コーチングの市場規模を日本とアメリカで比較|今後日本でもコーチングは流行る?
「コーチングの市場規模はどれくらいになるのかな?」
「今後日本でコーチングが流行る可能性はどれくらい?」
こんな疑問を持っている方もいらっしゃるでしょう。
日本のコーチングの市場規模は最新のデータで300億円と推定されています。
ただ、この数字が大きいか小さいかといわれると、「何ともいえないな」と思ってしまうことでしょう。
でも、ここ数年で市場規模が急拡大しているとしたらどうでしょうか?
そんな日本のコーチング市場の行く末を、コーチング先進国であるアメリカと比較しつつお伝えしていきます。
目次
日本のコーチング市場規模は年々成長している
日経新聞の分析によれば日本のコーチング市場は、年々規模が拡大していることが伝えられています。
そこで、なぜ日本市場がここまで拡大しているのか、その背景を確認していきます。
日本のコーチングビジネスはスタートから20年しか経っていない
日本のコーチングビジネスは、他のビジネスと比べるとはじまって間もなく、大きな成長が見込まれる産業です。
その歴史はたった「20年」しかありません。
ビジネスは最初期が伸びやすく、ITバブルや仮想通貨バブルといった言葉が世間を賑わしたことを覚えている方も多いでしょう。
そのことを証明するように、コーチングビジネスの市場規模は2015年から2019年までの4年間で50億円程度から300億円程度に増えています。
こう見てみると、世間一般に知られているビジネスよりもずっと稼げる余地があるように感じられませんか?
このようなビジネスチャンスを日本の起業家たちが見逃すはずはなく、多数のコーチング企業が名乗りをあげています。
日本のコーチング業界カオスマップ
引用元:PRTIMES
株式会社スパイサーの調査によると、日本では現在75もの企業がコーチングサービスを提供しています。
これだけの企業が存在しているとすれば、今後もっと業界に入ってくる人も多くなることでしょう。
ですから、日本のコーチング業界は2019年の調査における市場規模よりも今後はずっと大きくなる可能性が高いといえそうですね。
では、どれくらいの市場規模になりそうなのか、コーチング先進国であるアメリカの事例を確認してみましょう。
アメリカのコーチング市場規模は日本より50倍大きい
アメリカの成長を見ると日本もまだまだ成長する可能性が高いと考えられます。
というのも、日本の市場規模が300億円に対して、アメリカは1兆円以上の規模だからですね。
さらに2020年は前年と比べて1,000億円も増えているので、まだまだ規模が拡大しています。
(2021年はコロナの影響で若干減少)
このようにアメリカのコーチング業界もまだまだ伸び続けている事実があります。
ただ、アメリカは日本よりも人口が多いから市場規模も大きくて当たり前なのではないかと感じる方もいるでしょう。
そこで、もしアメリカと日本の人口を同じにしたときに市場規模が同じなのかを比べてみました。
人口比率で見るアメリカと日本のコーチング市場規模の差
日本の人口を「1」としたときのアメリカのコーチングの市場規模がどうなるかを表にまとめてみました。
日本 | アメリカ | |
---|---|---|
人口比率 | 1 | 3(日本の約3倍) |
コーチング市場規模比率 | 1 | 50(日本の約50倍) |
アメリカの人口比率は日本の約3倍であるのに対して、コーチング市場規模の比率は約50倍にもなります。
他の業界の市場規模を比較すると、アパレルでは日本の2倍程度、外食産業では3倍程度と、コーチングに比べ人口比率に近い結果となっています。
今後日本のコーチング市場もアパレルや外食産業のように成熟していくと、よりアメリカの規模に近づいていくと考えられるでしょう。
今のアメリカの市場規模を考えると、日本のコーチング市場が5,000億円規模になってもおかしくはありません。
このように、日本が十分にコーチング市場で伸びしろがあるとわかったところで、どうやって稼いでいくのかを次の項目ではお伝えします。
コーチングビジネスで稼ぐコツ3選
コーチングビジネスで稼ぐコツは次の3つです。
- 新規のお客様を大切にしてリピーターにする
- 差別化して第一人者になる
- 新規参入に負けない知名度を得る
さっそく解説していきます。
コツ1.新規のお客様を大切にしてリピーターにする
日本のコーチング業界の市場規模が広がっていくのは当然なので、自然に新しいお客様がどんどん相談に来られます。
もし、新規のお客様が多いからとコーチングの手を抜いてしまうと、市場が拡大しきった後に全く稼げなくなってしまいます。
ですから、どんなときでも新規のお客様を大切にして、予約待ちで一杯になるコーチを目指していきましょう。
コツ2.差別化して第一人者になる
コーチングの市場規模が広がると新規参入者が増え、どんな相談でも承りますというコーチだと、他のコーチに埋もれてしまいます。
でも、ダイエットに特化したコーチであれば、ある程度他のコーチと差別化できますよね。
さらに、ダイエットコーチの中でも食事や運動のアドバイスに加えて、自分自身もダイエットにはげみ、一緒に運動もしてくれる方であればどうでしょうか。
費用の話を抜きにすれば、一緒に食事制限や運動をしてくれるコーチの方を選ぶのが自然ですよね。
こうやって、どのような分野でも差別化を行い、新しいジャンルを切り開くのは大事です。
そして、自分なりのジャンルを開拓し、その分野で差別化し第一人者となれば、今後もずっと生き残っていける可能性が高まります。
コツ3.新規参入に負けない知名度を得る
知名度をあげ、それを発信すると新規参入のコーチに負けることがほとんどなくなります。
新規参入してくるコーチにも差別化の意識は当然あって、もしかするとあなたの地位を脅かしてくるかもしれません。
でも、ある分野で第一人者となり、知名度をあげていたらどうでしょうか。
新規参入するコーチは、あなたに勝てないと判断してあなたの得意分野への参入を諦める確率があがりますよね。
ですから第一人者になって、その情報をあらゆる媒体で拡散していく必要があります。
それに今は個人でもWebを使えば、情報の発信ができますし集客もできます。
今まで紹介してきた点を踏まえて、稼げているコーチのマネをすると成功する可能性があがるので、次の項目で紹介していきますね。
日本のコーチング市場で稼げている方の特徴
日本のコーチング市場で稼げている方の特徴を3つ紹介します。
- 自分だけが扱えるオリジナル商品を持っている
- Webを駆使した集客スキルを持っている
- このコーチにコーチングしてほしいとお客様から思われる
それぞれ解説します。
自分だけが扱えるオリジナル商品を持っている
売れるコーチは自分自身の経験でしか提供できないオリジナル商品を持っています。
仮に仕事関連のコーチング商品を作るのであれば、とある業界で営業成績が一番になった経験と、お客様が営業でトップをとるまでサポートする内容を掛け合わせてみるとどうでしょうか?
このように自分自身の専門性と、他のコーチが行っていない差別化をかけあわせると、オリジナリティが生まれます。
営業成績をトップに引き上げると確約するコーチはほとんどいないので、今後もコーチング業界で生き残っていけるでしょう。
ですから、売れるコーチになるには、まず自らの経験をもとに提供する商品(コーチング)を設計していく必要があります。
ちなみに、拙著でこの商品設計を詳しく解説しているので、興味があれば試し読みしてみてくださいね。
Webを駆使した集客スキルを持っている
次にWebを駆使した集客スキルを持っていることも、売れるコーチになるのに必須です。
コーチングの市場規模が拡大すると、興味を持つ人が増えスマホで検索する人も増えていきます。
たとえば、今はクラウドソーシングサイトでもコーチングを出品できます。
今までオフラインの紹介に頼っていたものを、ネットで24時間掲載してもらえば集客はずっと効率的になります。
このようなWebでの集客は、クラウドソーシングサイトの他にブログやSNS、広告などもあります。
それぞれの活用法をまとめた記事を書いているので、ぜひ参考にしてみてください。
クラウドソーシング・ブログ・SNS・広告の集客方法を詳しく知る
このコーチにコーチングしてほしいとお客様から思われる
自然とお客様からコーチングしてほしいと思われる仕組みを持っているコーチであれば、お客様に困ることはありません。
その仕組みがメルマガなんですね。
メルマガを通じてコーチングの良さを伝えることで、自然とお客様から「コーチングをしてほしい」と問い合わせてくれるようになります。
このように、労力をかけずに契約を獲得する仕組みを、より詳しく次の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
これらを踏まえて、売れるコーチになれるようにコンサルしている私のお客様の中で、結果を出しているコーチはどんなビジネスモデルを構築しているのか事例をお伝えします。
コーチングの市場規模拡大に乗って稼げているケース
結果を出しているコーチである伊藤様は製薬会社に勤めながら、同業の方に向けて正しく仕事をする方法やマインドのコーチングとコンサルティングを同時に展開されています。
先ほどの売れるコーチが実践している3つの条件に伊藤様を当てはめると、以下のようにまとめられます。
- 同じ業界の方に専門的なコンサルティングとコーチングを提供している(オリジナル商品)
- ブログを作成してWeb集客している(Web集客)
- メルマガを使って伊藤様からコーチングを受けたいというお客様を集めている(メルマガ活用)
このように、稼いでいるコーチが実践していることが全て行われていますね。
私のコンサルを受けていただいて、たった6ヶ月でビジネスモデルを構築し、お客様も獲得しています。
とはいえ、「ただ運が良かっただけじゃないの?」や「本当にコーチングで稼げるの?」と思ってしまうのも無理はありません。
そこで売れるコーチになるための基本的な方法をお伝えします。
拡大するコーチングの市場規模にあわせて稼げるようになるには?
売れるコーチになる大前提をまとめると、次の3つがありました。
- 売れる独自商品を作る
- Web集客を覚える
- お客様からコーチングしてほしいと思われるようになる
今回ご紹介した伊藤様のように、たった6ヶ月でコーチングビジネスで売れるようになるには、まずは商品設計からはじめてみましょう。
すると、あなたが作ったサービスを「お客様に届けたいな」と思うはずです。
そして順番にWeb集客やメルマガの使い方などの学びを深めていくことをおすすめします。
いきなり全部をやろうと思っても、モチベーションは続かないですからね。
ちなみに、私が主催している講座の情報やその他のコーチングに関する情報は継続的にメルマガで配信しています。
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