の経済的な貯蓄が必要です。

失業保険にも限りがあるし、いつまでも無収入ではいられませんね。

いつまでにどうしていたいか、目標の期限を立てておき、どの段階で会社を辞めるのがいいか、準備にどれくらいの時間がかかるか計画や調査をしておきましょう。

やりたいことへの情熱は素晴らしいですが

やる気だけでは難しいのが現実です。

不測の事態が起きたり、なかなかうまくいかないことが続いたりして『会社を辞めなきゃよかった』と後悔しても遅いのです。

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家庭の事情でやめざるを得ないと思い込んでいる

家庭の事情でやめざるを得ないと思い込んでいるなかには家庭の事情で仕事を完全に諦めなければならないと考える方もいるでしょう。

たとえば、次のような場合に多くの女性は仕事を諦める傾向にあります。

  • 結婚
  • 出産
  • 育児
  • 介護

これらは表向き女性らしさを前面に押し出し、社会的にも認められる辞め方ではあるのですが、実際のところ1年ブランクがあるだけで再就職は難しくなるものです。

しかもこれらの問題はあなた一人だけが抱える問題でもありませんよね。

「私しかできる人がいないから、仕事を辞めなきゃ!」と考えているようであれば、まず周りの人に話してみるところからスタートしましょう。

実際の体験談

【結婚を機に専業主婦になった人の体験談】

入社してずっと同じ会社で一般事務をして、結婚を機に退職することにしました。

夫の「結婚したら専業主婦になってほしい」という希望もあったので先のことは何も考えず寿退社することになりました。

ですが、結婚して専業主婦になってみると子供もまだいないので午前中に掃除や洗濯などの家事が終わりあとは夕飯の買い物まで暇な時間が増えてしまいました。

最初のうちは「専業主婦ってラク~」と専業主婦を楽しみ、子供ができたら忙しくなるんだろうななど将来のことを考えていると暇な時間も楽しめました。

ですが、夫の仕事が忙しくなり子づくりに消極的だったため、子供もなかなかできず暇な時間をもてあますようになってしまいました。

「専業主婦になって、と言われたけど暇な時間がもったいないな」と思い、夫に仕事をしていいか相談してみたところ「家事に支障が出ないならいいよ」と言われたので仕事を探すことにしました。

ですが、一般事務しか経験がなく、資格もない上、年齢が30歳を超えていたためなかなか雇ってくれる 企業はなく、雇ってもすぐに子供ができたらやめてしまうのでは?ということもあり転職先がみつかりませんでした。

こんなことなら、会社を辞める前に資格を取ったり、暇な時間を使って資格を取っていればよかったと後悔しました

【出産を機に専業主婦になった人の体験談】

結婚した時、上司に「結婚したら会社辞めるの?」と聞かれましたが子供ができるまでは仕事をしたいという思いを伝え、仕事をさせてもらっていました。

夫は「出産したあと、仕事がしたいならしてもいいよ。家事は分担しよう」と言ってくれていたのですが、私は早く専業主婦になりたくて「子供と家のために専業主婦になるよ」と言いました

実際、子供ができて出産を機に退社して専業主婦になったのですが、初めての子で育児疲れが出てしまったり、両親が近くにいないため子供を預けてリフレッシュすることもできず、育児に対するストレスがたまってきてしまいました。

結婚した時は専業主婦になりたいと言っていたのですが、子育てと家事がこんなに精神的に大変なんだと気づきました。

それでもなんとか子育てに奮闘し専業主婦として頑張っていましたが、子供が3歳くらいになったころ、「え?幼稚園って毎月こんなに費用がかかるの?」と幼稚園に通う費用の高さや、保育所でも同じくらいの費用がかかること、小学生になったら…中学生になったら…と考えると、子供のためにお金を貯めていかないと生活できない!と思うようになりました。

ましてや、子供が2人、3人と増えていけばさらにお金がかかります。子育てで疲れていたこともあり、仕事の間は子供と離れて少しリフレッシュできると思い仕事を探すことにしたのですが、普通課の高校を卒業したため資格もなく、今までした仕事と言えば事務しかなかったため、なかなか自分の理想の会社が見つかりませんでした。

結局転職エージェントを使って転職に成功しましたが、こんなことなら前の会社に「育児休暇」があったので使えばよかったと後悔しました。

仕事で今だけ疲れている状態

仮に仕事が辛いのは今だけという時は、辞めない方が賢明です。

たとえば、移動の多い会社で上司とウマが合わない時や入社したてで仕事を覚えるのが辛い時、マンパワー不足で仕事がキツイ時などは環境が変われば状況が一変する可能性があります。

数カ月から数年経てば、今まで辛かったのがウソのような状態となっていることも珍しくないため、短期的な内容で仕事を辞めるのは控えましょう。

また、仕事を辞めたあとにノープランである場合も仕事を辞めるのは避けたほうがいいです。

セーフティーネットはあるものの、利用するにはハードルもあるので「本当に一時的に休まなければならない状態」に備えて取っておくのが賢明でしょう。

プライベートを主軸にしてキャリアプランを描いてもいいんです。

あなたの人生だから。

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実際の体験談

【ノープランで仕事を辞めた人の体験談】

特に今の職場が嫌だということはなかったのですが、違う仕事がしてみたいと漠然としたプランしかない状態で仕事を辞めることにしました。

今の職場は7年勤めていたので、仕事のやり方もわかっていましたし、やりがいもあったのですが、楽観的に他の仕事もしてみたいなぁという気持ちが出てきました。

結局、1か月後に仕事を辞めることになり、その1か月間は引き継ぎなどで忙しかったのですが、自分がこの先どんな仕事をしていきたいのか、どうやって転職するのかなど全く考えないまま退職する日になってしまいました。

それでも「なんとかなるかぁ」と楽観的に考えていたため、結局ノープランで退職してしまったのです。ノープランで退職して一番こまったのが生活です。

仕事を辞めると収入が入ってこないということはわかっていましたが、ノープランで辞めたため、どんな仕事をしたいのか全くまとまらず、仕事を探しだすまでに時間がかかってしまいました

「仕事なんてすぐに見つかる」と高をくくっていたため、貯金ももちろんしていません。

仕事を辞めた直後にもらった給料しか手元になく、それでも生活していかなければならないため、水道光熱費や食費は必ずかかります。

前職を退社して、1か月ほどしてからやっと仕事を探し始めたため、転職するまでにトータルで3ヵ月かかってしまいました。

結局最初の1~2か月はなんとかギリギリの生活で乗り越えたのもの最後の1か月は生活費が足りなくなり、実家にお金を借りて迷惑をかけてしまいました。

退社する時は「必ず最低3ヵ月分の貯金はしておくこと」「きちんとどんな仕事につきたいのか次のプランを考えておくこと」「転職先が見つかってから辞めること」この3つは最低でも必要だとわかりました。

【プランを立ててから仕事を辞めた人の体験談】

仕事を辞めるきっかけは、今までやりたい仕事がなく適当に会社を選んで、適当に仕事をこなしていたのですが、同級生がしている仕事に興味が出て、その仕事がしたいと思ったからです。

私がやりたいと思った仕事は「建築士」だったのですが、簡単に建築士になれるわけではないこともわかっていました。

同級生の友人は専門学校を出ていましたが、私は全く建築とは関係のない大学を出ていましたし資格ももちろんありません。

そこで、まず辞める前に2級建築士の資格を通信教育で取得しました。1級建築士の資格は実務経験が必要ですが、2級建築士の資格は勉強すれば取得できるので、退社する前に資格を取得し、1級建築士を目指せる企業への転職が決まってから退社しました。

建築士を募集している企業は色々ありましたが、1級建築士を目指せる企業でなければ意味がなかったので、その点も重視して転職活動をしました。

そのため、転職までに時間はかかりましたが、きちんとプランを立てて退社したため、退社後に何かに困ることもなく希望通りの仕事ができています。

女性が仕事を辞めると決断したらやっておくこと

女性が仕事を辞めると決断したらやっておくことここまで仕事を辞めないほうがいい理由をお伝えしてきましたが、続いては仕事を辞める決断をしたときにやっておくことをお伝えします。

  • 会社を辞めたあとの生活にはいくら必要か計算する
  • 信頼できる人に相談してみる

それぞれ解説します。

会社を辞めた後の生活にはいくら必要か計算する

会社を辞めた後の生活にはいくら必要か計算する会社を辞めたらどんな生活になるでしょうか?

すぐ転職先で働く人はともかく、辞めてからの定収入がしばらくない人は一度毎月の生活費をシミュレーションしてみましょう。

2018年8月に総務省が発表した家計調査によると35歳未満の女性の一カ月の生活費平均は152,931円、住居費を除くと121,826円です。

出典:総務省家計調査「男女、年齢階級別筧支出」2018年4月~6月)

つまり、自宅暮らしの女性も月に10万円以上の生活費がかかります。

さらに、すぐ転職した人以外は、会社を辞めると国民年金、健康保険なども自分で払う必要があります。

2018年現在、国民年金保険料は月16,340円です。

健康保険や住民税は地域や扶養のあるなしでも異なりますが年収300万円なら健康保険料を約17,000円、住民税を約1万円は想定しておいたほうが安全です。

会社を辞めて無収入になると年収300万円の1人暮らしの女性なら最低でも月20万円くらいはお金がかかってしまうのです。

例:年収300万円・独身1人暮らし・女性 1カ月の支出

生活費:150,000円

国民年金:16,340円

健康保険:約17,000円

住民税:約10,000円

合計:195,731円

つまり、月に約20万円で仕事をしない期間が半年続けば約120万円ものお金が出ていきます。

信頼できる人に相談してみる

信頼できる人に相談してみる客観的に分析することが大切だと何度かお話してきましたが、自分一人だけで考えていると独りよがりになってしまうこともありますね。

信頼できる社内の人や家族などに自分の思いや考えを聞いてもらいましょう。

自分一人では気づけなかった考えや問題解決のヒントを得られたり、自分の考えがより具体的で明確になったりする可能性が高いですね。

また辞めることになったとき、あなたのサポートや円満退職するための味方になってもらいやすいです。

仕事を辞めるタイミングがきちんと整うと円満退社につながる

仕事を辞めるタイミングがきちんと整うと円満退社につながるここまで仕事を辞めるタイミングや辞めないほうがいい場合、そして辞める決断をした場合とさまざまなケースを考えてきました。

もしここまでの準備をすべて終わらせて、いざ仕事を辞めるとなったら「立つ鳥後を濁さず」を意識しながら退職届けを提出しましょう。

逆に円満退職につながらない、トラブルになるケースは次のとおりです。

  • 転職活動を長期スパンで考えず会社に迷惑を掛けながら転職する
  • 退職届の提出が辞める2週間前になっている
  • 慰留に対して無下にしてしまう

日本の会社はメンバーシップ型といわれており、社員が義理や人情で動くことも多いです。

そこでこれらの慣習を無視して動いてしまうと、後々「恨み」を残してしまうことにもつながりかねません。

ですから、会社が違法行為をしている訳ではない場合には、今後のためにも円満退職ができるようにしていきましょう。

女性が仕事を辞めるべきタイミングをきちんと知って次に備えよう!

女性が仕事を辞めるべきタイミングをきちんと知って次に備えよう!世の中は転職や起業に成功した人の話があふれています。

実はそれ以上に同じところでコツコツ頑張って成功している人もいるのです。

仕事を辞めたいと思う人は今一度なぜ辞めるのかを考えてみましょう。

一つの会社に長く勤めることで成長していく道もあります。

次の目標がはっきり決まっているなら、転職に一歩踏み出し新しい人生を切り開く道もあります。

大事なのは、あなたが自分の人生を自分で決めていくことなのです。

基準は、あなた次第なのです。

転職する!と決めたら・・・転職に成功するには何が必要?

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