コーチングのビジネスモデル紹介
「コーチングのビジネスモデルとはどんなもの?」
「そもそもコーチングのビジネスモデルってどうやって作るの?」
こんなお悩みを抱えている方も多いでしょう。
コーチングはどのようなサービスを提供して、対価をもらっているのか気になるところですよね。
当記事では、コーチングがどのような形でクライアントからお金をもらうビジネスモデルなのかを詳しく解説していきます。
目次
コーチングのビジネスモデルとは
コーチングのビジネスモデルを一言で表すと、「入会ビジネス」です。
同じようなビジネスモデルには学習塾があげられますが、これだけ聞いてもすぐにピンとくる方は少ないでしょう。
より正確に理解していくために、「コーチング」と「ビジネスモデル」という言葉の棚卸しからスタートしてみましょう。
コーチングとビジネスモデルの棚卸し
コーチングのビジネスモデルを入会ビジネスと表しましたが、この意味を理解するためには言葉の棚卸しを行う必要があります。
具体的には次の2つの言葉です。
- コーチング
- ビジネスモデル
それぞれの意味を棚卸しして、なぜコーチングのビジネスモデルが入会ビジネスといわれるのかお伝えします。
コーチングとは
コーチングとは、ある課題を持つクライアントに対してティーチングテクニックも駆使しながら、クライアントが思ってもみなかった成果に導くことです。
簡単にコーチングとティーチングの違いをまとめると次のとおりになります。
- コーチング:クライアントが抱える課題からさらに一歩先の問題を引き出し、クライアント自身が解決する
- ティーチング:知識や技術を教えてコーチがメインになって解決する
スポーツのコーチングを行う方を例にするとイメージしやすく、コーチングとティーチングの違いを置き換えてみると次のようになります。
- コーチング:スポーツ選手がなんとなく悩んでいることを言語化して解決させる
- ティーチング:明確な間違いを指摘し、コーチ自身が見本を見せて解決する
このようにコーチングビジネスにおけるコーチの役目は、両方のテクニックを駆使してクライアントが想像できなかった成果に導いていくことです。
ビジネスモデルとは
ビジネスモデルとは、そのサービスを提供することでクライアントからどのように対価をもらうかの導線を指します。
コーチングビジネスの場合は、コーチングのセッションがあり、そのセッションの対価としてお金をもらいます。
対価のもらい方は月額・一括どちらでも大丈夫です。
この理由から、コーチングのビジネスモデルは一言で表すと「入会ビジネス」もしくはサブスクリプション(継続課金)型ビジネスモデルと考えられます。
とはいえ、ビジネスモデルの捉え方は定義づけされているものではないので、あくまで知識として覚えておくだけで大丈夫です。
コーチングビジネスは最初期に成果が求められるもの
この入会ビジネス(サブスクリプションモデルも同様)は、クライアントが入会した直後に必ず成果が求められます。
これは他のサブスクリプションモデルを考えてみると良くわかるでしょう。
たとえば、NetflixやHuluといった映像配信型のサブスクリプションモデルであれば、クライアントの課題は「見たい映像作品を見る」です。
この課題をクリアするためには、最初に見たい映像作品があり、入会と同時に見ることができなければいけません。
仮に課題がクリアされなければ、すぐにクライアントから契約を打ち切られます。
コーチングビジネスも同様にまずクライアントの課題を解決するところからスタート(ティーチングメイン)し、徐々にコーチングに移っていかなければ契約を打ち切られる可能性があると覚えておきましょう。
コーチングのビジネスモデルを成功させる方法
コーチングのビジネスモデルはサブスクリプションモデルであるということをお伝えしてきましたが、このモデルを成功させる方法は次のとおりです。
- 顧客に対してどのような利益をもたらすのかを考える
- 市場調査をする
- 集客方法とブランディングを確立する
それぞれ解説します。
顧客に対してどのような利益をもたらすのかを考える
コーチングのビジネスモデルを成功させる方法の一つ目は、顧客に対してどのような利益をもたらすのかを考えることです。
先ほどお伝えしましたが、コーチングはサブスクリプションなので短期的な成果と長期的な成果を考えなければなりません。
たとえば、よくあるダイエットのコーチングで利益をあげようと考えるなら、次のような成果が考えられます。
- 短期的な成果:◯ヶ月で◯kgの減量に成功(ティーチングメイン)
- 長期的な成果:ダイエットを通してパートナーを手に入れる(コーチングメイン)
短期的な成果を確実に出してクライアントから信頼を手に入れ、その信頼をもとに長期的な成果(クライアントが思ってもみなかった成果)を出して120%の満足度を達成するモデルを作りあげるといいでしょう。
ちなみにコーチングとティーチングの具体例を詳しく解説した記事が以下になるので、気になる方は参考にしてみてください。
市場調査をする
続いては市場調査を行い、見込みの顧客単価から年間の売上を予測しましょう。
具体的な市場調査方法をお伝えすると、次のとおりです。
- ココナラなどのクラウドソーシングサイト(おすすめ度☆)
- 企業にコーチングの見積りを依頼する(おすすめ度☆☆)
- 私(田中直子)のメルマガを読む(おすすめ度☆☆☆)
上記のように市場調査の方法は複数ありますが、コーチングを副業としてお試し起業したい方はクラウドソーシングサイトを中心に見てみるといいでしょう。
また、プロのコーチとして独立を視野に入れるなら、プロのコーチングがどれだけの価格で行われているかを確認すべきです。
とはいえ、企業に直接問い合わせをして見積りを依頼し、契約しないというのは「迷惑じゃない?」と感じてしまう方もいるでしょう。
ですから、市場調査をしたい方は私のメルマガを読んでおくと情報収集が簡単です。
個人で大きな成果をあげられているコーチの値段設定や集客方法についても配信しているので、気になる方は次の記事を参考にしてみてください。
集客方法とブランディングを確立する
顧客にもたらす利益や市場調査を通した単価の設定ができたら、集客方法を学び、ブランディングを行っていきます。
具体的な方法をお伝えすると次のとおりです。
- Web集客を中心に学び、見込み客を見つける
- 信頼してもらうためにセルフプロデュースをする
それぞれ解説します。
Web集客を中心に学び、見込み客を見つける
ビジネスモデルを確立し、クライアントを見つけようと考える場合はWeb集客が一番おすすめです。
というのも、Web広告以外の手段であれば、ほぼ無料に近いレベルで集客できるからです。
またWeb広告も使い方さえわかれば、1人のクライアントを見つけるまでに最低数千円程度しかかからなかった事例もあるので、資金に余裕がある方は検討してみてください。
より詳細にWeb集客を知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
信頼してもらうためにセルフプロデュースをする
またコーチングの商品はコーチ自体が商材になる場合が多く、第三者から見たときに信頼される必要があります。
その信頼を得るためにはセルフプロデュースを行っていきましょう。
セルフプロデュースの方法は複数ありますが、最も効果的な方法をステップ別にお伝えすると次のとおりです。
- コーチングを売る業界・分野で突出した成果をまずは自分自身で作る
- 信頼獲得のためにコーチング資格を取得する
- TwitterやInstagramといったSNSを開設する
- 購入見込みのクライアント像を決めて投稿を行う
- 収益化の目処がたてばツールを導入する
信頼してもらうためのセルフプロデュースをするためには、まず自分自身の実績が必要です。
ダイエットに特化したコーチであれば自身のダイエット記録、営業担当者向けのコーチであればしっかりとした営業実績があるといいでしょう。
プロコーチとして活躍したい方はコーチングの信頼できる資格を取得しましょう。
その後のステップにある、SNS運用はもちろん無料でできるので使わない手はありません。
またセミナーを開いていたり、個人のセッションができていたりするのなら、その様子を動画におさめてYouTubeにアップロードし、ショート動画を使って他の媒体にも宣伝するといった方法も考えられます。
ポイントは一つの素材を使って複数の媒体にアレンジして投稿することです。
すると、多くの方があなた自身のことを知ってくれるようになるでしょう。
コーチングのビジネスモデルを成功させる集客ステップ
ここまでコーチングのビジネスモデルを成功させる方法をお伝えしてきましたが、ビジネスをスタートさせるためには集客が最も大切です。
集客を成功させる具体的なステップをお伝えすると、次のとおりになります。
- コーチングに最適な集客方法を知る
- 集客して良さを知ってもらう
- モニターになってもらい圧倒的成果を残す
それでは詳しく解説していきます。
STEP1.コーチングに最適な集客方法を知る
先ほどもお伝えしましたが、コーチングに最適な集客方法はWeb集客です。
具体的な方法としては次のとおりです。
- ブログ
- SNS
- Web広告
地道に集客したい場合はブログ、セルフブランディングに役立てたいならSNS、お金を支払う余裕がある方はWeb広告という風に使い分けを行っていきましょう。
STEP2.集客して良さを知ってもらう
適切な集客ができると多くの方に認知されるようになります。
そのなかで、よりあなたのことを知りたいと思ってくれた方はメルマガ登録をしてくれるようになります。
メルマガ内ではあなたのコーチングについて発信し、どんな成果が見込めるのかを含め、あなた自身の情報を発信していきます。
そうすると、メルマガに登録してくれたユーザーはメルマガを通してあなたのことを深く知り、購入見込みのあるクライアントへと変化していきます。
集客からメルマガへの導線については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
STEP3.モニターになってもらい圧倒的成果を残す
最後のステップはモニターになってもらい圧倒的成果を残すことです。
モニターとは、数名限定で割引を行ってコーチングを受けてもらう人のことを指します。単価の50%程度までの値下げをしてみましょう。
値下げは購入しようとするクライアントの背中を押してくれるオファーのやり方であり、最初の数名にだけ行います。
もちろんサービス内容は妥協せず、120%の力で必ず実績を作るという意気込みが必要です。
その結果を口コミとしてあらゆる媒体で宣伝すれば、どんどんあなたの元に購入見込みのあるお客様が訪れるでしょう。
コーチングのビジネスモデルは誰でも応用可能!
今回の記事ではコーチングのビジネスモデルについて解説しました。
コーチングのビジネスモデルはサブスクリプション型で、誰でも応用が可能です。
とはいえ、コーチは実績がなければ集客にはずみがつけられないので、まずは1名のクライアントを獲得する集客に力を入れましょう。
コーチングの集客方法を詳しく知るなら、先ほどお伝えした私(田中直子)のメルマガが参考になると思うので、登録してみてくださいね。