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起業したいけど怖い?踏み出せない「その恐怖」の正体と解決方法7つ

「起業してみたいですか?」

あなたなら、どう反応しますか?

「いや、やっぱり無理だよ・・」
「なんだかんだいって、やっぱり会社勤めが良いよ・・」
「ものすごく大変そう・・」
「かっこいい!夢を叶えたい!」

様々な反応や声が聞こえてきそうです。

中には、本当は起業したいけれど、なかなか決断しきれない人もいるでしょう。
なぜでしょうか。

これまでのキャリアを振り返り、実績もスキルも人脈も積み上げた優秀な人材であるにもかかわらず「起業」する道を決めきれない人がいます。その理由に「ある恐怖」が隠れています。

この記事では「その恐怖」の正体と解決方法を7つご紹介いたします。

起業するのは怖い?

多くの人は、起業するのは「怖い」とまず最初に思うでしょう。

なぜでしょうか?
なぜ「怖い」というネガティブな反応が多いのでしょうか?

まず、自分の身の回りに「起業して生計を立てている方」がいますか?
「起業家」という言葉はメディアでよく聞くけれど、実際、身近な自分の生活圏内に何人いるでしょうか。

経済産業省「ベンチャー有識者会議」によると「身近に起業した人を知っているか」という質問では日本は14%と6~7人に1人しか身近に起業した人がいません。これは、先進国平均30.9%の約半分です。

日本では、まだまだ「起業して生計を立てる」働き方が少数派であることがいえます。

日本人特有の「不確実性を回避する」という国民性や保守的な性質も関係しているようです。
各国の国民性の違いを定量化した「ホフステッド指数」というものがあり「不確実性の回避」に関してはアメリカ人の2倍と言われています。

また、2014年にOECD(経済協力開発機構)が行なった起業家精神に関する調査では「もし、自営業者と被雇用者を自由に選択できる場合、自営業者を選択する」と回答した者の割合がアメリカでは50.9%であるのに対し、日本では22.8%の約半分という結果でした。

日本では会社員であれば、会社がつぶれない限りは一定の安定が保障されます。
日本人は、先の見通しが不確実な「自営業」を嫌う傾向が強いようです。

つまり、私たち日本人にとって「起業する」とは先が見えない「不確実性」の印象が強いためポジティブな反応が起こりにくいのではないかと考えられます。

なぜ、怖いと思うのか?「うまくいかないだろう」と思いやすい「恐怖」の正体 

ここでは、なぜ多くの人が「怖い」と思い「うまくいかないだろう」と二の足を踏んでしまうのでしょうか。
本当はやりたいと思っているにもかかわらず、一歩踏み出すことを躊躇ってしまうその「恐怖」につてご説明します。

以下ポイントを基にご説明いたします。

  • 売れない
  • 多忙になる
  • 分からないことが多すぎる
  • 借金を抱えるかもしれない
  • 多忙やストレスで病気になるかもしれない
  • 家族や友人に反対されそう
  • 成功できる自信がない
  • 一人で全てできない
  • 起業するには女性一人では無謀かもしれない
  • 無職になって生き残れず死ぬかもしれない

売れない

まず、最初に思い浮かべるのは「自分の商品・サービスなんかが売れるわけがない」と思い込んでいないでしょうか?

何も学ばず、何もしなければ確かに売れるわけがありません。
間違った方向でいくら頑張っても売れません。

しかし、正しい方向性と知識・情報・プロのアドバイスを基にコツコツ努力を重ねやり続ければ、いつか必ず一つは売れるでしょう。

多忙になる

起業・独立するということは、特に最初のスタートアップ時はやることが沢山ありますので時間がいくらあっても足りないでしょう。まさに、やることだらけの日々に忙殺されるでしょう。睡眠不足になるでしょう。

しかし、予め予測を立て準備することはできます。

今や「起業 準備」と検索すれば、手順や必要なやるべきことに関する情報がすぐに手に入る時代です。
開業日をXデイにし、逆算、To do リスト作成、いつまでに何を用意し準備するか、不測の事態でも自分で対応できるよう、ある程度の管理・コントールを予めすることは可能です。

分からないことが多すぎる

起業するとは、まさに、未知で不確実性の世界に飛び込むこと。

右も左も上も下も分からないことだらけの中「経営者」として全て自分で「判断」し「決断」していかなければなりません。誰も正しい答えは知らないですし、既存の事例もマニュアルもありません。
もしかしたら、その下した「決断」は間違っているかもしれません。

それでも、経営者として分からなくても「進み続ける」しかありません。

 借金を抱えるかもしれない

多くの人が「借金=悪」と思い込んでいないでしょうか?
現在、多くの日本企業で「無借金経営」は全体の何パーセントでしょうか?
「無借金=善」なのでしょうか?

会社の成長率や将来性という視点で見た時、どうでしょうか?
投資をしない会社はどうでしょうか?

起業し会社を経営する上で一番重要なのは「キャッシュフロー」です。
ここがぐらつくと、経営が成り立たず事業が続きません。

借金をしても返せる、つまり新規顧客や営業利益が毎月固定して獲得できており返済に充てられているかどうか
が非常に重要であり「借金の有無」が懸念点ではないのです。

つまり「信頼」できる会社・経営者なのかどうかが重要なのです。

 多忙やストレスで病気になるかもしれない

起業すると、本業に雑務に忙殺されて食事をゆっくり摂る時間もなくなり、睡眠時間も今より減るかもしれません。
スタートアップ駆け出しの時は、うまくいかないことだらけによるストレスで気が滅入ってしまうかもしれません。

しかし、そんな日々は想定内です。

開業日をXデイにし、その日から逆算し今の健康状態を改めて見直す良いきっかけになるでしょう。
喫煙しているのであれば禁煙し辞めましょう。過度な飲酒習慣や運動不足、糖質制限、栄養管理、ストレス発散方法など全て「自己管理」です。

難しいのであれば、医療の力やプロの手を借りて「必ず起こりうるであろう人生最大絶不調の自分」を癒す対処方法のカードを開業日までに必ず複数持っておきましょう。

「起業」以前の話になりますが健康であることは全ての活動における「資本」です。

 家族や友人に反対されそう

起業したいと家族や友人、同僚に思い切って打ち明けたら、どんな反応がかえってきそうですか?

「やめておけ」「私や子供達はどうなるの!?」「大変だよ~」「失敗したら、どうするの?」「え!すごい、頑張ってね!応援してる」など、様々な声が聞こえてきそうですね。

もし、自分が想像した以上にネガティブで猛反対・猛反発をくらったら「そうだよね・・・やっぱり」といって
起業することを諦めますか?

あなたが志した「起業」はその程度で終わってしまうのでしょうか。

成功できる自信がない

何か初めてのことに挑戦する際、自分はできる!と自信満々で挑める人は世の中にどれくらい、いるでしょうか?

最初から2輪の自転車にすいすいと乗れた子供は、どれだけいるでしょうか?
いきなり1発目で、逆上がりができた子供は、どれだけいるでしょうか?
英会話初心者の人がネイティブの外国人と初対面でペラペラと流暢に完璧に話せるでしょうか?

大多数の私たちは、大体一発目はうまくいきません。
そんなもんじゃないでしょうか。

重要なのは、それを「どう捉えるか」です。

一人で全てできない

起業すると、一人経営者になりますから本業も雑務も全て一人でやらなくてはいけません。
起案も承認も遂行も全て最初から最後まで自分です。

しかし、本当に「全て一人でできないと」いけないのでしょうか?
ビジネスパートナーを持つことやアウトソースする選択肢はどうでしょうか?
最先端のテクノロジーやIT、これからはAI技術を使って任せられないでしょうか?

また、駆け出し時の初心者として困ったことやトラブル時などは相談できる自分専任のプロコンサルタントをつけておけば「全てを一人」で抱え込む必要はありません。

起業するには女性一人では無謀かもしれない

以前は「起業家」と聞くと、男性・若手というようなイメージがあったかもしれません。
昨今、女性起業家の方も少しずつ増えてきました。

昨今の副業起業・フリーランスの増加により「起業家」といっても多様な起業家の働き方があるようです。
こちらの「2020年度起業と起業意識に関する調査」によると※「パートタイム起業」「起業関心層」といった新しい層が日本でも生まれ始めています。この「パートタイム起業」には「29歳以下」や「女性」の割合がかなり高いことが分かっており「起業家」の予備軍と言えるのでしょう。

※「パートタイム起業」とは、事業に充てる時間が1週間当たり35時間未満の事業を行いながら、会社勤務もしていることを指します。

実際には専業主婦や子育て中の方で活躍されている方もいらっしゃいます。
女性だから、男性だからという理由は、もう関係ないのではないでしょうか。

「今、本当にこれをやる必要があるのか?」と今一度、自分のビジネス事業計画を見直す良いきっかけになるかもしれません。また、システム技術による自動化など導入を検討できないでしょうか。

一人で全て抱え込む必要はありません。

お子さんがいる場合でも、育児・家事のサポートや代行サービス、便利なミールキットなど様々な有難い手段や選択肢は世の中に探せばあるものです。予め調べて、準備しておきましょう。

 無職になって生き残れず死ぬかもしれない

起業したら、うまくいかず、借金は膨れ上がり、支払いが払えず、家は差し押さえられ、家族に逃げられた。再就職もできず、孤独になり、収入は途絶え、自暴自棄になり、酒に溺れ、薬に手を出し、体を壊し、最後は一人寂しく死ぬ。

今述べた文章は「起業したら人生で最低最悪なことが起きた」ことを著者が妄想仕立てに書きました。

どうでしょうか?
その通りに現実に起こりそうでしょうか?
「起業した」から起こりそうでしょうか?

もしかしたら、本当にそうなるかもしれないし、そうならないかもしれません。
「起業したから」必ずうまくいかない、と思い込んでいないでしょうか。

最悪の結果、最後一人寂しく死んでしまう前にあなたなら、どの時点でなんとか解決しようと行動に移しますか?

初めの一歩を踏み出そう!起業前に「その恐怖」を解消する7の方法

ここでは、

  • マーケティング・セールスの知識を勉強する
  • 時間管理を見直す
  • 相談できるプロのコンサルタント・コーチを持つ
  • 資金調達を確実にしておく
  • ストレス発散・リフレッシュ方法を必ず決めて用意する
  • リスクの少ない「副業」から始めてみる
  • 「成功」と「失敗」の定義を考える

の7つをご説明します。

マーケティング・セールスの知識を勉強する

まずは、とにもかくにも「売れる」ことかが全てです。
経営者として「営業」なしに事業も会社も存続はありえません。

売れなかったらどうしようと悩み「起業」することを諦める前に、マーケティングやセールスの知識を勉強しておきましょう。

集客あって、お客様あっての「ビジネス」です。

時間管理を見直す

スタートアップ時は、とにかくやることが多すぎて、ありきたりな表現ですが、本当に猫の手も借りたいくらいでしょう。

自分一人で抱え込まないように「(頼れる)人・モノ・お金」をうまく使い「時間」を確保しましょう。
アウトソースできるもの、そのための資金、頼れる人脈、ITやAI技術の導入、本当に今、やらなくてはいけないことなのかどうか見直し、多忙すぎて困った時に使える切り札を予め準備しておきましょう。

相談できるプロのコンサルタント・コーチを持つ

一人で取り組むと視点が偏りがちになるものです。

判断するにも、複数の視点や意見があると納得のいく後悔しない決断がしやすいでしょう。
自分よりも経営の経験が豊富なコーチやコンサルタントを付けておくことで、困った時のアドバイスを貰える環境を用意しておきましょう。

また、同時に、同じ「起業仲間・同士」がいる環境に身を置くことで互いに切磋琢磨、時に励まし合いながら、競争し合いながら取り組めることでしょう。

「類は友を呼ぶ」

環境も人も自分で選びましょう。

資金調達を確実にしておく

経営は「キャッシュフローが命」と言えるでしょう。

「借金すること=悪」ではありません。
毎月、固定収益の見込みや返済の見通し、将来性や信頼性があればお金は借りられます。
資金があれば、その分、投資やアウトソース、広告などに充てることができ事業拡大や会社成長の実現が可能になります。

金融機関や中小企業向けの日本政策金融公庫などから資金調達する際、一番重要なのは「信頼性」と「将来性」です。

ストレス発散・リフレッシュ方法を必ず決めて用意する

起業し、経営者として会社も事業も存続させていく中で、「人生最大絶不調な」時期は必ず訪れるものだと覚悟しておきましょう。

どんなに頑張っても、何をしても、うまくいかない八方塞状態。

自分なりのストレス発散・リフレッシュ方法を必ず複数持っておきましょう。

リスクの少ない「副業」から始めてみる

それでも、どうしても、やっぱり「怖くて」一歩踏み出せない方は、リスクの少ない「副業」から始められてみてはどうでしょうか。

いつ辞めても、誰からも咎められません。
また、好きな時に再開してもいいですね。

実際に少しずつ「副業」で行動しながら数年後に「起業」に結び付ける方法も可能でしょう。
ゆっくり自分のペースで、でも、理想と夢は諦めたくない方に合った方法の一つでしょう。

「成功」と「失敗」の定義を考える

最後に「成功」と「失敗」について考えて頂ければと思います。
起業するとなると、感じる「恐怖」の一番の理由は「失敗したくない」からではないでしょうか?

「失敗」すると、どうなるのでしょうか?どう感じるでしょうか?誰に何と言われそうですか?

日本人の文化として、人目を気にする、周囲の評価を気にする「恥の文化」があります。
「恥」の文化とは、意識が「外」に向けられていることを意味します。一方、欧米では「罪」の文化で神様が見ているから、という意識が根底にあるため、自分自身内面の良心を重視します。

「恥」の文化は度が過ぎると人目を気にしすぎる、つまり、周囲に「失敗した」と思われないかと「他者」や「世間体」を気にしすぎることになります。

そして、あなた自身も「失敗」を「失敗」と捉えている限り、それは「失敗」となり、周囲からも「失敗」と言われ「恥」を感じるでしょう。

しかし、たとえ失敗し周囲に何と言われようとも、あなた自身が失敗を「どう捉えるか」次第で変えられます。

有名なユニクロの会長・柳井正氏の言葉で「10回新しいことを始めれば、9回は失敗する」とあります。ビジネスは1勝9敗である、と。

その9敗のうち1敗も挑まないまま、本当はやってみたいことがある情熱を胸に秘めたまま時間が過ぎていく人生で本当によいでしょうか?後悔しないでしょうか?

まとめ:起業する前の入念な準備と「失敗した時」の捉え方で何度でも挑戦できる!

「起業する」という決断はとても勇気がいることで、当然「怖い」という感情を持つでしょう。

しかし、その感情を認めたうえでできることは沢山あります。
入念に準備をすることでその「怖い」感情を少しでも軽減することはできます。

そして「失敗」することも想定内で、あとは、あなた自身がそれを「どう捉えるか」だけで、何度でも挑戦することができます。

あなたの捉え方次第で。

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