ブログとメルマガの明確な違いと書き方のコツ
「ブログとメルマガの違いってなに?」
「ブログとメルマガの書き方のコツを教えてほしい!」
こんなお悩みを抱えている方も多いでしょう。
ブログとメルマガは配信メディアが異なるとともに、見てくれる読者層も異なります。
二つのメディアの違いを押さえれば、どう活用すればいいかがわかりますし、集客方法のブラッシュアップにもつながるでしょう。
今回の記事では、ブログとメルマガの違いを押さえながら、基本的な書き方まで網羅的にお伝えしていきます。
目次
ブログとメルマガの違い
まずブログとメルマガの違いをまとめると次のとおりです。
- 目的の違い
- ファン化割合が異なる
- 書く内容に違いが出てくる
- ブログは信頼性・メルマガは愛着を育てる
それぞれ解説していきます。
違い1.目的の違い
違いの一つ目は目的の違いです。
簡単にまとめると次のとおりです。
- ブログ:集客
- メルマガ:商品の購入につなげる
ブログでもサービスや商品の購入を促せますが、効果が高いのはどちらかというと、メルマガです。
というのも、メルマガのほうが後ほど解説するようにファン化割合が高いからなんですね。
仮にあなたが信頼しているAさんと赤の他人のBさんから一緒の商品をおすすめされたとき、購入する確率が高いほうはAさんでしょう。
このようにブログとメルマガには似ているところはあるものの、違いがある点に注意しましょう。
違い2.ファン化割合が異なる
またファン化の割合も異なります。
具体的にレベル感をお伝えすると次のとおり。
- ブログ:ファン化割合中
- メルマガ:ファン化割合高
ブログ・メルマガは文章が中心になり自分から情報を受け取りに行くので、ファン化割合はそこそこ高いレベルです。
この二つよりもファン化割合が低いものにSNSなどの多人数に向けた情報発信を行うメディアが含まれます。
違い3.書く内容に違いが出てくる
次に書く内容に違いが出てくる点にも注意しましょう。
ファン化割合に差がつく以上、書くべき内容にも違いが出てきます。
- ブログ:広く一般的なことを書く
- メルマガ:個人の体験や事例を強調する
このようにブログはメルマガに比べるとより多くの人に見てもらうことから、広く一般的なことを書く傾向が強いです。
もちろん先ほどお伝えしたSNSと比較すると、、SNSのほうがブログよりもさらに一般的な内容を伝えています。
違い4.ブログは信頼性・メルマガは愛着を育てる
最後の違いは方向性の違いです。
- ブログ:信頼性を高める
- メルマガ:愛着を育てる
というのも、ブログはファン化させる機能を持っていますが集客方面の機能もあるからです。
一方でメルマガは完全にファン化させる機能に特化しています。
ブログは多くの人にたくさん読んでもらうことが前提になっているので、間違いを書いてはいけませんし主観的なことばかり書いてもいけません。
一方メルマガは文章を通して私(田中直子)のファンになってもらう必要があるので、追伸などで個人的なことも書いています。
実際に、2022年7月15日に配信したメルマガでは、私の記念日について追伸を書いていますね。
ここまで書いてきたようにブログとメルマガには明確な違いがある点を理解しながら、より詳細に書き方の違いを確認していきましょう。
ブログとメルマガの書き方の違い
先ほどもお伝えしたようにブログとメルマガの書き方には明確な違いがあります。
というのも冒頭でお伝えしたファン化の割合が二つのメディアで異なってくるからです。
どのように書き方を変えていけばいいのか、以下で詳しく解説します。
ブログの書き方
まずブログの書き方から確認していきましょう。
具体的には次のとおりです。
- ユーザーの知りたいことを考える
- 答えを結論ファーストで伝える
- 具体的な事例にまで言及する
それぞれ解説していきます。
ユーザーの知りたいことを考える
ブログの書き方のファーストステップはユーザーの知りたいことを考えるところからスタートします。
たとえば、私(田中直子)がメインに取り扱っているコーチングの中でも「コーチング 副業」というキーワードで記事を書こうとしたとしましょう。
その際に、この記事を読む人が「コーチングで副業したい人」なのか「コーチングの副業でたくさん稼ぎたい人」なのかによって書くべき内容が異なってきます。
書くべきと考えられる内容でどれが正しいのか判定するためには、Google検索を使って検索結果を見てみるのが一番です。
引用元:Google検索
すると記事のタイトルが表示されるので、これらを参考にすると「コーチング 副業」のキーワードでGoogle検索で上位になる記事の方向性を見つけやすいでしょう。
より詳しく分析したい場合には記事内容にも目を通して、上位表示されている記事に共通するキーワードや内容を抜き出してみてください。
答えを結論ファーストで伝える
先ほどの作業を通して、検索する人(ユーザー)の求める答え(ニーズ)が明確に決まったら、ブログ記事を答えから先に書いていきます。
仮に、先ほど提示した「コーチング 副業」のキーワードでユーザーが求めるニーズが、「コーチングの副業をしたい」であったとしたら、記事の冒頭部分には次のような目次(見出し)が並ぶでしょう。
- コーチングの副業をする方法
- コーチング副業のスタート方法
- コーチングで副業するには?
このように明確な答えをユーザーに提示したあとに、補足する説明をどんどん付け加えていくと読まれやすい記事になるでしょう。
具体的な事例にまで言及する
とはいえ単にユーザーが求めるニーズに答えるだけでは、ブログが読まれるだけでファン化は進まないので、あなた個人が持つ具体的な事例にも少しずつ言及していきましょう。
たとえば、個人ブログで事例を出すのなら次のようなものです。
- 自分の失敗談
- ファッションのビフォーアフター
- 商品を使ってみた感想
このような個人的かつ役立つ意見がたくさんあれば、ブログをもっと見たいと感じ、どんどんファンが増えます。
メルマガの書き方
続いてはメルマガの書き方を確認していきます。
具体的には次のとおりです。
- 開封されるタイトルを考える
- ブログとの導線に矛盾がない
- 自分をより深く知ってもらい濃いファンになってもらう
それぞれ解説します。
開封されるタイトルを考える
メルマガの書き方のファーストステップは開封されるタイトルを考えることです。
メルマガは個人宛に送られるもので、開封されなければ意味がありません。
そのため本文の内容に即したキャッチーな内容を考えましょう。
仮にコーチングの副業に関する内容を配信したいのであれば、次のようなタイトルがいいでしょう。
- コーチングで年収1,000万円を突破した唯一の方法
- コーチングで自由な生活を手に入れるには?
- コーチングで月に2万円しか稼げませんでした…
もちろん本文の内容と即していないとダメな点には注意しましょう。
これらのタイトル付けは私のメルマガでたくさんの事例を見せられるので、興味がある方は以下のページから登録してみてください。
ブログとの導線に矛盾がない
メルマガタイトルと本文に矛盾が生じていないことと同様に、ブログに書いたこととメルマガの内容に相違があってもいけません。
というのも、メルマガ登録をしてくれる方はコアなファンの方が多く、ブログを隅々まで見ている可能性が高いからです。
ですからブログとメルマガで伝えていることが違うとなると、早々にメルマガを解除されてしまうことでしょう。
自分をより深く知ってもらい濃いファンになってもらう
最後のステップは自分をより深く知ってもらい濃いファンを獲得していくことです。
というのも、メルマガはブログであなたのことを知って好意的に見てくれる方が登録してくれるからです。
こういったファンの方に濃い情報とあなた自身を深く知ってもらえば、より気軽にサービスを購入してくれるようになるでしょう。
この手法をまとめて解説した記事があるので、気になる方は以下の記事を参考にしてみてください。
ブログとメルマガを書く手順
ここまでブログとメルマガの書き方の違いについて解説してきましたが、具体的に書く手順も確認しておきましょう。
ブログを書く手順
ブログを書く手順は次のとおりです。
- キーワード調査
- ユーザーの知りたいことを想像する
- 構成を作成する
- PREP法を使って結論ファーストの記事を書く
それぞれ解説します。
キーワード調査
先ほども軽く触れましたが、記事を書くときにはキーワードの調査から行います。
書きたいキーワードを決めたら実際にGoogle検索を行い、上位1〜5位くらいまでの記事を見てどのようなことをユーザーが知りたいかを確認しましょう。
ユーザーの知りたいことを想像する
もちろん上位記事だけがユーザーニーズのすべての答えではありません。
というのも、ニーズは時代の流れとともに変わっていくからです。
そんなときには、キーワードに対するユーザーの知りたいことをあらゆるところから収集し、今もっとも求めている答えは何かを想像しましょう。
また、Google検索ではサジェストキーワードといって、該当キーワードを検索するユーザーが他に検索しているキーワードも確認できます。
引用元:Google検索
これらの情報を使って、ユーザーが最も求めているであろう答えに見当がついたら構成づくりを行っていきましょう。
構成を作成する
続いてはユーザーがほしい答えに関して、結論から伝える構成を作成していきましょう。
構成の中身は、タイトルと大見出し(H2)中見出し(H3)小見出し(H4)までがあれば十分です。
順番はH2の下にH3、H3の下にH4が組み合わさります。
だいたいH2が5個程度、H3が15個程度あれば読み応えのある記事になります。
各見出しに対して、キーワードを盛り込み説得力のある記事構成を作成しましょう。
PREP法を使って結論ファーストの記事を書く
最後は本文の書き方ですが、次の書き方を徹底してください。
- 結論:その見出しでの答え
- 理由:答えの理由
- 具体例:たとえば〜という例
- 結論(まとめ):そのため・ですから・なのでといった言葉を使ったまとめの一文
このようにするとページに訪れたユーザーが読みやすい文章になります。
メルマガを書く手順
続いてメルマガを書く手順を確認していきましょう。
具体的な手順は次のとおりです。
- 売りたい商材を決める
- ストーリーを考える(神話の法則)
- キャラクターが見える追伸を書く
それぞれ解説していきます。
売りたい商材を決める
メルマガを書くためには売りたい商材を決めておく必要があります。
この理由は、ゴールが見えていなければまとまった文章にならないからです。
売りたい商材はいくつあってもいいのですが、まずは一つに決めるところからスタートしてみましょう。
ストーリーを考える(神話の法則)
売りたい商材というゴールが決まったらストーリーを考えていきましょう。
メルマガのストーリーの型はたくさんありますが、まず神話の法則から組み立ててみることをおすすめします。
仮にダイエットサプリを売るとなったときに神話の法則を使うと次のようになります。
- ダイエットを志す日々(日常生活)
- 一念発起してダイエットを頑張るもなかなか結果が出ない(はじまり)
- 異性から馬鹿にされる(拒否・混乱)
- そんななか、たくさん食べていてもやせている人が!(出会い)
- このサプリを飲めば解決すると伝えられる(試練の窓口)
- サプリを飲みながらダイエットを頑張る過程(試練)
- たったの◯ヶ月で△kgのダイエットに成功!(報酬)
おおまかではありますがこのように構成を考えると、共感を得られるストーリーができあがります。
神話の法則についてより深く学びたい方は、邦訳の書籍が出版されているので読んでみましょう。
キャラクターが見える追伸を書く
最後のステップはキャラクターが見える追伸を書くことです。
ブログと違いメルマガはリアルタイムで配信していくため、生の近況を読者に伝えられます。
このメルマガを配信しているのは誰かを明確にし、親近感を得られる追伸を簡単に作成しましょう。
またこのときの目線は日常のちょっとした出来事を取り上げることをおすすめします。
たとえば、迷ったときの追伸は次のようなものがおすすめです。
- 最近食べたものや好きなもの
- 最近のイベント
- 日常のふとした気付き
- 有名人の格言
とくに有名人の格言に感想を加えると、あなた自身の考えや思いを綴ることができるので、困ったときに利用してみてください。
ブログとメルマガは書いて終わりではない!
今回の記事ではブログとメルマガの違いを中心に解説してきました。
ブログやメルマガは目的の違いやファン層の違いから書き方を変える必要があります。
とはいえ、書いたら終わりではスキルアップにはつながりません。
ブログとメルマガともに作成したらユーザーからの反応をツールを使って確認し、より反応率が高いものにブラッシュアップしていきましょう。
ちなみに集客に関する情報は私(田中直子)のメルマガで随時配信しているので、気になる方は登録してみてください。