【40代】やりたいことが見つからない理由と見つける3つの方法
毎日会社に出勤していて、社歴も長くなり、役職に就く段階になったときに
「自分のやりたい仕事って何なのだろうか?」
と我に返ることがあると思います。
いつしか会社に出勤することが「目的」になってしまい、今の仕事が自分の天職かどうか「好きなこと」なのかどうか、ということを考えたこともない人が、実は多くいます。
この記事では、やりたいことが見つからない根本的な3つの原因とやりたいことを見つける3つの方法について説明いたします。
目次
やりたいことが見つからない根本的な3つの原因
高校進学の段階 大卒信仰 「仕事」に対する固定概念 40代でやりたいことが見つからない理由としては上記3つが考えられます。
ここからそれぞれの項目について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
理由その① 高校進学の段階
「やりたいこと」を見つけることができるかどうかの岐路は高校進学の段階にあります。
今までは高校進学と言えば、「普通課」に入学することがセオリーでした。
高校進学=大学受験
この図式があるために、ほとんどの中学生は少しでも偏差値の高い「普通課」の高校進学を目指してきました。一昔前では、工業高校といえば普通課に進学できない人が進学する学校という不名誉なイメージがありました。(当然、昔から目的を持って進学している人もおられましたが)
時は流れ、バブルの崩壊、リーマンショックなどの経済危機を何度か超える中で「進学」に対する価値観も大きく変わってきました。
理由その②大卒信仰
大手の上場企業に就職することや、難関の公務員試験に合格して官僚になることが成功のゴールであると教えられてきました。
確かに、東大・京大を頂点とする学歴のピラミッドのどの位置にいるかで就職先が決まっているという構造が長年変わっていませんでしたが、最近は大きな変化を迎えています。
Google、Apple、IBMなどの会社が採用時の就職条件に「大卒」を撤廃したニュースがあったように「就職」の条件が見直されています。
「新卒一括採用」というのは世界的に見て日本固有の特徴的なもので「終身雇用」や「年功序列」とセットになっていましたが経団連は2018年10月「就職活動のルール」を廃止することを宣言し、21年卒からは政府が主導でルールを定めることになりました。これを受けて、多くの企業は「通年採用」を取り入れはじめました。
「大卒」という言葉の代わりに、以下のような条件が多く見られ始めています。
- 学年、新卒・中途、国籍を問わないオープンな採用方法で大学1年生、2年生でも応募が可能
- 30歳以下であれば誰でも応募可能なポテンシャル採用
- 応募時30歳以下で、入社時18歳以上。学歴、新卒・既卒、就業経験の有無に関わらず応募できる。
同時に「転職」は珍しいことではなく、むしろ、当たり前になり人材流動性がますます高まっていくでしょう。
偏差値の高い大卒を目指した受験という「教育の再定義」が見直される時代になってきています。
また、働く場所・時間の制限を超えてリモートで働けることが、このコロナ渦で証明されました。
私達の「働き方」は今後ますます大きく変わるでしょう。
普通課の高校に入学し、厳しい受験を突破して、偏差値の高い大学を卒業して名のある大手企業に就職して人生の目的を達成したと思いきや、自分には「専門性が無い」現実に気がつくことにもなります。
バブル景気の頃までは、会社員として就職しておけば給料が上がり続け、好きなことを仕事にした人よりも多く給料がもらえ社会的にも地位があるように見る世間の風潮がありました。
しかし、バブル崩壊・リーマンショックを経て立場は完全に逆転しています。専門性もなく、やりたいことも見つからないホワイトカラーの30代、40代が大量に発生する社会になってしまいましたが、むしろ、やりたい仕事が思いつかなくて当然と言えます。
今までの日本の教育制度、キャリアやエリートに対する概念に問題があり、私達は無意識に洗脳されてきた結果なのです。
理由その③「仕事」に対する固定概念
「やりたいこと」が見つかっている人や「やりたいこと」を職業にできている人というのは、普通課の学校ではなく工業課や商業課、専門学校を卒業している人の方が比較的多いことに気がつきます。
例えば、イラストを描くのが子供の頃から好きでアニメーションの専門学校を卒業してアニメ事務所に就職している。
工業高校を卒業して、学校時代からの車イジりの趣味が高じて自動車のチューニングショップを自身で経営する等です。
最近では、年齢関係なく中学生で起業するなど。
日本での学校における職業教育の低さも問題といえます。専門教育よりも普通教育に偏っていて、専門教育が脆弱との指摘が多くあります。ジョブ型雇用の欧米では、学校で何を学んだか、何ができるかを徹底して問われる一方、能力より社風に合うかどうかを重視する日本企業のメンバーシップ型雇用が、その大きな要因ではないかと言われています。
また、一旦自分の中にある「仕事」に対する概念を白紙にした上で再度「仕事」とは何なのか問い直す必要があります。
「ブルーカラーよりホワイトカラーの方が上だ」「大企業に勤めていることが仕事選びに成功している」「公務員なら一生安泰」「総合職の方が無難だ」「仕事とは大人がすること」という当たり前に思い込んでいる固定概念のことです。
仕事とは何でしょうか?辞書で引いてみました。
- 何かを作り出す、または、成し遂げるための行動
- 生計を立てる手段として従事する事柄。職業。
少し前になりますが2015年に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2015」キャンペーンでの「仕事」への投稿から選ばれた優秀作品をご紹介します。
- なんだかんだ言って生き甲斐だったりする。
- やればやるほど増えるもの。
- 自分、あるいは家族のために頑張るもの。ただし、時には家族との大切な時間をも犠牲にしてでも頑張らないといけないもの。
- ブラックでも駄目、ムショクでも駄目。
- 終わりが待ち遠しくて、始まりは憂鬱なもの。
- 与えられると窮屈になるもの。みずから掴み取るとワクワクとしてくるもの。
自分なりの自分の言葉で定義した「働く意味」を持っていることがとても大切です。
あなたにとって「仕事」とは「働くとは」「やりたい仕事」とは何でしょうか?
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「やりたいこと」を見つける3つの方法とは?
40代でやりたいことを見つける方法を3つあります。
ここからそれぞれの項目について解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
自分の振り返りを行う
あえて仕事になるかどうかは考えず、やりたいことを仕事にできていないあなたは今、現在何か本業として仕事をされていると思います。
ですので、「やりたいこと」がすぐにお金になるかどうかは考える必要がないはずです。
仕事という概念にとらわれすぎると、会社員などの雇用される中での仕事の枠内で考えてしまうことになります。
まず紙に「やりたいこと」を書き出します。
どんなに馬鹿げたことに思えることでも良いので書いていきます。
どうしても思い浮かばない場合は「好きなこと」に置き換えて書き出します。
書き出した「やりたいこと」「好きなこと」は自分にとって『できること』なのかどうかをチェックしていきます。
出来ることにする理由は、仕事にするということは、お金をもらうということになります。
出来ないこと・苦手なことでお客様からお金をもらうというのは至難の業になります。
まずは副業で始めてみる
まずは、世間のニーズがある仕事なのかを調べてみましょう。
仕事としてお金をもらえるようにするには「顧客の悩み・問題を解決する」必要があります。
あなたが「好きなこと」「得意なこと」だとしても、誰の問題も解決しない世の中にニーズが無いと『仕事』としてやっていくことは難しくなります。
ニーズがあるかどうかはインターネットではYahoo知恵袋のようなQ&Aサイトで調べたり、書籍として出版されている内容かどうかで分かります。書店に書籍として並ぶということはニーズがある内容ということです。
もし、なかなか見つかりにくい場合は、仕事や家庭・プライベートなどの個別項目から共通点を探すこともおすすめです。
具体的には自分にとって理想の状態を書き出すと良いでしょう。
「家庭における自分の理想像」「仕事における自分の理想像」「友人関係における自分の理想像」の項目ごとに理想像を書き出し、それらの共通点を探しましょう。
その共通点が、本当に自分がやりたいことである可能性が高いので、それを仕事化するには、どうすれば良いかというプロセスをたどるとやりたいことを仕事にしやすくなるでしょう。
今まで気づかなかった自分に気づけるかと思います。
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サラリーマンの場合は、自分が働いている会社以外の世界を見る機会が少ないため副業はとても刺激となるはずです。
アルバイトをしても良いですし、在宅ワークにチャレンジしても良いかと思います。
副業を選ぶ場合の注意点は「自分の興味が湧くものであること」と「就業規則の順守」です。
興味がないのにお金のためだけに副業をしていては、やりたいことが見つかりにくいですし就業規則に違反していては本業に支障がでるかも知れません。本末転倒にならないように気をつけましょう。
また、ネット転売で商売のコツを知るという方法も推奨できる方法です。
ネット転売とは、商品を仕入れて、Amazonや楽天などのECサイトで販売する方法です。中古品をリサイクルショップなどで仕入れてECサイトで売ることもできますし新品商品をヤフオクで仕入れてECサイトで売ることも可能です。
その価格差を狙って利益を得る方法なので商売のキホンやコツを体感しやすいのです。
仕入や売り上げ、利益や回転率、在庫管理など常に「経営視点が必要」となりますので学ぶことも多いかと思います。
やりたいことが見つかって仕事にする段階でこのノウハウが役に立ちますし、やりたいことを実行する時の貴重な資本を稼ぐこともできるでしょう。
最後に、SNSやブログで情報発信してみましょう。
やりたいことを見つけるためには、SNSやブログで情報発信をしていると良いでしょう。
SNSやブログで情報発信を続けようと思うと、何らかのネタがなければ継続できません。
誰も相手にしないような投稿ではなく反応を見ながら投稿することを心がければ、どのようなものが世間にウケるのかが見えて来るでしょう。読者満足の視点が必要となります。
結果的に、マーケティングをしているのと同じ効果が期待できます。
自分の適性に合っていると分かったら転職も視野に入れる
新たな分野や世界にチャレンジすることも意識してみましょう。
副業を始めてみて、自分の適性に合っていると実感できたら思い切って、その世界へ「転職する」ことも選択肢にいれてみましょう。
今は大きな収入や仕事につながらないようなことだとしても、そこから派生したことが仕事になったり、そこで出会った人から仕事のヒントを得ることがあります。「種まき」の時期だと思いましょう。
そこから、どんどん突き詰めていくことで生まれるチャンスの中から、自分が本当にやりたいことが見つかる可能性がありますので積極的に新たな分野に飛びこんでいきましょう。
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まとめ:やりたいことが見つからない40代は自分の振り返りから始めてみましょう!
いかがでしたでしょうか?
なぜ「やりたいこと」が見つからないのか、「やりたいこと」の見つけ方のヒントはつかめたのではないでしょうか。
「今は給料をもらえているから大丈夫」
「生活費を稼ぐために会社に行っている」
「本当は今の会社を辞めたい」
そんな考えが頭をよぎったら、すぐにでも「やりたいこと」を仕事にできるようにする準備にとりかかるべきです。
まだ切羽詰まっていない今だからこそ、焦ることなく、じっくりと「やりたいこと」を見つけるための「種まき」ができます。
1日も早く「やりたいこと」を仕事にして人に感謝されながら、お金がもらえる生活に入れることをお祈りしてします。
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◎ターニングポイントの40代の今、もう一度見直しませんか?
◎自分自身の有用性の真価が問われる40 代